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官々愕々「産軍複合体」という怪物 古賀茂明(週刊現代) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/512.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 9 月 07 日 12:35:00: igsppGRN/E9PQ
 

官々愕々「産軍複合体」という怪物
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36892
古賀茂明「日本再生に挑む」 :週刊現代


「産軍複合体」という怪物が、日本を破滅の道に追い込んで行くのではないか。最近の安倍政権の安保政策を見ていると、そんな怖れすら感じる。7月の参議院選投票日までタカ派色を一時的に隠してきた自民党安倍政権だが、選挙が終わったとたん、数々の「軍備増強」策を打ち出している。

7月末に出された新防衛大綱の中間報告には、「安全保障環境の変化」を理由に、様々な軍備増強の方針が網羅された。

集団的自衛権行使についても、いつのまにか全面解禁という方向になっている。この方針に否定的な法制局長官を交代させてまで解禁を強行するつもりだ。

武器輸出三原則も形骸化しつつある。防衛装備品輸出を成長戦略の柱に位置付けるという。日本が、ついに死の商人になるというのだ。

「国防軍を保持する」と書き込んだ自民党の憲法改正案も防衛産業を喜ばせている。今の憲法には、戦力は「保持しない」と書いてあるので、自衛隊は本来不要だし、持つとしても最小限にという歯止めがかかる。しかし、改正案では国防軍を持たなければ違憲となる。しかも、「我が国の平和と独立」「国及び国民の安全」確保のためと書いてあるので、中国を仮想敵国とみなす安倍政権では、中国に負けない軍備保持が憲法上の要請になってしまう。軍拡のために作ったような条文だ。

一方、強大な利権構造を築いている中国の「産軍複合体」も、安倍政権の軍拡路線を歓迎している。何故か。彼らが一番気にしているのは、実は日本の軍事力ではない。中国軍の拡大路線に対する厳しい国際世論だ。中国軍は、南シナ海で外見上融和路線を見せたりしているが、これは、国際世論が抑止力になっているからである。

世界の注目を集める安倍政権の右傾化路線は、中国軍部にとって願ってもない宣伝材料となった。安倍政権が戦争責任を認めず、帝国主義的侵略戦争への準備を始めたと喧伝すると、日本の軍拡路線に対抗するために中国も軍拡を続けざるを得ないという理屈として使えるからだ。実は、ロシアの北方四島返還反対派もこの理屈で四島返還に反対している。

中国の軍拡は、さらに日本の軍拡を呼ぶ。こうして両国の「産軍複合体」が喜ぶ軍拡競争がエスカレートして行く。しかし、これは日本にとって最悪のシナリオだ。

何故なら、日本には軍拡競争に堪える経済力がない。成長戦略の議論は宙に浮いたまま、目に付くのは族議員の予算の分捕り合戦だけだ。局地戦の戦費調達さえ危うい。中国軍の駆け引きは、それを見越しての上だ。

米国も余力がなくて中国とは戦えない。だから、中国か日本かという踏み絵を踏まされる事態は絶対に避ける。日本が中国と本気で対立しても、戦いにならないように譲歩させられるのが落ちだ。米国を頼りに軍事力で中国と対峙しようという安倍政権の戦略は、絵に描いた餅、単なるタカ派のユートピアに過ぎない。

では、どうすればよいのか。

憲法の前文に答えがある。中国の軍拡路線に危機感を持つ世界の国々と手を携えて、中国を抑える。そのためには、日本が世界から平和国家として信頼されなければならない。それしか今の日本には手がない。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう」「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」という前文の言葉こそ、最も現実的な国防戦略なのだ。

終戦記念日に、戦争責任と不戦の誓いを避けた安倍総理。中国との戦争も辞さないという意思なのか。首相には憲法を尊重する義務があるのだが。

『週刊現代』2013年9月14日号より


 

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コメント
 
01. 2013年9月07日 13:59:15 : PjWnl7h7SY
外国の首脳と対等に、あるいは普通に会談できる政治家がいないことが大問題。
菅、野田、安倍・・・あまりにも能力不足だ。

軍備増強、軍備競争では、「軍産複合体」死の商人だけが笑い国民は大変な負担。
万に一つ、戦争でも起きれば誰も救われない。


02. 2013年9月07日 14:07:11 : 2llPPpCFnC
日本は一度完全に滅んだほうがいい。

03. 2013年9月07日 15:28:48 : F1Sr2Hx0Nj
日本が滅んでは困る、そう簡単に滅ぼさないでほしい。

自国民ならそんな考え方できないはず。


04. 2013年9月07日 23:08:26 : xxpM7jkFPI
『<古賀茂明クン>、キミが賛成してる<TTP>はこの‘地獄への三里塚’なんだぜ?』

あんたは、本当に<TTP交渉>の内実を解って、アーだコーだ言ってるの?
妙なところで‘ガス抜き’してもダメだよ?


05. 2013年9月08日 01:15:08 : gEj1MUpk8M
なんで?逆だろ

産軍複合体とは、政府予算(軍費)の中だけで調達材料が取り揃えられるよう、納入事業者の専属化と納入事業者の利益を民間から確保するため、自由競争を阻害し、軍事の余剰品のみをインフラ資材と強制合体させるなど、政府関与により、産業構造への規制がなされていることを言う

TPPの民間への政府関与排除とは正反対だ


06. 2013年9月08日 01:29:53 : gEj1MUpk8M
TPP強制とは、戦争ができない(政府の強制力の削減)体制を目指しているわけで、自衛権の主張(政府の強制力強化)とは、政府系指導員の供給事業体への関与(天下り容認)ということで、国家主義化という事だ

独立が軍事力によって担保されていると定義するなら、国家主義化=TPP反対=民間製造事業の政府制御がその途となり、独立が国際社会の監視によってなされるとするなら、各国が軍事力を削減し、国連軍のみ存在する体制が各国の専制放棄=官僚の民間製造事業への接近遮断=政府の生業干渉能力排除=資本と経営(この場合国家)の分離=TPP型の資本の台頭

こうなる

個人は国家にNOと言うのは難しい・・・だから
資本が国家のルール違反(逆進性サービスへの介入)を拒否する
国家は資本のルール違反(累進性サービスへの介入)を拒否する
これで戦争を国家が選択できない体制ができあがる


07. 2013年9月08日 01:41:28 : gEj1MUpk8M
重要なのは3権の分立であり、行政とは累進性サービスへの管理組織だ

立法があまりにも行政の側に立ちすぎる・・・というより行政と立法を国という同一の組織で括りすぎだ

立法は本来、有権者のものだから、行政を監視してもいいが国家の名の下に同化してはならず、行政側が有権者を制御するため天下りを送り込んできてはならない

それは行政が有権者を制御するということで、それが軍事化(産軍複合体の形成)なのだから、TPPとは、有権者を制御するための行政介入の徹底排除という、産軍複合体形成の対極だぞ



08. 2013年9月08日 02:19:51 : gEj1MUpk8M
3権とは、天と地と人だ

天とは国境が無い=資本=権利と責任=ルール
そして天に則り、政治的判断を介入させず、愚直に法則を正すのが司法
地には国境(範囲)が有る=国家=インフラ=行政
人とは天と地を運用する=方法を定める=人民=立法

日本は行政が司法も立法も制御している・・・だから行政と司法を遮断するんだよ
行政の立法府の元である有権者への介入も遮断する必要がある

司法は資本を人民が取扱上でのルールだ=ISDが裁判の指標=これが正しい
ISDが最高裁の上に来るんじゃなくて、ISDに沿わない行政の都合を優先するものとは、司法と呼んではいけないだけの話

そして、この行政がマスコミにより日本と呼ばれている・・・日本とは我々有権者だ・・・行政は立法を介して有権者に制御されなければならない・・・こいつらは日本じゃない

マスコミの呼ぶ日本=行政のために、有権者は戦争を命じられる道理はなく、有権者を制御しようとする行政は、日本のみならず世界中の「有権者が行政を制御すると考える人類=民主主義」の敵である

行政が軍隊と軍隊を保全する製造業を制御=産軍複合体=これがTPPにより制御能力を失おうとしているのだ


09. 2013年9月08日 04:40:15 : xxpM7jkFPI
『<08〜gEj1MUpk8Mクン>、相も変わらず、キミの“ロジック" は‘腸捻転’或いは‘自家中毒’症状が重症化してるね。』

キミの言ってることで正しいのは…
『TPPの(脚注:正確には‘による’でしょう?)民間への政府関与排除』と
『ISDが裁判の指標=これが正しい…ISDが最高裁の上に来るんじゃなくて、ISDに沿わない行政の都合を優先するものとは、司法と呼んではいけないだけの話。』という<TTP>の本質を現してる部分だけであり、後はキミの‘妄想的な願望’に過ぎないんだよ。
<TTP>を推進してる本体は、キミも言っているように「国際金融資本」だよね?キミの誤説によると『TPP型の資本の台頭』があれば…(中間はあまりに馬鹿馬鹿しいから端折るが)…『これで戦争を国家が選択できない体制ができあがる』って言うけどさぁ、歴史を知らないっていうか、まぁ、話にもなんにもならないから、一言だけ教えて上げるけどね、<第一次世界大戦>も<第二次世界大戦>も欧米の「国際金融資本」が是認した或いは仕掛けたものなんんだよ?例えば<ヒットラー>の軍事費を支えていたのは、<クルップ財閥>を始めとするヨーロッパ金融資本であり、ユダヤ系資本も<ヒットラー戦争>に当初は出資してるんだよ。だから、<アメリカ>の参戦が約2年遅れたんだよ。
キミの言う『TPP型の資本の台頭』は既に19世紀後半から始まっていたことであり、常に戦争のスポンサーであったってことさ。
それが行き詰まったのが、「冷戦構造雪解け時代」なんだよ。
‘戦争資本=軍産複合体’が戦争したくっても、大義名分がないと、迂闊には出来なくなったってことさ。
ついでに蛇足だが言っておくけどさぁ、米日の軍産複合体は‘一体’なんだぜ?
そんなことすら解らないで、何が『TPP型の資本』だよ。笑わせるんじゃぁねーよ。


10. 2013年9月08日 08:42:28 : fATtT4g8c6
笑えるのは09だ

産軍複合体とは、産=民間&軍=行政のカルテル、官民共同体のこと=共産化のことだ

官の民への接近を禁止するための協定TPPが、官の民支配である産軍複合体と主張しておきながら、どの面下げて、のこのこ出て来てるんだよ?

産軍複合体が戦争資本←ならば、それは非民主=行政の国民支配=無法状態(法ではなく中世の掟が法と名乗ってまかり通る状態)ということなので、カルテル解体の国際協定であるTPPにするのは、今の寡占状態に国際社会の介入を招く逆効果でしかない

すでに戦争資本の産軍双方の支配が成っているから、産軍複合体が形成されているわけで、産軍複合体がこれから生まれる場合(現在日本が正常な民主国家であるならTPPは後退)を除いて、TPP導入のメリットがない

しかし既に官民共同体が国民を無視して暴走を初め、産軍複合体を形成しているなら、自国民による官民共同体=産軍複合体への抵抗は不可能で、外圧に頼らない限り局面を打開できない

TPP導入の意義は、官民共同体を全て違法カルテルと断じるTPPが、官民共同体の一種である産軍複合体に対し、国際社会が干渉するための、現在まだ無い基準・制度・法的整備が必要に迫られていることに対して、その道を開くからである

TPPは、現存する行政サービスのオール逆進性=競争導入を目指す考え方なので、行政サービスが累進性を維持しているなら、TPP加盟とは後退と言える

理想は、逆進性サービス=資本による競合、累進性サービス=税金を取って行政の管理

ところが、インフラや政府管掌事業に逆進性を持ち込み、それを政府制御するために規制を設けて、逆進性サービスを資本の競合下におかず官民共同体の独占を行う日本は、全て逆進性サービスで資本の競合下=TPP状態、これより数段中世型の専制国家の域を出ていない

中世の専制国家体制が、少数の支配者による戦争選択を可能にする

軍隊の必要な物資を軍需産業が常に補充できるよう、軍需産業以外の製造業参加を規制によって排除&天下りにより行政制御=これが産軍複合構造だ

「規制を排除しましょう」「天下り(政府の民間干渉)を国際監視しましょう」というTPPの何処が産軍複合構造だ?


11. 2013年9月08日 17:53:38 : 3PJAqRzx3M
>中世の専制国家体制が、少数の支配者による戦争選択を可能にする

近代の戦争はむしろ大衆の熱狂(背後にはメディアの煽りはあるが)ではじまるので、あてはまらない。


12. 2013年9月09日 03:42:44 : xxpM7jkFPI
『<10〜fATtT4g8c6クン>、<08〜gEj1MUpk8Mクン>と同一狂人かどうかはわかんないけど、チョイと閑があるから相手にしてやるけさぁ…。』

自分の言ってることを読み直してご覧よ?他者に通用するってホントウに思ってるの?
オイラがキミ達アホンダラ工作員に聞いてるのは『TPP型の資本』の本体って何なの?ってことさ。‘規制’がヘチマだとか‘カルテル’がキュウリだってレベルの童話じゃないの。

例えばさぁ、『産軍複合体とは、産=民間&軍=行政のカルテル、官民共同体のこと=共産化のことだ』…
『官の民への接近を禁止するための協定TPPが、官の民支配である産軍複合体と主張しておきながら、どの面下げて、のこのこ出て来てるんだよ?』…
って喚くのは勝手だが、何言っんだか。何を言いたいんだかも、ダーレも解んないよ。
恐らく、『…しかし既に官民共同体が国民を無視して暴走を初め、産軍複合体を形成しているなら、自国民による官民共同体=産軍複合体への抵抗は不可能で、外圧に頼らない限り局面を打開できない…TPPは、現存する行政サービスのオール逆進性=競争導入を目指す考え方なので、行政サービスが累進性を維持しているなら、TPP加盟とは後退と言える』って辺りが‘腸捻転&自家中毒’論理の見本なんだろうね。


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