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2013/9/6 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
マドリードは過半数の50人を確保か
「東京が優勢」「1回目の投票で過半数を狙う」――。
2020年夏季五輪の開催地をめぐって、テレビ、新聞は「東京開催」が決定したかのように報じている。
民放のニュース番組は東京の得票数を46票と読み、35票のマドリードと16票のイスタンブールを引き離していると報じた。
ブックメーカーのオッズでも東京が1・66倍で、マドリード(3・75倍)、イスタンブール(4倍)と大差がついているため、メディアは「勝てる」の大合唱だ。
ところがIOC総会が開かれるブエノスアイレスの空気はまったく違う。福島原発の汚染水が問題視され、IOC委員から「東京劣勢」の声が次々に上がり始めているのだ。
「(原発問題を)東京に投票しないことの口実にする委員もいるだろう」(ファゼル委員=スイス)
「福島で起きたことは東京招致にとって深刻だ」(チンクアンタ委員=イタリア)
共同通信によると、あるIOC幹部は「汚染水漏れ問題の影響は非常に大きい。
マドリードがかなり巻き返している」と語ったという。スペインの全国紙エルムンドも「過半数の49票を上回る50人の支持を得た」と報じている。
実際、この数週間でマドリードが巻き返しているのは間違いない。
「現地の空気を如実に表したのが記者会見です。日本の竹田恒和・招致委理事長には、記者団から厳しい質問が飛んだ。質問6問のうち4問が汚染水絡みでした。マドリードには厳しい質問はなく、終始、穏やかだった。スペイン経済に回復の兆しが見えていることも、マドリードに有利に働いている。マドリードは自信を強めています」(国際ジャーナリスト・太刀川正樹氏)
東京有利とされた情勢が、土壇場になって一気に変わっている。日本政府の姑息なやり方が完全に裏目に出た形だ。
◆早くも"戦犯"探し
「汚染水の問題は7月には分かっていました。しかし、五輪招致に不利になるからと日本政府は、騒ぎが大きくならないように問題を矮小化してきた。国会審議も先送りした。ところがタイミングが悪いことに、9月7日の総会直前に問題が大きくなってしまった。もっと早い時期から本格的な汚染水対策を講じ、そのことをアピールすれば海外の評価も違っていたのに、本当にバカですよ。明らかに作戦ミスです」(ジャーナリスト・横田一氏)
早くも日本の招致関係者の間では「日本劣勢」を見越して、A級戦犯探しが始まっているという。悪いのはイスラムを批判した猪瀬都知事だ、いや、ナチス発言の麻生副総理だ、やはり東電が一番悪い、と勝手な言い分が飛び交っているとか。
総会後の第2ラウンドが面白そうだ。
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