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◇K−POPファン ツイッターや動画で訴え
在日コリアンらの排斥を掲げるヘイトスピーチ(憎悪表現)デモ。数年前から始まっていたデモに対し、早くから「おかしい」と声を上げたのは、K−POPファンの中高生らだったという。彼らの日常ツールともいうべきツイッター(短文投稿サイト)で広がった批判は立場や主義を超え、「カウンター」と呼ばれる抗議活動を活発化させるきっかけとなった。
静岡県沼津市の定時制高校2年の女子生徒(16)がツイッターでデモを知ったのは今年4月のことだ。
中学時代、韓流ドラマにのめり込んだのがきっかけで、お気に入りの韓国人女性歌手が来日した時の「追っかけ」をしている。週4日、時給760円のコンビニのアルバイトも「そのための資金稼ぎ」と笑う。ハングルは独学でマスターし、インターネットで知り合った友人も韓国にいる。
<大好きな人が傷つけられるのは許せないし、守らないといけない>
ツイッターにそう書き込んだ約2カ月後の6月30日。家族の反対を押し切り、各駅停車の東海道線で一人、東京・新大久保に向かった。「朝鮮半島へ帰れ」「やつらを通すな」。気が付くと、怒号が飛び交う中、カウンター側の最前列でデモ隊と対峙していた。行く手を阻もうとしたが、警戒中の機動隊員に脇に押し出された。目の前をデモ隊が悠々と通り過ぎていく。悔しくて涙が止まらなかった。
数日後、翌週予定されていたデモが事実上の中止に追い込まれたと知った。あの場所で初めて出会った人たちと声をからしたことが無駄ではなかった。ようやくそう思えた。
「良い韓国人も、悪い韓国人も殺せ」。忘れられないのは現場で掲げられていたプラカードだ。「相手にするな、放っておけと言う人もいる。でも私は許せない」。最近、在日コリアンへの差別の問題についても考えるようになったという。
◇
「韓流スターの商品を壊したり、韓国人に死ねなどの暴言を吐いたりしているのをネットで見ました。人として最低だと思います」
愛知県の公立高校1年の男子生徒(15)は中3だった1月、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の嫌韓デモに反対する意見をYouTubeで公開した。ビデオカメラの前で正座し、約3分間。少年が顔出しで前日のデモを語る動画は大きな反響を呼び、再生回数は1万2500回を超えた。
「ツイッターなどでデモを知り、黙っていられないと思った。動画投稿は趣味だから抵抗はなかったけど、顔を出すことにはやっぱりちゅうちょがあった。でも、こそこそしたくないから」
中2の頃からのK−POP好き。動画では人気女性グループ「KARA」のメンバーが東日本大震災後に日本のファンに宛てた励ましの手紙も紹介し、「これを見て、どう思いますか」と問いかけた。批判的な書き込みもあったが、コメントの多くは賛同するものだったという。
「韓国に不満があったとしても、暴言を吐くだけでは何も変わらないし、みんなが悲しむだけ。大人ならもっと別のやり方があるんじゃないですか」【小泉大士】
http://mainichi.jp/select/news/20130826k0000e040117000c.html
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