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「検察が悪用できる検察審査会制度」(EJ第3633号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/374882579.html
2013年09月17日 Electronic Journal
陸山会代表の小沢一郎氏とその元秘書で元衆院議員の石川知裕
氏をめぐる陸山会裁判において、最高裁が石川氏の上訴にどのよ
うな裁定を下すかが注目されています。
というのは、いま、小沢氏を強制起訴に追い込んだ検察審査会
に重大な疑惑が渦巻いており、その検察審査会を仕切っているの
が最高裁判所の事務総局であるからです。
重大な疑惑とは、小沢氏を強制起訴した2度目の検察審査会が
実際には開かれておらず、架空の「起訴議決」であった可能性が
きわめて高いことです。もし、それが真実であったとすると、こ
れはきわめて重大なことになります。
これに対して疑惑を抱き、前参院議員の森ゆうこ氏の力を借り
ながら、何回も最高裁事務総局に足を運んで疑惑の究明に尽くし
たのが志岐武彦氏です。志岐武彦氏は2009年からブログ「一
市民が斬る!」を主宰し、陸山会事件の取材をされています。こ
こからの記述は、森ゆうこ氏と志岐武彦氏の次の2冊の著書を中
心に、ネットの情報を加えて書いていきます。
―――――――――――――――――――――――――――――
志岐武彦/山崎行太郎著『最高裁の罠/the Trap for Ozawa』
/K&Kプレス
森ゆうこ著『検察の罠/小沢一郎抹殺計画の真相』
/日本文芸社
―――――――――――――――――――――――――――――
検察審査会という制度はどのような目的で作られたのかという
と、検察の裁判所への公訴(起訴)を国民目線でチェックするこ
とを目的としています。なぜなら、事件について起訴する権限は
日本では検察官が独占しているからです。
たとえば、ある犯罪事件について検察が容疑者を不起訴にした
場合、国民目線から見てその処分が不服である場合、その判断の
妥当性を審査するのが、検察審査会の役割なのです。議決には次
の3つがあります。
―――――――――――――――――――――――――――――
1. 起訴相当
2.不起訴不当
3.不起訴相当
―――――――――――――――――――――――――――――
「起訴相当」という議決は、検察官は不起訴にしたけれども、
国民目線から考えると、起訴すべきであるという議決です。これ
は検察審査会としては一番強い議決であり、この議決が出される
と検察には再捜査が求められるのです。
「不起訴不当」も「不起訴にしたのは不満である」という「起
訴相当」に近い議決であり、検察には再捜査が求められます。し
かし、再捜査の結果、もう一度不起訴処分が出ると、それで不起
訴処分が確定するのです。この場合、その不起訴処分を不服とし
て、検察審査会に告発することはできないのです。
捜査報告書を偽造した田代元検事に対しては、「不起訴不当」
の議決が出されましたが、検察の再捜査はやはり不起訴だったの
で、田代氏の不起訴処分が確定しています。
「不起訴相当」は、検察の不起訴処分を不服として審査した結
果、やはり検察の下した不起訴処分は妥当であるという結論が出
た場合に出される議決です。
これら3つの議決のうち、「起訴相当」議決が出て、検察によ
る再捜査が行われ、やはり不起訴処分が出されたとき、これに関
しては再び検察審査会に告発できるのです。そして、検察審査会
で再び「起訴相当」議決が出されると、検察によらず強制起訴す
ることができます。小沢氏の場合がそれに当たります。
2009年5月20日以前は、検察審査会の議決に拘束力はな
かったのです。しかし、それ以降は検察審査会によって2回「起
訴相当」議決が出ると、強制起訴できるようになったのです。
2009年といえば、自民党麻生内閣のときであり、政権交代
前で小沢民主党が圧倒的な力を有していたときです。陸山会事件
や郵便不正事件など、検察の暴走がはじまった時期に一致してい
るのが気になります。
ちょっと考えると、検察にとって検察審査会制度は、自らの刑
事処分にケチがつけられるわけですから、面白くない制度のはず
です。しかし、そこは法律のプロの検察のことですから、法律の
条文に検察が不利にならないような細工を施しているのです。
検察審査会の審査は、国民のなかからくじ引きで選ばれる審査
員11人によって行われますが、審査員全員出席が条件になって
いるので、補充員が11人用意され、欠席人数は補充員が充てら
れるようになっています。検察審査会の議事は過半数で決められ
ますが、「起訴相当」や「起訴議決」は審査員8人以上の賛成を
必要とするのです。
審査に当たっては、審査員のほとんどは法律の素人ばかりであ
るので、不起訴処分を出すにいたった経過や捜査状況、証拠など
の捜査資料、捜査報告書などに基づき、担当検察官が検察審査会
に出向いて説明を行うことになっています。また、検察審査会が
審査を行うに当たって、法律に関する専門的な知見を補うため、
「審査補助員」という名の弁護士がつくことになっています。
もし、検察がある被疑者について、現在の証拠に基づいては起
訴できないが、どうしても起訴させたいと考えたとき、検察とし
ては不起訴処分を行うが、検察審査会に強制起訴させるべく誘導
することは十分可能なのです。
小沢氏の場合はまさにそれに該当するのです。検察は不起訴処
分に関する捜査資料のほかに、検察の内部文書である捜査報告書
を偽造して検察審査会に送致し、それに基づいて担当検察官が出
向いて説明を行っているのです。もし、検察官が悪意をもって、
小沢氏を強制起訴させたいと思えば、十分可能です。被疑者の小
沢氏には何も抗弁する機会を与えないのですから。しかも、審査
補助員は、いずれも「ヤメ検」であり、検察とは意を通じやすい
弁護士が任命されているのです。─ [自民党でいいのか/55]
≪画像および関連情報≫
●世論操作で動いた検察審査会!/あるブログより
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検察審査会は非公開だ。検察審査会のメンバーには誰が選ば
れ、どのような議論をしたかは国民には公開されてない。闇
の中から「議決」が出てくる。まるで神か悪魔のお告げだ。
あなたにも私にも、その神か、悪魔のお告げの力が与えられ
ることがある。面白いと思うか、怖いと思うか。小沢政治資
金問題は不正な証拠がないのに、いかにもあるかのように捏
造歪曲報道されている。革新の大政治家小沢議員は、検察に
とっては目の上のたんこぶの敵だ。決して味方ではない。そ
の敵の検察が裁判では小沢議員を有罪にできないと判断して
起訴してない。その検察は無実な人を落とし入れようと証拠
の改ざんまですることが暴露されている。検察官が証拠隠滅
の罪で起訴された。恐ろしい世の中だ。その検察さえ、小沢
資金問題では不正な証拠を見つけられず、証拠をでっち上げ
することもできずに起訴をあきらめた。なのに、素人の国民
から選ばれた検察審査会は小沢議員を起訴しろと議決を出し
た。有罪にする証拠もないのに、裁判で有罪にできるわけが
ないだろう。審査委員は「世論」と言う得体の知れない群集
心理にかられて、正しい洞察力を喪失してしまったのではな
いか。操作された「世論」は容易に国民を洗脳して、その思
考能力を奪い去ることもできることは歴史が実証している。
審査委員には一般家庭のおじさん、おばちゃんが選ばれる。
裁判のことは何も知らない人が多いのは当たり前だ。その審
査委員は何を根拠に「小沢議員を裁判にかけろ」といってい
るのだ。映画の西部劇の縛り首のリンチ裁判を連想する。町
の黒幕が民衆をそそのかし、宿敵をリンチ裁判にかける構図
である。 http://bit.ly/18hrdyG
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