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イラ菅の怒りの矛先は身内へ
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3105
週刊文春2013年9月19日号
もはや誰も注目しない菅直人元首相がひそかに“倍返し”を狙っている。
「相手は前民主党幹事長の細野豪志氏です。菅氏は彼を敵視しており、近いうちに『決別宣言』を出す構えを見せています」(民主党関係者)
菅氏は、かつて細野氏を高く評価していた。首相在任中には、福島第一原発の事故直後から細野氏を東電に常駐させ、その後の内閣改造では39歳の若さで原発事故担当相に抜擢した。「民主党第三世代」を掲げて昨年10月に発足した細野グループには津村啓介党青年委員長ら菅氏に近い中堅たちが集う。菅氏もブログで〈彼らをサポートするのが私の役目〉(6月26日付)と記して、すっかり後見人気取りだった。
そんな矢先の参院選。党執行部が東京選挙区で共倒れを恐れ、大河原雅子氏の公認を外すと、菅氏は公然と支援。怒った細野氏は街頭演説で「退場してもらっていい」と菅批判を繰り広げ、選挙後には離党勧告を突きつけた。
「自民党の総理経験者でも田中角栄氏、中曽根康弘氏ですら批判が高まると離党した。あそこで菅氏が離党していれば同情論も起きたでしょう」(民主党中堅議員)
だが、菅氏が考えるのは党のことより、自分のこと。離党を拒否し、党員資格停止3カ月で落ち着いた。
細野氏との間に大きな亀裂が走った菅氏だが、
「参院選後から菅氏は長男・源太郎氏を私設秘書にし、議員会館の事務所に常駐させています」(前出・党関係者)
源太郎氏は衆院岡山1区から党公認で二度出馬したものの落選。その後は東証一部上場企業に勤務していた。だが、参院選前に退職し、父の意を受けて大河原陣営に入っていた。源太郎氏が知人に宛てた挨拶文では、
〈父の選挙区から立候補する意思はない〉
としながら、別の選挙区からの出馬に意欲を見せている。
「源太郎氏は父が総理時代に重用した社会運動家の湯浅誠氏を例示して、成熟型経済、協調外交、公助重視を軸に在野の30〜40代を結集しようとしている。菅氏は、源太郎氏の仲間を育てて細野氏に対抗するのではないか」(同前)
小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」発言などもあり、菅氏は意気軒昂。12日から反原発デモに参加するために台湾訪問を予定していた。ところが、土壇場で台湾側から原発視察を拒否。思わぬところから先に倍返しを食ったのだった。
文「週刊文春」編集部
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