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★孫崎享氏の視点ー<2013/09/04>★ :本音言いまっせー!
レービン下院議員は日米自動車貿易:競争条件公平化への提言
自国通貨の価値を他国通貨との比較でどのような水準に置くかは
国家主権の最たるものである。
日本はプラザ合意で円高に誘導され、それが今日の日本経済不振の
最も重要な要因と言える。
この時は一応、プラザ合意があった。
今、TPPでこの主権を奪おうとする動きがある。
1:まず報道をみてみたい。
[ワシントン7月23日 ロイター] - 米下院歳入委員会の民主党トップ
であるサンダー・レビン議員(ミシガン州)は23日、
オバマ政権は環太平洋連携協定(TPP)の交渉を通して日本に対し
米自動車メーカーに市場を一層開放するよう圧力をかける必要がある
と述べた。
また、TPPに為替操作に対し強制力のある規制を盛り込む必要がある
との立場も示した。
2:レービンの要求のうち、為替に関する部分は次のとおり。
「通貨操作を回避するための重要義務
TPPの各当事国は他のTPP当事国よりも有利になる不当な立場を得る
ための通貨操作を行わない。
3;この提言の意味
米国は1985年のプラザ合意で円高誘導を決め、その後円高で
日本の商品の対米輸出に歯止めをかけた。これを制度化しようとする
ものである。
4:この提言の危険性
オバマ大統領はまだ議会からTPP交渉権を取り付けていない。
これを取り付ける必要がある。
その際、議会から各種条件が出される。ある程度は飲まざるを
得ない。
したがって、この提言は単なる一議員の思い付きとして看過できる
問題ではない。
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