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民主党に首相を批判する資格はあるのか 福島第1原発の遮水壁設置見送り問題
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130918/plt1309181147002-n1.htm
安倍晋三首相は19日、東京電力福島第1原発を視察し、汚染水漏れ対策の進捗状況を確認する。2020年東京五輪招致での最終プレゼンテーションで、首相は「状況はコントロールされている」と明言しただけに、公約実現に向けて“陣頭指揮”を執る姿勢を示す。こうしたなか、民主党政権時代の2年前、東電が遮水壁設置を見送っていた問題が注目されてきた。
「事故直後から『水(=汚染水や地下水)との闘いになる』ことは分かっていた。対策費が膨大になるため、国が当初から関与すべきだった。その決断ができなかった民主党政権が今になって批判するのはおかしい」
エネルギー問題に詳しいジャーナリストの石井孝明氏はこう語る。民主党のブーメランといえそうな遮水壁見送り問題は後述するとして、安倍首相の2回目の原発視察は17日、菅義偉官房長官が発表した。
今回の視察では、安倍首相が防護服を着用して汚染水漏洩現場を間近で確認するとともに、貯蔵タンクの監視に当たっている作業員を激励する。首相自らが現地に乗り込み、事態収拾への強い姿勢を見せることで、安全性を国内外にアピールする狙いもありそうだ。
安倍首相は今月7日、ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会のプレゼンテーションで、汚染水問題について問われ、「全く問題はありません」「抜本解決に向けたプログラムを私が責任を持って決め、着手した。着実に実行していく」と即答。これがIOC委員の好感を呼び、東京招致が決まった経緯がある。
直前には、汚染水対策などに国費470億円を投入して東電任せではなく、国が前面に出る姿勢をアピール。
産経新聞社・FNN(フジニュースネットワーク)が14、15両日に行った合同世論調査では、政府が前面に出て対策を講じることに「支持する」と答えた人が85・1%に上った。
これに対し、民主党は13日の対策本部で、増子輝彦副代表が東電の山下和彦フェローに、「安倍首相が『コントロールされていて全く問題ない』と説明した。その通りなのか」「だから今の状態でコントロールされていないとはっきり言って!」と激しく詰め寄り、山下氏から「今の状態はコントロールできていないと考える」との発言を引き出した。
民主党の大畠章宏幹事長らは「首相の責任問題もある。国民に説明を求めたい」と述べるなど、汚染水問題を政権攻撃の材料にしつつある。
ところが、朝日新聞は18日朝刊で、原発事故後の2011年6月、東電は汚染水の流出を防ぐ遮水壁の設置を検討しながら、約1000億円の費用から経営破綻の恐れがあるとして着工を先送りし、当時の民主党・菅直人政権は国費投入の決断に至らなかった−などと報じた。現在の海江田万里代表は当時、原発担当の経産相だった。
この経緯の一端は、原発事故収束担当の首相補佐官だった馬淵澄夫幹事長代行が先月23日、夕刊フジ連載「俺がやらねば」で明かし、「(食道がんで亡くなった第1原発の)吉田(昌郎元所長)さんが『何やっているんだよ』と言っているような気がしてならない」と記している。
国民はいつまで、民主党政権の置き土産に苦しめ続けられるのか。
[ZAKZAK(夕刊フジ) 2013/09/18]
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