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2013年09月16日
今日は「敬老の日」である。この祝日は昭和23年に出来た法律により、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨なのだそうである。フ〜ン?と云う気分だが、敢えてケチはつけないでおこう(笑)。現在は65歳になると高齢者らしいのだが、正直彼らを“老人”と呼ぶのがふさわしい言葉なのか、すんなり受け入れる気持にはなれない。何も、筆者は老人が嫌いなわけでもないし、敬う精神が欠如しているわけとも思えないが、どうにもストンと胸におさまらないのである。先ずは、敬老の日にちなんだ「シニアコム」の世論調査を時事が伝えているので引用する。
≪「敬老の日」対象、自認は1割=65歳以上、特典は積極利用−民間調査
「敬老の日」の対象に自分が該当すると思う65歳以上はわずか1割−。市場調査会社「シニアコム」(東京都港区)が行ったアンケート調査で、そんな高齢者の意識が浮かび上がった。同社担当者は「65歳以上でも、自分を高齢者だと思わない人が多いようだ」としている。
調査は9月、65歳以上の男女を対象にインターネットで実施。528人から有効回答を得た。
その結果、「敬老の日」が自分たち向けの祝日だと思うか尋ねたところ、「そう思う」は3.2%、「ややそう思う」は8.9%だった。「どちらともいえない」は19.3%で、否定的な回答が7割近くを占めた。
気持ちの上で感じる自分の年齢について、78%が「実年齢より若い」と回答。電車やバスの優先席を利用したことのない人は、65〜74歳で43.8%に上った。
一方、65歳以上が対象の「シニア割引」などのサービスを利用する高齢者は73.8%で、特典はしっかり活用する傾向も。最も利用されているのは、コンサートや映画の割引だった。≫(時事通信)
この調査でも理解可能なように、最近の高齢者と云うもの、相当にいかがわしいのである。何故筆者がこんなことを書くかというと、65歳から75歳くらいの高齢者と呼ばれる人々の間に、上記のような恥を知らない、その癖、権益や利便は享受すると云う“あさましさ”が垣間見えるからに他ならない。身障者の駐車禁止除外ステッカーの不正利用でも見られる事だが、日本文化の最も最たる誉は「恥の文化」ではなかったのか。今や、東京などという街の高齢者は“旅の恥はかき捨て”こそが生甲斐のような人種が溢れている。
若い世代の見本になるどころか、若い世代以上に傍若無人なのである。自転車で街中を疾走し、相手を傷つけるような行為はしないが、道路の右も左も関係なく、時にはど真ん中をウロウロと徘徊するように動き回る“老人ふらふら自転車”ほど迷惑至極なものはない。中高年登山も度々世間に迷惑をかけ続けている。クリニックは高齢者とガキの巣窟だ。まぁそれが生甲斐ならそれも良いだろう。しかし、ドクターを一人占めして、延々と井戸端談義をされたのでは、世間の害毒でさえある。
75歳くらいまでは、平均寿命の関係からみて、然したる老化はしていないに違いない。しかし、社会が彼らを老人として、現役世代から追い出すのである。気力も体力も資金も豊富な彼らが、世の為人の為に尽くすかと言えば、そう云うことは望む薄だ。彼らの多くは戦後の大混乱で苦しんだわけでもなく、長きに亘る耐乏生活を強いられる事もなく、高度経済成長の中で、ぬくぬくと育ち、生き抜いた世代なのである。筆者からみれば、彼らはよく言われる「逃げ切り世代」なのである。しかも、戦後日本の“上澄み”のようなイイ所だけを喰い尽した世代だとも言えるのだ。
筆者の知っている彼ら高齢者は、バイアグラ等々の支援を受け、性的にも枯れることを知らない。彼らの半分近くが、性的に現役で、古女房ではないパートナーとの愉しみに耽っている。週刊ポストでは、中高年のセックス特集を毎週のように組み、大好評で売り上げを確実に伸ばしているそうである。この世代が、日本中の世代の中で最もブランド志向が強く、ビトンのバッグや“いつかクラウン”の虜になっている。海外旅行なども行ってみても、若い連中に見た貰いたい場所に、中高年者がたむろしている(笑)。
勿論、そうではない人々も沢山いるだろうが、この筆者の指摘はまったく的外れな話だとは思わない。2020年東京オリンピック決定で、一番歓んでいるのもこの世代だろう。拘束されることがなく、時間を持て余し、体力も維持されているのだから、オリンピック観戦世代としては余りにも最適だ。15日総務省発表の高齢者推計人口によると、同日現在の65歳以上の高齢者は総人口の25%に達している。年金や医療費の増加は歯止めがかからず、公的債務が年60兆円と云うのだから、財政が破綻しても不思議ではない。せめて、医療費負担が1割から2割になったことは、自民党の蛮勇だが、現役世代並みに出来ないのが政治の限界かもしれない。
この医療費も、70歳以上の医療費が全体の医療費の44%を占めると云うのだから、健康志向も程々にしたらどうか、と毒づきたくもなる(笑)。仮に、現在の高齢者の受益負担が、現役世代並みに公平なら、それも悪くはない。しかし、彼らは少ない負担で、多くの受益だけを享受している。これで、孫子の代に借金は残せないと言いながら、何処か変なところはないか?と体調管理に余念がないのには参ってしまう。消費増税も、受益を享受する為には致し方あるまいと云う考えのようだが、そもそも過大受益者である事実にはソッポを向いている。それに、消費増税と云うものは、筆者は何度も言っているが、70歳の高齢者よりも、10歳の子供の方が長く、その消費税率を負担するのであり、到底、孫子の代に借金は残せないわけではない。やはりツケ回しの擬態に過ぎない。
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