http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/784.html
Tweet |
【政治】
スパイ容疑で拘束の朱教授 中国未公開文書入手か
東京新聞 2013年9月15日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013091502000130.html
東洋学園大教授の朱建栄氏(56)がスパイ活動の疑いで、中国国内で拘束されたと伝えられている。容疑の内容は不明だが、朱氏のこれまでの発言や著作の中には、中国政府の未公開文書のものと思われる情報が含まれており、関係者の注目を集めていた。 (編集委員・五味洋治)
朱氏は上海の華東師範大学を卒業後、上海国際問題研究所に所属した。中国と北朝鮮の関係が専門だったが、中国では微妙な問題なため、日本に来て研究を続けた。最近は中国の内政や日中関係にも言及していた。
今年四月に都内で行った講演で、朱氏は中国の北朝鮮に対する姿勢について「(核兵器などの)大規模破壊兵器の開発に反対し、改革開放に誘導する動きを強める」との見通しを語った。
実際、中国の中央政府は地方政府や企業に対し「多少の損があっても忍耐強く北朝鮮を支援するように」と指示を出したという。今の中朝関係は、朱氏の説明に近い状態だ。
日中関係で最大の焦点は沖縄県・尖閣諸島。朱氏は定期的に発行するニュースレターの中で「五十年間公開できない外交文書を中国の学者経由で入手した」として、原文の一部を紹介した。
(1)一九七四年十一月十四日の韓念龍副外相と東郷文彦外務次官(2)七八年四月十四日、北京駐在の日本大使館公使と王暁雲アジア局長との対話記録−などだった。
中国は七二年の国交正常化交渉で、尖閣問題の棚上げで日中が合意したと主張、日本政府は否定している。
朱氏の資料によれば日本大使館公使は「尖閣諸島の帰属をめぐり日中の意見が違う。両国の指導者はこの問題の棚上げで合意した」と述べていた。日本側に「棚上げ」の認識があったと受け取れる内容だった。
朱氏の研究者仲間の一人は「朱氏は慎重な人だが、時々ニュースソースを具体的に話すことがあり、はらはらした」と話した。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。