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★孫崎享氏の視点ー<2013/09/01>★ :本音言いまっせー!
我々は、ブッシュ政権のイラク攻撃は如何に酷いものであったかを
知っている。ブッシュ大統領や、チェニー副大統領は厳しく
糾弾されている。
しかし、オバマ大統領のシリア攻撃はイラク戦争よりひどい。
イラク戦争の時には一応根拠となる国連安保理決議があった
(独仏等攻撃前にもう一度決議する必要があると主張していたが)。
今回はない。
米国は化学兵器を使った国には制裁をしなければならないと言って
いるが、1988年、イラン・イラク戦争の時にはイラクが化学兵器を
使いと言うことを知って、イラクを支援した。
26日FP「米国はシリアの化学兵器使用への報復攻撃熟慮中。
しかし、1988年イラン・イラク戦争時、サダム・フセインが
サリンを含む化学兵器を使用することを解っていて、イラク側に
イラン軍の位置等の軍事情報を与え、これを支援」(私のツイッター)
米国内にも法的根拠が極めて薄いとの指摘がある。
「ブルームバーグ「オバマ政権は軍事介入する法的権限があるのかの
疑問に直面。国際法で正当性認められるには、国連安全保障理事会の
武力行使容認か、米国が自衛のために行動を余儀なくされることが条件、
厳しい国際法の下では十分な法的根拠がないと、カーター氏ら
法律専門家は指摘」(私のツイッター)
更に政治的支援もイラク戦争の時より悪い。
(1)英国
英議会は29日夜、シリアに対する軍事行動案を285対272で否決。
キャメロン首相は否決を受け、議会が化学兵器使用に関してシリアへの
武力行使を望んでいないのは明らかだとし、議会の意向を無視しないと
表明。今後は相応な行動をとっていく方針を示した。」(私のツイッター)
(2)NATO
NATOのラスムセン事務総長は”アサド政権に対する国際的な対応で、
NATOの役割は見いだせない”と語り、NATOは、米オバマ政権が
検討する軍事介入に不参加を表明」、(私のツイッター)
(3)アラブ連盟
27日NYT「アラブ連盟はシリアの化学兵器の使用は非難。
ただし報復攻撃の支持までは行わなかった。これはリビア攻撃を支持した
時と異なる。国連決議の欠如とともに、米国のスタンスに法的、
外交的問題を提起」(私のツイッター)
更に不可思議なことに軍制服組にも疑問の声がある。
30日WP/Londoño論評「米軍将校(大佐クラスから4星将軍まで)米軍の
シリア攻撃に疑問。デンプシー米統合参謀本部議長も疑問を提示してきた
(化学兵器使用の前)」(私のツイッター)
世論も反対している。
シリア:米国国内世論調査、30日ロイターズ、軍事介入に賛成ー20%、
反対ー53%。こんな低い世論の支持率で米国が軍事介入することは
なかったのでないか。((私のツイッター)
じゃー誰が最も強硬に攻撃を主張しているのか。
明確なのはイスラエル関係、そしてこれに動かされる大統領、議員。
シリアのアサド政権下、パレスチナへの資金、武器提供は主として
シリア経由。
そして日本はと言うと。
安倍独り言(推定)「法的根拠も不要、他国動向観察も不要。
ひたすら米国追随。文句あるか」31日共同「政府は31日、米国が
シリアへの軍事介入に踏み切った場合の対処方針に関し、米国への
支持姿勢を表明する方向で調整。安倍首相談話発表を検討。」
((私のツイッター)
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