http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/776.html
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いまは石炭の代わりがシェールガスでしょうか?
新「悪の理論」P326から
つまりロッキード事件、グラマン事件でたたかれた人々は田中角栄氏にせよ、海部八郎氏にせよ、インドネシアの石油と天然ガスにからんで名前の出た人々である、つまり、ウラニウムや石油、天然ガスに手を出した人は、・・・「別件スキャンダル」によってたたかれたのである。明らかにウラニウムや石油に手を出すなという警告であった。
・・・
「エネルギーと食料と情報を制するものは世界を制す」というテーゼは二十一世紀を支配する原理として、アメリカはその戦略を着実に進めている。そでに食料とエネルギーは完全にアメリカに抑えられてしまった。
例えばスリーマイル島の原子力発電所の事故をみてもわかるように、明らかに人的なミスと考えられるものが二重、三重にかさなって、あのような事故になったということは、その確率は天文学的な数字でしか考えられないものである。
それゆえ、これは明らかに何者かが、意図的に起こしたのではないかと、筆者は疑いを持った一人である。
あの事故によって原子力に必要以上の不安をあおり立ててみせ、エネルギー不足をことさら印象づけた。
中東の動揺によって石油供給にも不安があり、ウラニウムを燃料とする原子力発電にも不安があるとすれば、再び石炭が返り咲くということになる。
奇妙にもスリーマイルの原子力発電所事故があった直後、原子力発電所に対する不信感が増大したその瞬間、アメリカからわざわざウェストバージニア州知事ロックフェラー四世が日本へ石炭を売り込みに来たということは、余りにもタイミングが良すぎるという感を否めない。
たとえばロックフェラー参加の石油メジャー・エクソンが実は十年前から猛烈な勢いで石炭鉱山の買い占めを進め、いまやアメリカの石油メジャーは石油だけでなく、石炭もその大部分を自分たちの支配下に置いたという。
このようにウラニウム、石油、石炭、すべてを石油メジャーは己の掌中に抑えてしまったともいえる。
とくにスリーマイル島の事故に際、原子力発電所反対デモを行った連中が「原子力発電所反対、石炭火力発電所を建てよう」というプラカードを立てていたというのは、余りにも見えすいた小細工といわざるを得ない。
いまや石炭を抑えているのはいわゆるセブン・シスターズといわれる石油メジャーである。とすれば、石炭火力をというスローガンで原子力所反対の座り込みをしているデモ隊の背後で糸を引いているものは、世界中の石炭を自分の支配下に置いてしまった石油メジャーであり、彼らは石油メジャーの手先に過ぎないといわれても仕方ないだろう。
※アメリカ 政治 スキャンダル 資源 エネルギー安全保障
<参考リンク>
■故倉前盛通亜細亜大学教授の「悪の論理」
http://yorozu.indosite.org/bbs_log/bbs_log04/main/24044.html
■悪の論理―地政学とは何か (角川文庫 白 267-1) [文庫]
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4043267010/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1
■ナベツネとナカソネは生き残り、角栄は失脚した。東電帝国その失敗の本質に面白い記述が・・・
http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/182.html
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