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柿沢氏は“総括”で失敗し離党 Photo:Kyodo
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3059
週刊文春 2013年9月5日号
「何も言わないから、党を出ていってくれ」
8月22日、渡辺喜美みんなの党代表からこう破門状を突きつけられたのは柿沢未途衆院議員。翌日には「目の前で離党届を書け」と迫られ離党を表明した。みんなの党では、結党メンバーの渡辺代表と江田憲司氏の対立が激化し、7日に江田氏が幹事長を解任されたばかりだった。
「柿沢氏は江田氏に近く、民主党や維新との連携に積極的だった。ただ、今どき共産党でさえ他党の議員と会合を持つのは当たり前。そんな理由で離党勧告なんて北朝鮮並みの独裁恐怖政治ですよ。与党と対決する野党の立場なのに、安倍晋三首相と1月に会食した渡辺代表の方がよっぽど問題でしょう」(若手議員)
粛清劇の背景を党関係者が明かす。
「決定的だったのが、柿沢氏が参院選の総括で、東京選挙区で擁立された桐島ローランド氏の選挙戦を『浴衣を着て街頭演説なんて本気で選挙を戦っているのか』と批判したこと。ローランド擁立に熱心だったのは、松田公太参院議員と渡辺代表夫人のまゆみさん。まゆみ夫人の逆鱗にふれたことで、具体的な党規違反があるわけではない柿沢氏への異例の離党勧告になった」
渡辺代表は離党勧告の具体的な理由を語らぬまま、ひたすら「党を出ていってくれ」の一点張りだったという。さらに野党連携に意欲的な井坂信彦衆院議員、柴田巧参院議員にも事情を聞き、江田氏への対応も「これから考える」と述べるなど、“純化路線”に突き進むことを明言した。
「遅かれ早かれ江田氏も党を出ざるをえないでしょう。西日本の議員にも動揺が広がっています。前回の衆院選では、維新が候補を立てない選挙区で出馬した議員が比例で復活当選した。民主や維新とも組まない独自路線で行けば、次回の衆院選で壊滅的打撃を受けることは火を見るより明らかだからです」(政治部記者)
党幹部は渡辺氏の言動をこう嘆く。
「『あいつは江田と連絡をとりあっているんじゃないか』と疑心暗鬼になっている。浅尾慶一郎幹事長や水野賢一政調会長、山内康一国対委員長らのイエスマンしか信用していない。彼らが他の議員をスパイしたり査問するような内ゲバ状態で、党はまるで連合赤軍です。もはや公党ではなくて、渡辺氏の私党ですよ」
みんなの党の英語名はYOUR PARTY。これを機にMY PARTYに改名しては?
文「週刊文春」編集部
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