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いよいよ日本時間の明朝に2020年の開催都市が決まります。
立候補している3都市の1つである東京の招致委員会の皆さんが頑張っていることが毎日のニュースで伝えられています。
マスコミの報道に扇動されたりして単純に日本に決まれば良いかと思ってましたが、ここにきてそれでよいのだろうかという疑問がフトわいてきました。
オリンピックの原点は、『世界平和のため』と確かクーベルタンは述べていたように記憶しています。
決して自国の国益ばかりを追求する為のものではないということです。
今、世界では、平和を求める声がいたるところで上がってきております。
平和を求める祭典ならば、当然開催国となる国民にはその資質が問われます。
つまり開催国になる基準には安全平和維持活動に十分貢献していることが求められます。
3カ国の中でその資質を最も満たしている国はどこであろうか?
スペインのマドリード、トルコのイスタンブール
どこも特色があります。
東京がそれに相応しい都市であれば、結果はどうであれそれだけで十分です。
オリンピック憲章
根本原則
1 近代オリンピズムの生みの親はピエール・ド・クーベルタンであった。氏の提案にもとづいて、1894年6月、パリ国際アスレチック会議が開催された。国際オリンピック委員会(IOC)が発足したのは1894年6月23日であった。1994年8月の第12回総会はオリンピック百周年に当たり、「Congress of Unity」をテーマにパリで開催された。
2 オリンピズムは、肉体と意志と知性の資質を高揚させ、均衡のとれた全人のなかにこれを結合させることを目ざす人生哲学である。オリンピズムが求めるのは、文化や教育とスポーツを一体にし、努力のうちに見出されるよろこび、よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などをもとにした生き方の創造である。
3 オリンピズムの目標は、あらゆる場でスポーツを人間の調和のとれた発育に役立てることにある。またその目的は、人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立を奨励することにある。この趣意において、オリンピック・ムーブメントは単独または他組織の協力により、その行使し得る手段の範囲内で平和を推進する活動に従事する。
4 IOCが率いるオリンピック・ムーブメントは、近代オリンピズムにその端を発している。
5 オリンピック・ムーブメントは、最高機関IOCのもとで、各種組織、競技者、その他の人たちを統括する。彼らは、オリンピック憲章によって導かれることに同意した人々である。オリンピック・ムーブメントに帰属するための基準は、IOCによって承認される。スポーツの組織および管理は、IOCが承認する独立のスポーツ団体により監督されなければならない。
6 オリンピック・ムーブメントの目的は、いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行なわれるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある。
7 オリンピック・ムーブメントの活動は、結び合う5つの輪に象徴されるとおり普遍且つ恒久であり、五大陸にまたがるものである。その頂点に立つのが世界中の競技者を一堂にあつめて開催される偉大なスポーツの祭典、オリンピック競技大会である。
8 スポーツの実践はひとつの人権である。何人もその求めるところに従ってスポーツを行う可能性を持たなければならない。
9 オリンピック憲章は、IOCが採択した基本原則、規則および細則を成文化したものであり、オリンピック・ムーブメントの組織および運営を統括し、オリンピック競技大会開催のための諸条件を規定するものである。
(http://www.joc.or.jp/olympism/charter/konpon_gensoku.htmlより抜粋)
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