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2020年夏季五輪開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会への高円宮妃久子さまの出席に関し、菅義偉官房長官は3日の記者会見で、「皇室の政治利用とか、官邸からの圧力とか、そうした批判はあたらない」と述べ、政治的圧力を示唆した宮内庁の風岡典之長官に反論した。首相官邸が宮内庁を公然と批判する事態になったが、久子さまは同日、総会が開かれるアルゼンチンへ民間機で出発した。
風岡氏が「天皇、皇后両陛下もご案じになっている」と述べたことについて、菅氏は「宮内庁長官の立場で両陛下の思いを推測して言及したことは非常に違和感を感じる」と批判した。
皇室と外交を巡っては09年、中国の習近平国家副主席(現国家主席)が来日した際、鳩山政権が慣例を破る形で宮内庁に天皇陛下との会見を求め、野党だった自民党が批判した経緯がある。自民党の脇雅史参院幹事長は3日の記者会見で「(政府内で)見解が食い違うのは好ましくない」と苦言を呈した。
久子さまの出席については、先月26日に下村博文文部科学相が宮内庁に要請。さらに、官邸事務方トップの杉田和博官房副長官も、同趣旨の要請を行っていた。宮内庁側は出席に応じたものの、風岡氏は2日の記者会見で「苦渋の決断をした」と言及していた。
久子さまはIOC総会で、東日本大震災支援への感謝を表すスピーチを行うほか、現地のサッカー協会との親善行事に出席する。9日に帰国する。【鈴木美穂】
http://mainichi.jp/select/news/20130904k0000m010070000c.html
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オリンピック招致活動が高度の政治性を帯びるものであるということは常識といえるだろう。開催都市を決めるIOCの総会で皇室の人物が発言することは、招致活動の一環であると出席者から見なされる。菅官房長官の発言は事実をゆがめるものであり、皇室の政治利用をごり押しするものである。
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