http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/339.html
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ダマスカスにはロシア製早期警戒システム。シリア地中海岸に露海軍基地。プーチンはミサイル巡洋艦モスクワや対潜巡洋艦ミンスク等三隻を増派し挟み撃ち。オバマは驚きのUターン。その行き着く先は?
◆環球時報「美国称二十国集团峰会期间美俄总统不会晤」
http://world.huanqiu.com/regions/2013-08/4308346.html
オバマはロシアのペテルブルグで開催されるG20サミットに出席するが、プーチン大統領とは会談しないと米国報道官。
米露関係の冷却は米国NSA(米国国家安全保障局)による地球規模の携帯盗聴とネット情報搾取を暴露したスノーデン氏の一時亡命を認めたことによるが、今起こっているシリアのアサド政権空爆問題でも真っ向から対立している。
ダマスカスはロシア製の空襲早期警戒システムと撃墜ミサイルで強固に守られている。シリア地中海沿岸にロシア海軍基地がある。米国防総省はロシア製防空システムを恐れ、無人機である巡航ミサイルを1000km先から飛ばして爆撃しようとしている。
◆環球時報「俄宣布派3艘战舰开赴地中海 西方:炮舰外交」
http://mil.huanqiu.com/world/2013-08/4308128.html
プーチンはシリア地中海沿岸のロシア海軍基地を米軍牽制に用いはじめた。ミサイル駆逐艦モスクワや対潜駆逐艦ミンスクなど三隻を地中海に増派。ロイターによればロシア地中海艦隊は16隻。米艦隊がロシアのミサイル駆逐艦の挟み撃ちにあう。デンプシー統合参謀本部長も反対するはずだ。
※ロシアの声が報道する米国の挑発と非法行為
ロシアの声「プーチン大統領『シリア政府が化学兵器使用との主張は挑発行為』」
http://japanese.ruvr.ru/2013_08_31/120529192/
ロシアの声「ロシアはシリアへの武力行使を可能にするあらゆる安保理決議に反対する」
http://japanese.ruvr.ru/2013_08_30/120460368/
ロシアの声「ペンタゴン:米国はシリア攻撃のためのパートナーを探している」
http://japanese.ruvr.ru/2013_08_30/120460806/
ロシアの声「日本政府 シリア情勢悪化の責任はアサド政権に」
http://japanese.ruvr.ru/2013_08_30/120457622/
ロシアの声「米特務機関 2011年に他国へ231件のサイバー攻撃」
http://japanese.ruvr.ru/2013_08_31/120525033/
ロシアの声「ロシアと中国は依然、米国の主要な諜報ターゲット」
http://japanese.ruvr.ru/2013_08_30/120464766/
◆時事「オバマ米大統領は武力行使に議会の事前承認を求めることにした」
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013090100036
国際的に四面楚歌に陥りつつあるオバマ砲艦(無人爆撃機)外交。
地中海の米海軍はプーチン大統領からミサイル巡洋艦を使った対抗牽制を受けている。もしシリア爆撃に踏み切ったら、ダマスカス防衛のロシア製早期警戒システムやタルトゥース(シリア地中海岸)露海軍基地への影響が懸念される。最悪の事態考えると、オバマは責任を議会に転嫁したくなる。
◆共同「半月、シリア攻撃は9月中旬以降に、米議会承認で」
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013090101001050.html
◆WP「Obama says U.S. will take military action against Syria, pending Congress’s approval」
http://www.washingtonpost.com/world/national-security/obama-set-to-speak-on-syria-in-rose-garden/2013/08/31/65aea210-125b-11e3-85b6-d27422650fd5_story.html?hpid=z1
『1500人が殺された、そのうち426人は子供だ。人類の威厳に対する挑戦だ。放置すればテロに化学兵器が使用されるようになる。私達への脅威になり、国家の安全が脅かされる』という話らしい。
「局地的戦闘なら米国大統領は議会承認を必要としないから、今回は異様である」とWP。局地紛争の相手がロシア軍になる可能性も皆無ではない。それに阿呆で戦争大好きな安倍晋三とオラントを除いて、地球上のどの国もオバマを支持していない。
シリア紛争は内戦の域を出ている。宗教派閥抗争、イスラエル問題、国家社会主義問題、産油国帝国主義問題、それに後回しにされた民衆と権力の対立が絡んでいる。シリアの社会主義政権を倒す口実作りにエジプト軍事クーデターが起こされたとすらささやかれている。
◆オバマは驚くべきUターンで攻撃を延期したとthe guardian。米議会が承認しても、不必要な議会承認を得た悪しき前例を残す。不承認になりオバマが攻撃したら、世界の孤児が極まる。攻撃しなければ…………
http://www.theguardian.com/world/2013/aug/31/syrian-air-strikes-obama-congress
誰が犯人なのかとは無関係に、アサド攻撃を迫る国もある。WSJの記事の源泉がその国を代表する人間なのか怪しいが、「ここまで言い切って攻撃を止めたらテロリストを付け上がらせる」という脅し。
WSJはその脅しを米国の“同盟国”である韓国、トルコ、イスラエル、サウジアラビアの何れも“政府高官”が行っていると報道。それを拒否できず、さりとて中露英伊加NATOなどの反対多数にはもっと抗しきれない。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323779204579046170058681810.html
オバマは“小規模で局地的な空爆”であって“アサド政権転覆が目的ではない”を選択した。これでは攻撃を渇望?する同盟国高官も、反対する中露英伊加NATOも納得させられない。
大英帝国の一大植民地であった中東。その落日を控えて中東を独立させ身を軽くしようとした大英帝国。どの部族長が国王に相応しいか、国境は、の調査を命じられたのがアラビアのロレンス。最も苦労したのはシリアだった。
オバマ判断の正邪がいずれであっても、軍事介入の更なる積み重ねは、人類の威厳をますます損なうだろう。オバマは嵌められたのかもしれない。(オサマ・ビン・ラディン暗殺もそうだった)
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