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2013年09月12日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆自民党の小泉進次郎青年局長が、「東日本大震災から2年半」「日本固有の領土・尖閣諸島国有化から1年」を機に、国会議員33人を含め地方議員ら計97人の大訪問団を率いて、台湾を訪問、総統府で馬英九総統に面会した。小泉進次郎青年局長の父・小泉純一郎首相が慶応大学経済学部同窓の小沢一郎代表に「将来、進次郎を総理大臣にして欲しい」と頼み、小沢一郎代表は「わかった」と約束したと言われているだけに、台湾政界でも、「小泉進次郎青年局長は、40歳代で総理大臣になるだろう」と嘱望されている。
また、小泉進次郎青年局長ら訪問団は、7月に血管手術をして病み上がりの李登輝元総統が台北市内で行った「安倍晋三首相のリーダーシップ」と題する講演を清聴し、激励されたという。
李登輝元総統は、台北高等学校を卒業後、京都帝国大学農学部農業経済学科に進学、日本敗戦により、中華民国に復帰した台湾に帰り、台湾大学農学部農業経済学科に編入学した。大の親日家として知られている。著書「台湾の主張」などで「中国7分割」による「台湾独立論」を主張している。
小泉進次郎青年局長は、義大ライノズ対兄弟エレファンツ戦の始球式に登板し、あいさつで、東日本大震災で台湾から世界最大規模の義援金が贈られたことに感謝を表明、観客の歓声を浴びていた。
◆日本と台湾は4月10日、尖閣諸島の領有権問題については棚上げして、台北市で沖縄県・尖閣諸島周辺海域での漁業権を巡る漁業協定に調印し、台湾も領有権を主張している尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)の一部で台湾漁船に操業を認めた。沖縄県内の漁業関係者は、「台湾に譲歩しすぎだ」と不満が残っているけれど、基本的に良好な日本と台湾との関係に維持を優先的に考えて、利害調整に当たっている。日本の領海を侵犯し続けている北京政府とは違うのである。
台湾には、「独立派」がいる一方で、原住民である「高山族」=「高砂族」などのなかで日本への帰属を希望する人々が多数いると言われるほど、親日派が少なくない。
世界支配層(主要ファミリー)は、中国4分割、東北部(旧満州)に「ユダヤ国家=ネオ・マンチュリア建国、北朝鮮による朝鮮半島統一・大高句麗国建設、国連開発計画による豆満江流域のデルタ地帯開発、第2の香港建設」などを行うとともに、大日本帝国が
満州国建国のときに掲げた理想「5族協和」を実現しようとしている。
現代版の「5族協和」は、米国をはじめTPP加盟諸国を含めて拡大し、環太平洋版の「EU」建設を目指すことになる。馬英九総統は、台湾のTPP加盟を希望しており、日本の力添えを小泉進次郎青年局長らに求めたという。
◆この理想を実現する政治家としては、いまや小泉進次郎青年局長ら若手政治家の双肩にかかっている。満州国と言えば、岸信介首相が、商工省(現在の経済産業省の前身)のいわゆる「革新官僚」と言われて、満州国国務院実業部総務司長、産業部次長、総務庁次長を歴任して、計画経済・統制経済を大胆に取り入れた満州「産業開発5ヶ年計画」を実施した。小泉進次郎青年局長の父・小泉純一郎首相らが率いてきた自民党派閥「清和会」は、朝鮮半島、台湾、フィリピン、インドネシアなどの利権を掌握していた岸信介首相から派閥を引き継いだ福田赳夫首相が創設した派閥だ。中国との関係では、いまでも基本的に「台湾派」であり、「北京派」ではない。
小泉進次郎青年局長は、この系譜を受け継いでいる文字通り「台湾派直系」の政治家である。この意味で、「5族協和」の理想を実現する政治家として最も相応しい。台湾の馬英九総統、李登輝元総統は、このことを熟知しており、それだけに小泉進次郎青年局長を「将来の総理大臣」として期待し、目をかけているのである。
【参考引用】毎日新聞毎日jpが9月10日午後8時46分、「小泉進次郎局長:馬総統に面会 『日台の未来へ関係構築』」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「【台北・鈴木玲子】自民党青年局の台湾訪問団(団長・小泉進次郎青年局長)は10日、総統府で馬英九総統に面会した。総統府などによると、馬総統は『(日台は)特別なパートナー関係を築き、経済、文化、観光などで密接につながっている』と述べ、日台関係のさらなる強化に期待感を示した。また台湾が目指している環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などへの加盟について日本の力添えを求めた。小泉氏も、日台の未来を見据えた関係構築の必要性を強調した。また、李登輝元総統が台北市内で訪問団に『安倍晋三首相のリーダーシップ』について講演し、若手議員らを激励した。李氏が7月の血管手術後、公の場で講演するのは初めて。小泉氏は同日夜には、台北近郊で開かれたプロ野球の試合で始球式をした。小泉氏はあいさつで、東日本大震災で台湾から世界最大規模の義援金が贈られたことに感謝した。自民党青年局はほぼ毎年訪台しているが、今回は国会議員33人を含め地方議員ら計97人の大訪問団となった」
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