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2013年09月18日

　政府の有識者会議の一つである「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」（安保法制懇）がきのう９月１７日に７ヶ月ぶりに再開され、これがきょうの各紙に大きく報じられている。

　この有識者会議は集団的自衛権行使の容認に向けて解釈改憲を目指そうとしているから、大きな政治問題として関心を集めるのも無理はない。

　しかし、もっと深刻で、危険な有識者懇談会がつくられ、我が国の将来の外交･安保政策を決めようとしている事を見落としてはならない。

　それは９月１２日に初会合が開かれた「安全保障と防衛力に関する懇談会」（安保戦略懇）である。

　なぜより「深刻で、危険」なのか。

　それは、そこで提言される安保戦略が日本ではじめてつくられる包括的な外交、防衛政策であり、年末に改定される「防衛計画の大綱」に反映されるからである。

　　「防衛計画の大綱」といえば内閣安全保障会議での決定を経て策定される我が国の防衛政策の基本である。

　その政策が、安倍首相が恣意的に選んだ一握りの有識者により提言され、「防衛計画の大綱」の上位に置かれる。

　この事だけでも深刻で危険なことであるのに、報じられているところによれば、中国を仮想敵国にした有事を想定した防衛政策となるおそれがある。

　解釈改憲どころではない。

　平和憲法に対する正面からの挑戦である。

　それだけではない。

　もしそのような安保戦略が策定され、公表されれば、日本と中国との関係は決定的に敵対することになる。

　護憲論者はいまこそ立ち上がらなければウソだ。

　いや、我が国の外交、防衛政策を策定する立場にある良識ある外務官僚、防衛官僚、自衛隊幹部は、御用学者に政策を委ねる安倍政権にいまこそ反旗を翻さなければならない・・・

コメント
01. 2013年9月18日 12:50:51 : L3oWjvNiyM 平和主義で生きていける世界ではないのだ、歴史を振り返れば分かるはづ。 中国を仮想的として戦略を策定しておくことは当然であり、さらにアメリカを 仮想敵国として戦略・戦術を策定しておかねばならない。 　戦争の出来る国家にならなければ日本は滅びる。 まづ、自衛隊を国軍としなければならん。国軍とは何か？ 軍隊内でのみ適用される軍律をつくることだ。今の自衛隊では、敵兵を殺せば 殺人罪になる。軍事法廷もちゃんと作らねばならん。 　軍隊の基本として、なになにをやってはいけない、その他は自由にやって良い ってのが普通、自衛隊は、これこれだけやって良い、その他は駄目なんつー 世界の常識にはづれた非常識軍隊だ。
02. 小沢主義者 2013年9月18日 12:53:45 : 7wZirE2El0uhY : FUviF2HWlS ＞いや、我が国の外交、防衛政策を策定する立場にある良識ある外務官僚、防衛官僚、自衛隊幹部は、御用学者に政策を委ねる安倍政権にいまこそ反旗を翻さなければならない・・・ そうだね。 何の責任をも負わない御用学者の意見が一番危険。 その次に危険なのが、部下の生命に対して責任を負う自衛隊幹部・防衛官僚よりも、自分らの面子のために安全保障を利用する外務官僚の方がよほど危険。 まず、元外交官の天木直人氏が小沢一郎氏のお知りなめを直ちに止めることから始めよ。 詐欺的な安全保障政策を掲げる生活の党は危ない。
03. 2013年9月18日 22:22:06 : kjUjXoiP6k 01様 平和主義では生きられないから、積極的平和主義なんですね。
04. 米犬 2013年9月19日 06:19:06 : PUHl6PtDGaXFs : 4Q80R8Zler 中国が敵なのではなくて、中国に寄生している中国共産党が全世界の敵 現在の中国軍の状態を見て準備しない馬鹿はいない いつまで「困ったときはアメリカ様助けてください」を言うつもりだ！ 自衛隊に護衛されたピースボートを思い出さす
05. 2013年9月19日 09:30:39 : WdzqaemubE 世界悪のメーソン・イルミナティ連合が世界最大の敵なのではないでしょうか？ （誰か分かる人は分かっています。日本にもいます。） 中国共産党ばかりを敵としては、「国家対国家が敵である」という 罠に陥ってしまい、 真実や本質を見誤ります。 中国のみなさんは、決して日本人の 本当の敵ではないでしょう。彼らも これまでの日本人のように、踊らされて、眼くらまされているだけです。 また、日本と同じで多く、戦争に反対の立場の良識ある者の声を 大きく報道しません。 日本人の祖先は、中国大陸のみなさんと 確実に繋がっています。 我のみ大将で痛い人らは、己の中にいる敵を打つのが先です。 どうしてメディアの伝える「ドイツもコイツも」(誰も）、心が狭いのでしょうか？ それこそが戦を生みます、地球破壊の敵になります。 メディアを持っている、大株主の意向を考えてみれば、 戦争を欲して潤ったり、国家赤字をチャラにできたり、兵器消費で 大儲けできて喜ぶのは誰か分かります。 この間の戦争と同じです。
06. 2013年9月19日 09:32:42 : WdzqaemubE 訂正します。（申し訳ありません。） 大将で痛い人ら（誤） 大将でいたい人ら（正）
07. 小沢主義者 2013年9月19日 16:20:57 : 7wZirE2El0uhY : FUviF2HWlS >>04 米軍は日本軍の瓶の蓋。 米国は、中国市場が世界に開かれている限りにおいては、東亜で日本軍の勢力が復活するよりは中国軍の伸張を容認している。

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