http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/393.html
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安倍が米議会外交委員を次々と官邸に連れ込み危険な雄叫びをあげる。それが中国とロシア及びアセアンをますます親密化させる。安部・米議会外交委員・イスラエル・サウジ皇太子が世界の危険人物。
1.ロシアは軍事作戦で米国に一歩も引かず
◆時事「米空母、紅海へ=対シリア作戦支援」空母ニミッツとミサイル駆逐艦4隻
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013090200300
◆時事「シリア沖に偵察艦派遣=ロシア」
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013090200667
シリア首都はロシア製早期警戒システムで強固。更にシリアの地中海岸にロシア海軍基地。
プーチンは大型ミサイル巡洋艦と対潜巡洋艦を増派し地中海の米空母部隊を挟み撃ち。
するとオバマは紅海側に空母部隊を増派。
プーチンは地中海のロシア海軍基地に偵察艦を派遣。
2.ロシアの後ろに中国が控える、両国はG20で米国を責める
◆時事「ロシアと協調、米国けん制へ=中国主席、3日から外遊」
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013090200684
◆時事「中国主席と5日会談=米大統領と接触も−プーチン氏」
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013090200742
ロシアと中国はシリアへの軍事介入に一貫して反対。国連安保理で対シリア決議案採決に当たり、ロシアとともにたびたび拒否権を行使した。9月5〜6日にサンクトペテルブルクで開かれるG20首脳会議で両国はシリアへの米国軍事介入を議題にし、オバマを非難する予定。
◆シリア攻撃問題で人民日報が米国政府を激しい言葉で非難
人民日報「米国よ、戦争によって国際ルールを守るだと?」
http://j.people.com.cn/94474/8386513.html
「米国など一部西側国は「化学兵器」問題の解決を真に望んでいるのではなく、自国の思惑で反体制派を支援し、シリアの政権交代を促し、自国に有利な国際ルールと国際秩序を確立することを急いでいるのである」http://j.people.com.cn/94474/8382234.html
3.安倍晋三の話し相手は世界でも米議会外交委員だけ
◆安倍晋三が三人目の米議会外交委員を連れ込んだ。いずれも安倍晋三のことを何も知らずに首相官邸に連れ込まれ、安倍にベンチャラを言って立ち去る。
時事「日米同盟が平和を保障=安倍首相」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013090200648
安倍晋三がまた米国議会の右翼議員を連れ込んだ。これで三人目。今度は米共和党ローラバッカー下院外交委員会小委員長。『中国は世界の安全保障の脅威になっており、安倍首相と米国はこれに立ち向かい、抑え込んでいかないといけない』と言わせて悦に入っている阿呆。
◆その前は、マケインを連れ込んで、彼に言わせた台詞に世界中の、特に米国籍華僑の怒りが収まらない。『マケインよ、謝罪せよ』
環球時報「网络民意强烈要求麦凯恩必须对其钓鱼岛言论道歉」
http://world.huanqiu.com/regions/2013-09/4309194.html0
8/15メネンデス(上院)、8/21マケイン(上院)、9/2ローラバッカー(下院)と三人の米国議会外交委員会委員を立て続けに首相官邸に連れ込んだ安倍晋三。米国議会の外交委員会は超保守派と軍人上がりの巣窟で、世界で安倍晋三の味方はここしかない。
しかし、マケインが安倍にリップサービスをし、翌々日に北京に乗り込んだ時は子猫の状態。東京発言とは正反対の発言というか、ほとんど何も言えなかった。つまり、三人の米国議会外交委員会委員は安倍晋三を何も知らないで来日している。
現在のシリア問題も同根であるが、米国議会もオバマを陥れて点数稼ぎしようと露骨で、安倍晋三同様に民主主義の敵で危険な連中である。かえって米軍上層部がリベラルで常識的で、統合参謀総長や太平洋司令長官などは、極右政治屋どもの命令に閉口している。
4.安倍政権無視して、アセアンと中国は包括的経済連携(RCEP)へ
安倍政権のアジア経済援助は政商だけが富み栄え、ストリートチルドレンを増加させる。カネで頬を叩きながら軍事同盟を囁きかける。その同盟は中国とのソフト&ハード戦争のお誘いだから、どの国も適当にお茶を濁す。
阿呆なアキノを除いてベトナムすら包括的経済連携(RCEP)に乗り気だ。海洋の自由航行問題とは米軍と自衛艦が無通告・潜航して自由通行したいだけで、もともと民間船に何の不自由も無かった。島の領有問題は、共同漁業パトロールと共同資源探査で解決する。
◆新華社「北京で中国ASEAN特別外相会議開く 7項目で合意」
http://jp.xinhuanet.com/2013-09/02/c_132683411.htm
@第16回中国ASEAN首脳会議を成功させる
A政府と民間交流を一段と強化
B包括的経済連携(RCEP)交渉を共同推進
Cインフラ相互接続建設
D中国ASEAN海上協力基金の重層化
E地域安全保障構築
F発展途上国の権益を共同で守る
ところで、中国国籍以外の華僑人口はアジアだけでも1億人に近い。米国、カナダ、EUの華人を合わせると1億2千万ともいわれる。
日本人と同数の華人が中国本土から外国に帰化していることになる。タイとシンガポールの首脳は華人である。ベトナムも古くからの華人の一部族と言われる。インドシナ半島全域、インドネシア、フィリピンの経済実権を握るのも華僑、華人である。それを無視してアジア政治は語れない。
中国華人が千年もモンゴル族に統治され続けた原因の一つに村落自給自足体制と村落間分業で強い独立力を維持したことがある。それは江戸幕府の藩分割統治に似ていて、両者ともにアジアの風土に根差した独特の伝統文化。両国ともに、最高権力が底辺の民衆を直接統治することは無かった。
日本人は台湾と朝鮮半島を併合し、中国東北地方に満州帝国という傀儡政権を作り、さらに内蒙古に阿片を求めて侵略し、それを軍事財源に中国全土の占領を企てた。その侵略性は中国に帰化する日本人がほとんど皆無であったことで、全員帰化した華人と全く異なる。
それは日本人が“侵略”し、華人は“進出”したという違い。華人の進出に中国軍が先払いや後押しすることはなかった。代わりに華人は個々人が強くなった。
そんな個人意志の表明度合の違いをもって、日本人は中国人を毛嫌いし軽蔑するに至った。これは血縁関係者が遺産相続を巡って血の争いを繰り拡げるに似ている。国家戦争廃絶や平和や繁栄という人類の願いに照らして、どちらがより正当であるか、日本人は考える瀬戸際にきている。
日本のODAや経団連による東南アジア経済援助は貧富の差を極端に拡大するばかりで、権力者とその親族・仲間が肥え太る。中国の経済協力は数千万人の華僑経済力を動員できるから緻密で無駄が少なく、インフラを共に建設し、中国と接続し、司法まで連携している。
(関連)
【マケイン狂言の背景】http://d.hatena.ne.jp/SukiyakiSong/20130825/1377423487
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