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首相が“汚染水”現場を視察、5・6号機廃炉も要請
安倍総理は19日、国内外で懸念が広がっている、福島第一原発の汚染水漏れ現場を視察しました。総理は自ら前面にたって取り組む姿勢をアピールし、新たに東電の広瀬社長に対し5号機と6号機の廃炉を要請しました。
「大変過酷な仕事ですが、地域の未来、日本の未来は皆さんの双肩にかかっている」(安倍晋三総理大臣)
19日、東京電力福島第一原発を訪れた安倍総理は、まず最初に、汚染水のタンクをパトロールしている作業員の前で挨拶し、一人ひとりに「ご苦労様です」と激励の言葉をかけました。そしてバスに乗り、原発の敷地内を移動。汚染水漏れの現場に向かいました。
「状況はコントロールされていると私が保証します」(安倍晋三総理大臣 IOC総会・今月7日)
IOCの総会で汚染水問題は「コントロールされている」と明言した安倍総理ですが・・・。
「今の状態は申し訳ありません。『コントロールできていない』と我々は考えています」(東京電力 山下和彦フェロー 民主党原発対策本部会議・13日)
その後、東京電力の技術顧問が否定するなど、内外の懸念は払拭されていません。
防護服を着て赤いヘルメットをかぶった総理がまず視察したのは、汚染水から放射性物質を取り除く「ALPS(アルプス)」と呼ばれる装置です。今月にも稼働する予定で、担当者から詳しい説明を受けました。続いて、汚染水漏れがあったタンクの周辺へ。前回、総理就任直後に福島第一原発を訪れた際にはバスの中からの視察でしたが、今回はバスを降り、総理自身の目でじっくり現場を確認しました。また、19日の視察には海外メディアの同行も許可され、総理が先頭となって問題に取り組む姿勢を国内外に強調する狙いが色濃く出た格好です。
「汚染水の影響は湾内の0.3平方キロ以内の範囲において、完全にブロックされているわけであります。しっかりと国が前面に出て、私が責任者として対応していきたい」(安倍晋三総理大臣)
視察後、安倍総理はこう語った上で、東電の広瀬社長に対し、期限を決めてタンク内の汚染水を浄化することや、福島第一原発の5号機と6号機の廃炉を決めることなどを要請し、広瀬社長からは汚染水の浄化は2014年度中に完了させ、5号機と6号機の扱いは年内に判断するという回答があったと明らかにしました。
総理の発言について、福島県の漁業関係者からは・・・。
「口だけは言ってるけど手の方は動いてないというような、今までの状況はそういう状況だったので、再度そういうふうに言うのであれば、それは確実に実行してもらいたい」(いわき市漁協 矢吹正一組合長)
一方、汚染水漏れの問題をめぐり、新たな波紋も広がっています。東電が事故直後に、汚染水が海に漏れ出さないよう1000億円をかけて遮水壁を設置する計画を策定したものの、経営破たんを懸念して先送りしたと、民主党議員が明らかにしたのです。
「1000億円の債務が加算されることに対し、資本市場に対して混乱を招くので、プレス発表を控えてほしいと(東電は)おっしゃってこられた」(民主党・馬淵澄夫元首相補佐官)
しかし、当時経済産業大臣だった民主党の海江田代表が遮水壁の設置の先送りを容認していたことも判明し、汚染水の問題で安倍政権を追及しようとしていた民主党側にも問題は飛び火しています。(19日17:30)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2015489.html
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