もし疑惑が不祥事に発展したとしても、起訴した小沢氏は無罪が確定している。　であれば、第５検察審査会にだけ詰め腹を切らせても　「独立した機関」　に関連部署などないのだから一件落着に持っていけるだろう。　「いろいろ事務で不手際がありました、すみません」　と頭を下げれば。　ところが、第５検審事務局長が法務委員会に来たことなどあっただろうか？

　だから最高裁は小沢氏案件疑惑だけじゃなく、　「全国の検察審査会で、なにか手広く違法行為をやってるな？」　と疑われてしまうのだ。　「堤防に開きつつある穴を必死でふさいでいる状態だ」　とかいうのは杞憂であってほしいけど。

法務委員会どころか、森ゆうこ氏はじめ、国会議員の誰も会っていないのでは？

議決書の発表された10月4日以降、平均年齢問題はじめいくつもの疑問を抱いた多数のジャーナリストや市民が検察審査会事務局を訪れたけど、その都度、第5の事務局長は席を外して不在だった。

審査会事務局に数十回通ったという一市民T氏ですら、一度も会えていない。一市民T氏は、その年の年末になってようやく『電話で』第5のD事務局長と話をしたとされているが、問題発生から三ヶ月近く経ってから。指名して電話を掛けて出たとはいえ、それが本人である証明はない。3ヶ月近く逃げ回っていた、あるいは隠され続けていた割に、電話に出た人物は、太々しい対応だったようだ。

私の知る限り、第5のD事務局長に会ったのは、情報公開請求に事務局を訪れたIさんだけ。それも問題発生から2ヶ月以上経った12月のことだ。「50歳前後の小柄な女性」だったそうだが、言葉遣いは一市民T氏の電話に対応した時のものと似た様子だったらしい。残念ながら、Iさんは名刺も貰えず、名札などIDカードも確認させて貰えていない。

第5検察審査会の問題が表面に出た10月4日以降、検察審査会事務局を訪れた市民・ジャーナリストらは二桁に登り、「会えなかった」というブログ記事ばかり。D事務局長に会った、という報告は、ついに1件もないまま消えてしまった。

唯一、面会したとされるIさんの例も、本人確認はまったく信用できず、対応を任された別人（最高裁事務総局に所属する職員）だった可能性は否定できない。

本当に、傳田某という女性の事務局長は、裁判所事務官から検察審査会に配置された人物であったかどうか、甚だ疑わしい。

誰か、傳田某が確かな資格を持って検察審査会（もしくはその前後、裁判所）に在籍していたことを証明できる人はいませんかねぇ。

I こと hanako です。(すみません、ややこしくて)

傳田みのりさんですが小柄な女性を訂正します。

背丈はさほど低くなく細っそりとしていて地味な印象の方でした。

＞議決書の発表された10月4日以降、平均年齢問題はじめいくつもの疑問を抱いた多数のジャーナリストや市民が検察審査会事務局を訪れたけど、その都度、第5の事務局長は席を外して不在だった。
＞審査会事務局に数十回通ったという一市民T氏ですら、一度も会えていない。

　なんとまあ、天上天下唯我独尊の組織　（頭を押さえつける上部機関がなく、下部組織も存在しない）　なのに　「責任者を出せ！」　の声に逃げまくる、まるで個人商店の経営者並みだ。　実際は最高裁事務総局という隠れ上部機関があるにしても、素人議決の公平性を保つためには　「頭を押さえつける」　機関があってはならない、というのが検察審査会法の理念のはずだ。　だから第５検察審査会の議決の最高責任者は　「法上は第５検察審査会長」　になっている。　しかし彼を人前に出せないから　「第５検審事務局長」　が代わって説明すべきなのだ。　事務局長まで逃げ隠れしてどうする。

　いまにして思うと、審査員の平均年齢の再々訂正とか起訴議決前の検察官説明をすっ飛ばすとか、我々は事務局員を少々買いかぶっていたきらいがある。　和モガ氏の報告では、第１検察審査会で　「８人や１０人の審査員（１１名必要）でも審査を強行」　していたらしいことが判明している。　http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/468.html　　昭和２３年から審査を行っている東京第１検察審査会ですら、である。

　結局のところ、「第５検審事務局長」　は不安で人前に出せない、程度の理由だったのではと考えを改めつつある。

> 傳田みのりさんですが小柄な女性を訂正します。
> 背丈はさほど低くなく細っそりとしていて地味な印象の方でした。

重要なご指摘ありがとうございます。2ヶ月以上もの間、多くの訪問者に対してその姿を見せなかったのは本人の意思だったのか、事務総局の意向だったのか？

12月になってhanako さんの訪問に対応したのが「外部の人間が彼女の姿を見た唯一の事例」であることが気に掛かっています。

08. カッサンドラ さま

> 事務局長まで逃げ隠れしてどうする。

その通りです。問題が発生した10月4日以降、ジャーナリストや市民の対応をしたのが第1の手嶋課長と長瀬事務局長で、アポ無しの訪問にすら第5の傳田事務局長が（12月のhanakoさん訪問まで）一度も姿を見せなかったのはあまりにも不自然です。

> 結局のところ、「第５検審事務局長」は不安で人前に出せない、
> 程度の理由だったのでは

その不安の理由は何か。誰が何を不安に思って彼女を隠したのか？
そこに致命的な違法性がなかったか？　･･･というのが私の問題意識です。

＞2ヶ月以上もの間、多くの訪問者に対してその姿を見せなかったのは本人の意思だったのか、事務総局の意向だったのか？
　検察審査会は完全に独立した機関だそうですから、そもそも上層部などあるはずがないのです。　従って、検審事務局長は自分の判断で人前に出ることが許されているはずなのに、ほとんどの訪問者が見ていないということは、実質的な上層部が彼女の接客対応禁止を命令したとしか考えられません。　まさか人前が怖い症状であれば、雑多な２２名の審査員・補充員と顔を合わせられないでしょうから。

＞その不安の理由は何か。
　検審事務局長が知っていることといえば、自分の検察審査会の事務内容全般だけです。　全国１６５箇所の審査会で同様に行われている　「事務内容」　で、第５検察審査会にだけ何か秘匿すべき事実があったのでしょう。　第５検察審査会は起訴相当を２度議決した、全国でも数少ない審査会です。
　第１検審事務局長などは堂々と出てきて喋るのに、第５検審事務局員にだけ緘口令とは不思議な話です。　私の推論ですが、それは事務上のちょっとした差異でなかったかと思います。　それをポロッと知らずに口にしてしまうことを恐れたのでしょう。　私は最近、検審事務局員に重大な悪事は任せられないと感じています。　まして就任して１〜２年の彼女には、架空議決の任は荷が重すぎないでしょうか。　若くはなく、しかも検審事務局長の位置は出先の課長か課長補佐クラスではないかと思います。