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汚染水が漏れた福島第1原発の地上タンク(代表撮影)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130914/plt1309141451001-n1.htm
2013.09.14
東京電力福島第1原発の汚染水問題で、自民、公明与党は13日、野党が求めている衆院経済産業委員会での閉会中審査に応じる方針を固めた。今月下旬で調整する。政府・与党への攻め手を探しあぐねていた民主党など野党各党は血気盛んだが、そもそも、原発事故が発生したのは民主党政権下。十八番のブーメランを心配する声もある。
「東京電力の山下和彦フェローは、(民主党幹部から)何回か厳しく問い詰められて言ったと承知している」
菅義偉官房長官は13日の記者会見で、東電幹部が同日、汚染水漏れ問題を「コントロールできていない」と説明したことについて、こう語った。
汚染水問題は安倍政権にとって大きな懸案だ。東京五輪招致を成功させた首相のプレゼンテーションを否定しかねず、対応に追われている。
閉会中審査に加え、安倍首相は福島第1原発を19日に視察する方向で最終調整に入った。汚染水漏れの現状と対策を確認し、政府が前面に出て取り組む姿勢を示す。
さらに、政府は、第1原発の港湾外で放射性物質の検出が基準値を下回っているとして「安倍首相の発言は、汚染水の影響をコントロールしているという趣旨だ」(菅長官)と説明している。
こうした対応について、専門家から「『コントロールされている』との表現は誤解を招く」との指摘がある一方、米原子力規制委員会の元職員レイク・バレット氏は、「大量の汚染水があるにもかかわらず、きちんと封じ込めている。住民の健康や環境に影響はない」(読売オンライン13日)と語っている。
追及材料を得た民主党は徹底攻勢の構えだ。
13日の民主党対策本部では、増子輝彦副代表が東電の山下フェローに向かって、「安倍首相が『ちゃんとコントロールされていて全く問題ない』と説明した。その通りなのか」「だから今の状態でコントロールされていないとはっきり言ってちょうだい」などと、激しく詰め寄った。
野党体質が完全に戻ってきた感じだが、実は、民主党内には汚染水問題をめぐる論戦に及び腰の幹部も少なくない。海江田万里代表は菅内閣の経産相として事故対応に当たった当事者なのだ。
エネルギー問題に詳しいジャーナリストの石井孝明氏は「事故処理には多少のトラブルは必ずある。大体、民主党政権が事故処理を東電に任せ、国の関与を限定的にしたことも汚染水問題を長引かせている一因だ。ウォールストリートジャーナルでは『事故直後に漏れた汚染水を45リットル飲んで、CTスキャン1回分』という記事も出ている。国民的課題として、与野党協力して事態収拾に当たるべきだ。政争の種になるのは、違和感を覚えざるをえない」と語っている。
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