http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/520.html
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◆WPとNYTimesの米議会の票読み……議員にアンケートを送り回答を受け取る形式。賛成は増えず、反対が増え続ける。余程の新証拠発見または事態発生が無い限り、少なくとも下院は否決するだろう。拮抗する上院も未だに過半数が決めかねている。
WP: Where the votes stand on Syria 2013.9.7 20:15現在
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/special/politics/where-lawmakers-stand-on-syria/
上院(100):反対 25:賛成23:未決定 52(民主31、共和20、無所属1)
下院(433):反対225:賛成25:未決定183(民主121、共和64)
下院は反対が過半数(217)を上回った。ただし反対にはLean no(反対に傾いている)が115人含まれている。未決定183全員が賛成に回っても過半数に届かない。
NY Times:Where Lawmakers Stand on Military Action in Sylia
http://www.nytimes.com/interactive/2013/09/05/us/politics/syria-vote-tracker.html?hp
上院(100):反対 17:賛成25:未決定 56:未回答 2
下院(433):反対152:賛成42:未決定208:未回答31
◆軍事攻撃参加表明した仏オランド大統領が後退し、国連調査(最大3週間後)でシリア政府犯行が確定せず、米議会裁決が軍事攻撃を不承認なら攻撃参加取りやめと記者会見。オバマにとって大打撃。仏世論も反対68%に。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013090700018
http://www.afpbb.com/article/politics/2966746/11302324
◆環球時報「シリアでの軍事衝突を抑止するために、シリア沖の露海軍艦隊を8隻増強した。それぞれ大型のミサイル巡洋艦、対潜巡洋艦、強制上陸艦、早期警戒偵察艦で昨日配置に付いた」
http://mil.huanqiu.com/world/2013-09/4333051.html
◆G20の場外で、オバマは11国を集めて共同声明。この声明内容は何とも奇妙で、イタリアが何故署名したのか? 議会から拒否されたキャメロンの署名は反民主主義ではないか? http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013090700041
(11国共同声明)
@ダマスカス郊外での8月21日の化学兵器攻撃の責任はシリア政府にあるという明確な証拠がある。
Aこの罪を犯した者の責任を問わなければならない。
B国連安保理は2年半にわたって麻痺状態にあり、世界は待ってはいられない。
◇11国共同声明署名国:日、豪、加、仏、伊、韓、サウジ、スペイン、トルコ、英、米。
◆ガーディアン紙が関連記事でこの11国声明を“脆弱連合”の雄叫びと評価。最初は一般的倫理の宣言であったらしいが、手負いのキャメロンが奮起して雄叫びに変えさせたと。キャメロンの行為はこれをもって独仏連合に隙間風を吹き込んだのだと。
しかし、手負いキャメロンの乱交は結局プーチンの怒りを高めただけであった。プーチンは『もしシリア政府が攻撃されたら、ロシアは支援する。軍事的配備も終わった』と言い切らせた。その結果、フランスのオランドが、11国共同声明に署名したにもかかわらず、戦線から離脱宣言。
オバマも米国議会で否決される可能性が高まったと指摘されたとき、秘訣されたら攻撃しないと示唆し(報道官が肯定)、さらにオバマは『明確にアサド政権の犯罪であると説明したが、国民は納得しなかった。だから、議会に判断を委ねたのだ』と表明。腰砕けである。
(参照)the guardian : Obama assembles fragile alliance blaming Assad for chemical attacks
11 G20 countries sign statement calling for 'strong response' to chemical weapons, but Putin says most oppose military action
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/06/obama-alliance-assad-chemical-weapons
キャメロンはG20の前に仏オランドと独メルケルに調整会議を呼びかけましたが、メルケルに断られたことで独仏同盟の隙間風を嗅ぎ取ったようです。かれはプーチンと親密でしたが、G20の二日間は彼にひどくつらい思いをさせたのです。プーチンは一歩も引きませんでした。
(参照)the guardian : G20 summit: Cameron passionate but impotent on Syria strikes
PM was one of the most consistent advocates of military intervention at summit but was frustrated by Russian opposition
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/06/g20-cameron-passionate-impotent-syria
プーチンが一歩も引かなかった理由は、サリンガスが反政府軍の2〜3割を占めるal-Qaidaの失敗とする情報を得ているからで、the guardianも次のシリア現地レポートで示唆しています。
「私達市民は野外で寝ることにしました。米国のミサイルはシリア政府軍の全ての装備を破壊しようとしていますし、政府軍は全ての兵器を移動させて隠してしまいました。ですから米軍の誤爆が怖い。でもサリンガスが爆撃されたら、野外も危険ですね」
(参照)the guardian : Syria in waiting: life goes on as all sides wait for the American missiles
Assad forces defiant and blame al-Qaida, as people of Damascus wonder what missiles will achieve, and for whom
http://www.theguardian.com/world/2013/sep/06/syria-troops-americans-thin-rope
一方、INDEPENDENT紙は、プーチンの報道官Dmitry Peskovから議会否決に関して、英国も小さい島国になってしまいましたね、だれも英国を注目しませんよと言われてキャメロンは愚弄されたと逆上し、議会否決で英国としては署名できない11国共同声明に個人署名したのだと。
(参照)INDEPENDENT : G20 summit: David Cameron responds to Russia's alleged 'small island' jibe
http://www.independent.co.uk/news/uk/politics/g20-summit-david-cameron-responds-to-russias-alleged-small-island-jibe-8801673.html
◆環球時報は社説で、先進国と発展途上国の経済バランスを取り大きな発展をめざそうとするG20首脳会議を米国が壊してしまった。そもそもアフガン・イラク戦争と金融恐慌でG7全体が疲弊したから米国がG20に拡大をさせたにもかかわらず、少し良くなると傲慢さに戻った、と批判。
(参照)環球時報「社评:美国对G20冷热,都绕不开新兴国家」
社説:米国はG20に冷淡で過酷で、新興国家に機転を利かさない
http://opinion.huanqiu.com/editorial/2013-09/4332497.html
@第八回G20首脳会議は実に“にぎやか”でした。オバマはブラジル元大統領の長期盗聴非難を回避するために遅刻し、プーチンとばつが悪くなり遠い席に免れ、安倍は習近平との立ち話に喜び勇み、G20のテーマ“新規事業による就業人口増加”は、米国のシリア軍事威嚇で薄められました。
AG20首脳会議は元来金融危機の産物です。米国は金融危機の衝撃を受け、新興国家との対話を願って、G7をG20に“拡充”したのです。これは米国一極集中が崩壊し、世界が多極化に移行したことを意味します。
Bところが米国は自信心が少し回復すると、G20から受ける制約を全く無視し始め、G20での振る舞いも次第に強硬になり、新興国家影響拡大を阻止し、世界の多極化に抵抗しています。それは米国の自己中心性や他国への恩義の少なさを露呈しました。
C1990年G7の経済規模は世界の8割近くを占めていましたが、今は6割。もし米国がTPP(環太平洋)とTTIP(大西洋)を強く推進するなら、WTOは崩壊します。そして新興国とG7間のギャップは依然として大きく、米国の振る舞いはG20を生命力の源泉とする国を困らせる。
◆中央日報「朴大統領「メルケル首相のナチス収容所訪問に感銘…日本も努力を」」
http://japanese.joins.com/article/891/175891.html?servcode=200§code=200&cloc=jp|main|top_news
…………他のG20関連…………
◆中央日報「朴大統領は韓国初の女性大統領で、メルケル首相もドイツ初の女性首相。年齢は朴大統領61歳、メルケル首相59歳だが、両首脳は13年間の付き合いだ。会うのは今回が4回目」
http://japanese.joins.com/article/891/175891.html?servcode=200§code=200&cloc=jp|main|top_news
メルケル首相は「朴大統領の選挙運動過程を見ていたが、深い感銘を受けた。9月22日の総選挙で勝利すれば、早い時期に朴大統領をドイツに招待したい」。
朴大統領は「ダッハウ収容所追悼館を訪問して行った演説を、韓国国民も感銘を受けながら聴いた。歴史の傷を治癒しようという努力がなければならず、度々傷に触れていては難しくなる。それとともに日本が歴史を眺めながら、未来志向的な関係を発展させることを希望する」。
◆サーチナ「日中関係改善したい? 日本の態度は『あべこべ』だ:安倍が態度を軟化させて『可哀そうに』と思わせる芝居。実際は国連事務総長も看過できないほどの歴史歪曲と閣僚参拝・玉串奉典、海保強化、自衛隊配備など増々攻撃的」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0907&f=politics_0907_007.shtml
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