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2013-09-15 07:36:29
福島の人々を中心に、勝俣・東電会長ら33人に対する告訴に対し、検察は「不起訴処分」を発表しました。福島県民1324人、全国14716人が求めた訴訟に対し、検察は強制捜査などきちんとした捜査を行うことなく、「不起訴」としました。
告訴団の武藤類子・団長らは、直ちに「私たちはくじけない。原発被害者は生きるために正義を求める」と、人間の誇りをかけて検察審査会に申し立てをしました。
検察審査会への申し立てを想定していた検察側は、この告訴の扱いを福島地検から東京地検に移していました。このため、検察審査会は、当事者が住む福島ではなく、事故現場から離れた東京都民が審査するように画策しました。
事故の捜査が充分に尽くされていないにもかかわらず、「不起訴処分」にする。被害を受けた人々の悲痛な叫びを切り捨てた、検察の不起訴処分。それも福島地検と東京地検の連携によって、事故被害者を愚弄するようにしゃあしゃあと行われました。
たくさんの命が粗末に扱われ、多くの家、生命が奪われ、地域や家族が引き裂かれました。今も放射能汚染水が漏れ、放射能による子どもたちの甲状腺がんの心配が続いています。
検察は「名ばかり捜査、被告人への思いやり捜査、馴れ合い捜査」の果てに不起訴処分。国会事故調ですら「人災」と断じたにもかかわらす、「不起訴処分ありきの捜査」による、はじめから方針が決まっていた「不起訴処分」。
告訴した人たちだけではなく、一般の人々をも愚弄する検察権力の横暴がまかり通ろうとしています。怒りに震える「怨念」が立ち昇っているように感じます。
9月29日(日)には、福島県郡山市で、「これでも罪を問えないのですか?不起訴処分に抗議する集会」が、正午から郡山ユラックス熱海で開かれます。
本日9月15日夜、大飯原発4号機が運転を停止し、1年2カ月ぶりに原発稼働ゼロが現出します。この「原発ゼロ社会」を続け、本物の脱原発社会実現につなげようとする活動が進められています。しかし安倍政権は、あくまでも原発再稼働、原発輸出を国策として継続する構えです。
脱原発を実現するためには年内の私たちの行動が正念場となります。全国的に「脱原発」の運動を盛り上げましょう。
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