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http://31634308.at.webry.info/201309/article_8.html
2013/09/08 12:36
本ブログでも、他の見識のあるブログでも指摘しているように、東京オリンピックを招致したいがために、福島、福島周辺は汚染されているが、東京は200Km以上離れているので、全く問題ないと嘘の情報を発信し続けた。
その先頭に立って、一国の最高責任者の安倍首相が昨日、一国の首相と言ってはならない大嘘を言ってIOC委員らを騙し、賛成票を投じさせたと考えている。
その大嘘は、首相のプレゼンへの質問に対して、以下の記事のように福島原発の汚染水の海への漏洩に対する回答である。
首相は、「まったく問題はない。汚染水の影響は、港湾内で完全にブロックされている」と抜け抜けと大嘘を述べた。これは明らかな大嘘である。湾の出口が完全にコンクリートで仕切られているのなら、その発言を信じるが、何十メートルの幅で外海と繋がっていれば、小学生、中学生でも、漏洩し汚染水は潮の満ち引きや、満ち引きがなくても拡散することがわかる。
もう少し専門的に言うと、海の塩水の濃度と異なる濃度の物質を含んだ水は、その濃度が完全に周囲の濃度と同じになるように拡散する。つまり薄められ、周囲と同じ濃さになるまで湾の外海を目指して物質が拡散する。これは自然界の大法則である。
それが、湾の口が外海と繋がっているのに、拡散物質(ストロンチュウム、セシュウム、トリチュウムなど)が、湾の出口の所で、自分が意志を持っているが如く、止まっているなどと詭弁を弄している。このことは、ある意味、国際社会の前で明らかに事実と反することを公言したことで、もはや詐欺に近い行為である。
新聞で読んだが、漁民が海上で船から誤って燃油を流しただけでも罰金を払わなければならないと言う。工場から有害物質を誤って流しても警察の事情聴取を受け処罰される。国のお墨付きの原発事故なら、経営者、現場責任者の誰一人処罰されす、2年半も流し続けることが出来る。これを犯罪と言わなくて何というか?
オリンピックが決まり、安倍首相が湾の外にはビタ一文漏れていないと宣言した。これから、いくらジャジャ漏れしても、湾の外には漏れないことが、国のトップの方針となり、それに沿ってどんなことが起ころうが、完全ブロックされていることになる。つまり事実が隠蔽されるようになるだろう。首相の言葉で最悪な状態になってきた。東電自身が湾の外に漏洩していると言っているのに、これではまるでいつか来た大本営発表と同じになってしまった。
昨日のブログに、安倍首相が日本の国益を損ねていると書いた。今回の完全安全宣言は、日本に大きな禍根を残すことになるだろう。目に見るようだ。
首相強弁「汚染水問題ない」 IOC委員質問に回答 実際は外洋漏えいも
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013090802000137.html
二〇二〇年夏季五輪の開催都市を決めるIOC総会で、安倍晋三首相は東京電力福島第一原発の汚染水漏えい問題について、「まったく問題はない。汚染水の影響は、港湾内で完全にブロックされている」と強調した。
安倍首相はプレゼンテーションで「東京は世界で最も安全な都市の一つ」とアピール。福島第一原発事故について「状況はコントロールされている。東京にダメージを与えることは許さない」とした。この発言に対し、IOC委員が質疑応答で、東京に影響がない根拠を尋ねた。
首相は「汚染水の影響は、福島第一原発の港湾内の〇・三平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と断言。近海のモニタリングの結果、「数値は最大でも世界保健機関(WHO)の水質ガイドラインの五百分の一。日本の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい基準だ」とアピールした。
だが、福島第一原発では毎日汚染水を含む大量の地下水が漏えいしている。先月には地上タンクから約三百トンの処理水が漏出。外洋につながる排水溝に沿って、処理水と同じ特徴を示す高濃度の放射性ストロンチウムなどを含む水が確認され、外洋に漏れた可能性が極めて高い。港湾内の水についても、東電は、外洋と完全にブロックされた状態ではなく、水が行き来していると説明している。
首相は「日本のどの地域でもこの基準(食品や水の安全基準)の百分の一であり、健康問題については、これまでも今も将来もまったく問題ないことを約束する」とし「抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している」と強調した。
プレゼンテーションを終えた安倍首相は、報道陣に「汚染水については完全にブロックされていると伝わったと思う。(汚染水問題は)数日前から私の口からはっきり伝えようと思った」と話した。
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