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2013年09月03日
2020年の東京五輪誘致の結果がここまで安倍政権の帰趨を握るようになるとは誰が想像できただろか。
日刊ゲンダイが「2020年の夏季五輪開催地はマドリードで決まり」とはやばやと断言したのは7月15日号であった。
その事について私は7月14日のメルマガ第517号でおもしろおかしく書いた。
「これは政治論とは何の関係もないがメディア論としては興味深いと思って書いてみる」と。
そしてよくもここまで断言できるものだ。外れたらどう責任を取るのか。余程の根拠ある情報を日刊ゲンダイは持っているに違いない。さもなくば、外れても、タブロイド版の無責任さで、外れました、とすました顔をして、逃げるのか。いずれにしても9月7日の結果に注目し、その時はこの日刊ゲンダイの記事を思い起こそうと、書いた。
それから二ヶ月近く立ち、いよいよ選挙が近づいてきた。
そして二ヶ月前の日刊ゲンダイの報道とは大きく異なり、大接戦、いや東京有利と大手メディアなどは書いている。
なによりもその結果が安倍政権に与える政治的意味合いが俄然違ってきた。
その結果は安倍政権の帰趨を決定付ける大きな政治問題となってしまった如くだ。
晴れて当選すれば日本国中は祝賀一色となり、その経済効果が喧伝され、株価も上がり、一気に消費税増税まで持ち込めると、もっぱらの見方だ。
放射能汚染水垂れ流しも、麻生副総理のナチ政権に見習え暴言も、なんら影響を及ぼさなかったとなる。
いまとなっては小さくなってしまった猪瀬暴言なども、もちろん免責だ。
しかし、敗れた場合はその間逆だ。
勝てる選挙を勝てなかったのは安倍政権の失策であるとされ、原発政策も消費税増税も、株価に支えられたアベノミックスも、すべて苦境に立たされる。
みずからIOC総会に乗り込んで支持要請をし、その結果負けたとなると面目丸つぶれだ。
ここまで2020年夏季五輪承知選挙の結果が政治的意味を持つようになるとは誰が想像しただろうか。
私は安倍政権を倒すために負けたほうがいい、などというけちな考えは持たない。
安倍政権はその政策の誤りで、行き詰まり、倒れなければいけないと思うからだ。
そして東京に五輪が誘致されれば、それを多くの国民とともに素直に喜びたい。
9月7日の決定から目が離せない。
そしてその時は日刊ゲンダイのあの記事を思い出し、果たして日刊ゲンダイはその結果をどう報道するか、楽しみにしている(了)
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