http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/535.html
Tweet |
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-1082.html
2013-09-08
2020年の五輪開催地は東京に決定しました。マドリードは決選投票に残ることも出来ず、意外な展開になりました。イスタンブールと東京なら、当然東京というわけです。
政府・関係者はもちろん、国内は五輪開催に沸いていて、テレビ報道は五輪一色になっています。これで一儲けできる人たちにとっては真に嬉しい展開で、安倍も満足そうな笑みを湛えていました。
これで株価も上昇し、五輪気分で消費も増えれば、消費増税は決まったも同然です。日本人の五輪好きは有名ですが、これでイケイケドンドンとなりそうな雰囲気で、政府にとってはしてやったりです。
一番問題なのは、これで福島原発事故が蓋をされてしまう恐れが出て来たことです。五輪開催が決まったのだから、何としても解決しようとするだろうと思われ勝ちですが、現状ではとても期待できません。何とかなるなら疾うにしているはずで、できることと言えば隠蔽することだけです。
本日付の「NEVADAブログ」には、この点に関して重要な指摘がなされています。以下、記事の一部を引用します。
(http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4531380.html)
アンダーコントロールの意味
安倍総理がオリンピック招致プレゼンテーションで、福島原発問題を『アンダーコントロール(管理下に置いており)』、今までも現在も過去も『Safe(安全)』と強く述べたことで、今後、日本は海外に支援を要請することも、また汚染水を海に流すこともできない状況に自ら追い込んだ事になります。
また、福島原発の「不都合な事実」は報道することも禁止されるはずであり、海外のマスメディアや特定のインターネット情報に頼ることになり、大方の国民は、本当の福島原発の姿を見ることが出来ないようになります。
なぜなら、一国の総理が「アンダーコントロール」と国際会議で述べた以上、コントロールできていないという「不都合な事実」を報道することは、政府の意向に反することになり、風評被害を生んだとして懲罰を受ける可能性があるからです。
これで東電は大手を振って今まで通りの情報発信で行くでしょうし、官僚も総理が問題ないと言っている以上、問題なく、それを覆す(否定する)のであれば、その事実を示せとなり、漏れ出した核燃料がどこにあり、どうなっているか、誰も分からない状態である以上、証明などできるものではないからです。
また、被災地は、これで捨てられることになるはずです。
日本は、オリンピックに向けて東京中心の公共投資が中心になるからです。
また、東京は今でも道路工事だらけですが、今後、更に工事が増えることになり、まともに車が走れない状況になるはずです。
(以下略)
この「nevadaブログ」は、現物資産を扱っている会社が運営していますので煽り記事が多く、かなり割り引いて受け取る必要がありますが、この記事の内容は正鵠を得ています。
福島第1原発では兵器用プルトニウムが製造されていたと言われており、海外援助を依頼したくともできない状況にあります。原子炉を提供した米国からも釘を差されているはずで、原発事故を隠蔽するのと引き換えに東京開催が認められたのではないかという疑いすら生じます。
記事にある通り、今後、原発事故の「不都合な真実」は隠蔽され、国民は不安な生活を強いられることになります。こうした展開になることが危惧されましたが、残念ながらその通りに進んでいます。福島も切り捨てられることでしょう。
宣言通りなら、今後は政府が前面に立って事故処理に当たり、莫大な予算が注ぎ込まれることになります。しかしそうするなら、順序としてまず東電を破綻処理すべきです。融資した銀行と株主に責任を取らせるべきで、彼らを放置したまま無際限に血税を注ぎ込むのは許されません。
日本政府も東電の株を保有していて、その額1兆円に上りますが、東電を破綻処理させても自己資本等で4兆円工面できるそうですから、差し引き3兆円国民負担が減ります。年金資金の運用先の一つにもなっていますから、この点は痛いですが、国民は理解してくれることでしょう。消費増税は、社会保障対策として行われるのですから。
東京電力を潰して社名を変更し、新たな企業として出発させた方がイメージが一新され、五輪対策にもなると思うのですが、政府にそこまでの覚悟があるとは思えません。このままではこの国は東電と心中することになりますから、早く正気に戻ってもらいたいものです。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。