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2013/09/02 16:46
放射能汚染水漏れ事故のニュースを見て愕然とした。地方の産業廃棄物の汚染水中間処理場よりも粗悪なタンク群で放射能汚染水を保管していたというのだ。それも鉄板をボルトで留めて繋ぎ目のシールドにゴムを詰め込んだという代物だ。
一体何年、高濃度放射能汚染水を保管することを想定した施設なのだろうか。高レベル放射能に晒されて、ゴムがどの程度の耐用年数シールドとして有効なのだろうか。経産省所管の原子力行政とはそれほどお粗末なものだったのだろうか。
しかも漏れた汚染水はコンクリートで覆われた敷地から漏れ出ないようにしていたというが、実際はベントバブルが開いていて、排水路を通って海へ流れ出ていたという。それもペットボトル何個分というレベルではない。発表では300リットルというが実際はいかほどか、部外者が検証して知るすべもない。
広いタンク群の漏水監視職員は2人しかいなく、とてもすべてのタンクを見回ることは不可能だったという。広範な地域住民のみならず世界に迷惑をかけている福一原発放射能漏れ事故で、国が最低限しっかりと放射能漏れを防ぐ手立てを立てていなければならないはずだ。それを今更「国が前面に出て」しっかりとやるとは何事だ。
国から東電に注ぎ込んだ兆を超える公金は一体何のためだったのか。それほどの公金を注ぎ込んでこの体たらく振りを経産省官僚は国民に説明すべきだ。公金を注ぎ込んだ限りは「東電が、」で逃げることは出来ないはずだ。
そして東電は電気料金値上げという負担を利用者に課していることからも、福一原発で掛った金額の詳細を利用者・国民に明らかにすべきだ。この際だから『使ってしまえ』と、下らない支出があったとしたら関係者たちは責任を取ってタンク群の監視役として見回るべきだ。
安倍首相は「国が前面に出て」放射能漏れに対処する、と発言し「あらゆる総力を結集してオールジャパンで対処する」とも決意を語っていたが、それでは今まで巨額な国費を投じて、国は他人事でいたということなのだろうか。
国民を馬鹿にし過ぎてはいないだろうか。この国の官僚たちも政治家たちも、すべては無責任な籐四郎ということなのだろうか。それらのエライさん方が高給を食んで、国民に新たな「消費増税」を負担させようとしている。日本はこんなにバカバカしい国家だったのだろうか。国民は本気で怒った方が良い。
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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/681113/
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