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(回答先: 日本は非現実的な幻想を抱いてはならない:安倍首相がリベラルに思えるほど不遜で傲慢な右翼国粋主義アジテーション 投稿者 あっしら 日時 2013 年 9 月 11 日 05:06:14)
「中国や韓国のキチガイ・ヨゴレと相似形のネトウヨ」の初心者は己が日本の良さを毀損してる存在と気付いて更生してください。
次のネトウヨ段階に進むと「政治・選挙・NHK」を語っても傍には己のメンタル・ヘルス@ネトウヨを語ってるとしか見えなくなります。
* * *
●最終プレゼンの、巧みな戦略的コミニュケーション
さて、最後に今回の最終プレゼンへの講評を、IOCメンバーとは別にグローバルエリートが提供すると、戦略的に訴えるべきポイントを上手くつかんでいた。あからさまではなく自然な形で他のライバル都市が抱く財政上・治安上の問題点を突き、IOCにとって最大級の関心事項であろう商業上の利益の大きさもアピールできていたし、総じて具体的でイメージの湧きやすいプレゼンができていた。これは今回雇ったという、リオやロンドン五輪招致を成功に導いたイギリス人コンサルタントの影響が大きかったのだろうか。
各プレゼンターごとに訴求するポイントの役割分担が明確にできており、IOCで影響力の強いフランス・カラーをクリステルさんが存分に出せていたのも効果的だっただろう。映像も総じてクオリティが高く、英語が下手でスピーチだけでは負ける分、優れた映像コンテンツで強力に補完できていた。
●グローバルエリートから、お祝いのメッセージ
今回、めでたく東京五輪の招致に成功したわけだが、こころよりお祝いの言葉を申し上げたい。東京五輪チームのプレゼンが終わった後、香港のセントラルに繰り出し、ちょうど韓国人の友達と飲んでいたので、「今回の五輪開催、どこを応援してるのか」と聞いてみた。
まずは他の国の友人に聞いた時と同様、五輪開催都市の発表のことも、どこの国が出馬してるかも知らなかったのだが、東京・マドリード・イスタンブールのことを話せば「もちろん、東京でょ」と返答する。
「またまた〜、俺が韓国人とはいえ、日本で生まれ育ったから、それを気にして言っているんでしょ(ちなみに私はネトウヨの皆さんには反日と言われ、韓国では親日派と言われ、サンドイッチ状態で独自の路線を行っているが、私はどちらにも属さない、単なる国際親善の求道者である)」と言ってみたところ、以下のような回答が返ってきた。
「両国の政治家同士で問題が多いから、東京五輪を応援するとかいうと嘘とか言われるが、日本が上手くいってこそ韓国も含めたアジア全体が上手くいくんだから、日本を応援するのは当然のこと。この国境が関係なくなるグローバル時代に、何いってるの!」
これは私が先日のコラムで私が主張していたポイントと同じである。
ちなみに私のフェイスブックでは、中国の友人からの”Congrat, Tokyo”の書き込みもかなり目立っており、中国にも韓国にも東京五輪支持派はたくさんいる。どこの国にもネットで他国への暴言を繰り広げている“ネトウヨ派”がいるが、逆にどこの国にも友好的で建設的な関係を臨む“グローバルエリート派”がいるものであり、東京オリンピックを通じて各国の相互理解を促進させたい。
なお、ヘイトスピーチ団体が五輪招致の完了を受けてヘイトスピーチを再開したらしいが、東京を信じて投票してくれた世界に対し、恥ずかしくないのだろうか。
ただ私は“在特会”の末路に関しては楽観的で、国際的に知られたら恥ずかしいという日本の良識が沸き起こり、彼らこそ“日本の不利益”であると社会が悟り、在特会は早晩、“ヘイトビジネス”からも失業することになろう。
●実際の交流を通じて相互理解を
私は来たる2020年の東京五輪の成功を韓国、中国の周辺国が大いに応援し、また政治の対立を切り離して北朝鮮を含めた北東アジア各国が信頼醸成の契機とすることを願っている。関係が悪化しているからこそ、逆にすさまじい厚遇で迎えて驚かせてはいかがか。
メディアやネットでは、双方の国に対する実像とはかけ離れた憎悪の言葉が一部の人々により応酬されているが、実際に交流してみるとそのほぼ全てが、相手方と交流したことのない人によるフィクションであることがすぐわかるのだから。
東京五輪を契機に各国が共通の市場、共通の利益を実感し、外交関係が強化されるきっかけになることを切に祈りたいと思った、香港の一夜であった。
●猪瀬都知事は、レガシーを実現できるか
いよいよ、東京都知事が登壇してきた。ダメだ、猪瀬さんの不自然な緊張あふれる模様が残念極まりない。なになに、うちは45億ドルあるで、と。なんか金持ち自慢みたいで嫌な感じ。
ただ“我々はレガシーを創るんだ、最大規模の住宅開発に、国内外の人々に開かれた国際交流プラザも併設する”というのはいいじゃないか。国内外の方々のための施設になる、と。誰もがスポーツを楽しみ、子供たちに夢を与える社会をつくると。
ここで述べられた約束が本当に実行されるか、政治家が選挙期間中に約束したことはほぼ実行されないというのを知っているだけに不安だが、ぜひとも日本の国際化、国際交流を飛躍的に発展させるようなレガシーを残すよう国民が厳しくモニタリングしなければならないだろう。
むしろ2週間かなんだかのお祭り騒ぎより、その後何十年も物理的、精神的に日本の文化に残るレガシーに五輪の本当の成否がかかっているのだから。
●滝川クリステルさんのプレゼンを絶賛
あ、クリステルさんが登場した。いやーこれは強い。もう外見だけで、当選確実か。なるほど、 “おもてなし”か、それにしても綺麗なフランス語の発音やな。笑顔も美しい。髪型もイヤリングも綺麗。青いスカーフも似合っている。
へー、日本で外国人旅行者が落とした、合計3000万ドルが戻ったってそれすごいな。なになに、落としてもほぼ確実に現金が返ってくるって?それは言いすぎだろう、私は先日5000円落としたが返ってこなかった。
国際的にみても東京が大変清潔な街で、タクシーの運転手が最も感じがいいのも本当。お客さんをもてなす伝統も、たしかにすごい。いや、それにしても印象がいいな、もう、一から最後までクリステルが話したらよかったんとちがうか。また、訛と緊張あふれる“気合系の英語”ではなく、美しい雄弁な魅力的なフランス語で話している(私がフランスで聴いているフランス語よりよっぽど美しい)。
彼女は東京の“おもてなし”の強みを、都市の安全さ、清潔さ、親切さ、豊かな食文化の具体例を効果的に伝えて素晴らい働きをした。東京にオリンピックが来るとしたら完全にあなたのおかげです。
その後に続いている、東京文化紹介ビデオも、国際マラソンを入れたりして、東京のインターナショナル性も演出できていて良かった。また、フェンシングの太田さんによる、選手の意見が計画に取り入れられ、選手村がオリンピックの中心になったという話も説得力があるし、東京の革新的な技術面での優位を効果的にアピールできている。
●安倍氏が東京五輪で残すべきレガシーとは?
いよいよ安倍さんが出てきた。海外マスコミの関心が集中している汚染水に関しては、“アンダーコントロール”ですと言っているだけで、やはり説明はない。フムフム、安全できちんと実行される、フムフム、財政的にも大丈夫・・・えっ、これだけ!
“1973年に大学にはいったときアーチェリーを始めた、なぜならその前のミュンヘンでオリンピック競技として復活したから。私のオリンピックへの愛情はずっと前からできている。目を閉じると鮮やかに東京オリンピックの開会式が。当時10歳だった。スポーツが世界を結ぶと日本は学んだ、オリンピック精神のレガシーは建物だけでなく、国家のプロジェクトでなくグローバルビジョンなのだと。”
・・・ま、アーチェリーの話はとってつけた感があるが、これは仕方ないだろう。最後に“スポーツを通じて世界をより良い場所にせんとするため、グローバルビジョンうんぬん”とあるが、非生産的で後ろ向きの東アジア外交の多い安倍首相が、この前向きで建設的な仕事に軸足を移して、“世界の視点に開かれた日本”というレガシーを残されることを、切に願う次第である。
●食傷気味の映像と、中身の乏しい質疑応答
その後に続いたビデオは、24時間テレビに相通じる“感動の押し売り”感があったが、24時間テレビに慣れていないIOCの方々には“スポーツを通じて子供に夢を与え、チャレンジ精神を育む”といったイメージで及第点はもらえただろう。
冒頭のバスケットボールのシーンで出てきた子供が、最後にプロになった後、黒人の子供と一緒に遊んで・・・というベタな展開で終わったのは、眼の肥えた視聴者の皆さんには食傷気味だったかもしれない。
最後に“サクラを仕込んだのでは?”と思えるようなお手柔らかな“質問”と完全に用意されていた回答で、東京五輪チームのプレゼンが終わった。
その後スペインのプレゼンも見て比較したかったのだが、NHKが放送してくれなかった(少なくとも香港では)からしばらく重い腰を上げて、一時間遅れで友達との待ち合わせに向かい、早朝帰宅したときには東京開催が決まっていたのであった。
●最終プレゼンの、巧みな戦略的コミニュケーション
さて、最後に今回の最終プレゼンへの講評を、IOCメンバーとは別にグローバルエリートが提供すると、戦略的に訴えるべきポイントを上手くつかんでいた。あからさまではなく自然な形で他のライバル都市が抱く財政上・治安上の問題点を突き、IOCにとって最大級の関心事項であろう商業上の利益の大きさもアピールできていたし、総じて具体的でイメージの湧きやすいプレゼンができていた。これは今回雇ったという、リオやロンドン五輪招致を成功に導いたイギリス人コンサルタントの影響が大きかったのだろうか。
各プレゼンターごとに訴求するポイントの役割分担が明確にできており、IOCで影響力の強いフランス・カラーをクリステルさんが存分に出せていたのも効果的だっただろう。映像も総じてクオリティが高く、英語が下手でスピーチだけでは負ける分、優れた映像コンテンツで強力に補完できていた。
●グローバルエリートから、お祝いのメッセージ
今回、めでたく東京五輪の招致に成功したわけだが、こころよりお祝いの言葉を申し上げたい。東京五輪チームのプレゼンが終わった後、香港のセントラルに繰り出し、ちょうど韓国人の友達と飲んでいたので、「今回の五輪開催、どこを応援してるのか」と聞いてみた。
まずは他の国の友人に聞いた時と同様、五輪開催都市の発表のことも、どこの国が出馬してるかも知らなかったのだが、東京・マドリード・イスタンブールのことを話せば「もちろん、東京でょ」と返答する。
「またまた〜、俺が韓国人とはいえ、日本で生まれ育ったから、それを気にして言っているんでしょ(ちなみに私はネトウヨの皆さんには反日と言われ、韓国では親日派と言われ、サンドイッチ状態で独自の路線を行っているが、私はどちらにも属さない、単なる国際親善の求道者である)」と言ってみたところ、以下のような回答が返ってきた。
「両国の政治家同士で問題が多いから、東京五輪を応援するとかいうと嘘とか言われるが、日本が上手くいってこそ韓国も含めたアジア全体が上手くいくんだから、日本を応援するのは当然のこと。この国境が関係なくなるグローバル時代に、何いってるの!」
これは私が先日のコラムで私が主張していたポイントと同じである。
ちなみに私のフェイスブックでは、中国の友人からの”Congrat, Tokyo”の書き込みもかなり目立っており、中国にも韓国にも東京五輪支持派はたくさんいる。どこの国にもネットで他国への暴言を繰り広げている“ネトウヨ派”がいるが、逆にどこの国にも友好的で建設的な関係を臨む“グローバルエリート派”がいるものであり、東京オリンピックを通じて各国の相互理解を促進させたい。
なお、ヘイトスピーチ団体が五輪招致の完了を受けてヘイトスピーチを再開したらしいが、東京を信じて投票してくれた世界に対し、恥ずかしくないのだろうか。
ただ私は“在特会”の末路に関しては楽観的で、国際的に知られたら恥ずかしいという日本の良識が沸き起こり、彼らこそ“日本の不利益”であると社会が悟り、在特会は早晩、“ヘイトビジネス”からも失業することになろう。
●実際の交流を通じて相互理解を
私は来たる2020年の東京五輪の成功を韓国、中国の周辺国が大いに応援し、また政治の対立を切り離して北朝鮮を含めた北東アジア各国が信頼醸成の契機とすることを願っている。関係が悪化しているからこそ、逆にすさまじい厚遇で迎えて驚かせてはいかがか。
メディアやネットでは、双方の国に対する実像とはかけ離れた憎悪の言葉が一部の人々により応酬されているが、実際に交流してみるとそのほぼ全てが、相手方と交流したことのない人によるフィクションであることがすぐわかるのだから。
東京五輪を契機に各国が共通の市場、共通の利益を実感し、外交関係が強化されるきっかけになることを切に祈りたいと思った、香港の一夜であった。
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