http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/293.html
Tweet |
演説をする橋下徹・大阪市長(手前)と堺市長選に立候補を予定している西林克敏氏(手前から2人目)=26日午後5時31分、大阪府堺市 (安元雄太撮影)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130831/plt1308311027000-n1.htm
2013.08.31
国政から距離を置き、地元に専念すると表明した日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が、試練のときを迎える。大阪府と市などを統合する「大阪都」構想の成否のカギを握る堺市長選(9月15日告示、同月29日投開票)に維新は党挙げての総力戦で臨む。同市を大阪都に組み込む橋下氏の構想に現職が立ちはだかる。維新候補が敗北すれば橋下氏の地元での求心力低下は避けられず、3年後とみられる次期衆院選に向けた国政進出の可能性も一気にしぼみかねない。(松本学)
橋下氏は30日夜、大阪市内のホテルで政治資金パーティーを非公開で開催した。出席者によると、橋下氏は懇親会で堺市長選の勝利に向け協力を呼びかけ、自ら背水の陣を敷いた。
「大阪都構想実現のために堺市長選は負けられない。負けたら『橋下は終わった』と言われる」
堺市長選は、「大阪都」移行に伴う堺市の廃止に反対する現職の竹山修身氏(63)と、新人で維新の元堺市議団幹事長の西林克敏氏(43)の一騎打ちとなる見通しだ。
竹山氏は、橋下氏の大阪府知事時代に政策企画部長として側近に位置づけられ、橋下氏に担がれて前回市長選で民主、自民、公明、社民4党が相乗りした当時の現職を破り初当選した。しかし、都構想反対を表明して維新とたもとを分かち、今回の市長選では自民、民主、共産各党が竹山氏を応援する。
橋下氏は「裏切り者」を倒すため、9月8日まで市内7カ所で開かれる「大阪維新の会」のタウンミーティングにすべて参加する。日本維新の会も、党所属全国会議員に対し2人以上の秘書を堺市に派遣するなどの指示を出し、大阪で維新と協力関係にある公明党には支援要請している。
在阪維新幹部の間では、橋下氏をめぐるこんなシナリオが浮上している。
維新、民主、みんな3党の中堅・若手議員による勉強会などを通じ、価値観を共有できるメンバーを選び新党を結成。その間に橋下氏は都構想を実現させ、衆院選に新党から出馬する。当面、大阪に軸足を置くことで、「維新発祥の地」で足元も固め直す−。
現時点では、みんなの党の渡辺喜美代表が政党ブロック(政党連合)構想を進める考えを示す。民主党も、橋下氏が再編のパートナーとみなす非労組系と、労組系に分裂するかどうか不透明だ。
それでも同幹部は、次期衆院選で橋下氏が新党の党首として出馬すれば、中規模政党のままでも世論の支持を集め、「勝ち馬に乗れ」とばかりに他党から合流する議員が続出することはあり得る、と読む。
「究極の目標は橋下徹を首相にすることや!」
大阪維新系議員はこう言ってはばからない。
しかし、橋下氏の大阪市長の任期は平成27年12月と実質2年ほどしかない。堺市長選で維新候補が勝利しても、都構想の実現に橋下氏は時間の制約というジレンマも抱える。
◇
自民党の石破茂幹事長と河村建夫選対委員長は9月3日、堺市長選に立候補する現職の竹山修身市長と党本部で面会する。党大阪府連が竹山氏の党本部推薦を求めているため。石破氏らは面会を通じて最終的な判断を下す予定だ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。