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バイト君の愚行とオトナの炎上  小田嶋 隆
http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/223.html
投稿者 ダイナモ 日時 2013 年 8 月 29 日 12:55:20: mY9T/8MdR98ug
 

 アルバイト店員の悪ふざけが世間を騒がせている。
 コンビニのアイスクリームケースに横たわる若者の写真がツイッターに流れてきたと思ったら、数日後にはステーキハウスの業務用冷蔵庫の中から顔を覗かせている店員の画像が拡散した。なんということだ、と嘆く間もなく、今度はピザチェーンの厨房係が、顔面にピザ生地を貼り付けたホラー画像をアップしている。

 いずれのケースでも、アルバイトは即座にクビを切られた。
 まあ、当然ではある。
 が、火の手はおさまらない。

 あるチェーン店では愚行の舞台となった店舗に対して、本部がフランチャイズ契約の解除を通告する事態に発展した。別の店舗では、アイスクリームを販売していたケースを新品に入れ替える旨をアナウンスして炎上に対応している。

 アルバイトの学生も職場を追われるだけでは済まなかった。ある生徒は、通っていた専門学校から退学の処分を言い渡されたという。
 これらの一連のできごとを、どのように理解すべきなのか、私は、いまのところ確たる回答を得られずにいる。

 で、試みにというのか、参考までに
「どうしてこんなことが続くんだと思う?」
 と、過日、一緒に麻雀卓を囲んだメンバーにこの問題についての意見を求めてみた。
 果たして、夏休み中のおっさんたちはまともなコメントを返してこない。

「知らねえよ」
「暑さのせいじゃないのか?」
「バカがバカなのはバカだからだろ」

 ……つまり、もう少し噛み砕いた言い方で彼らの内心を代弁すれば
「まじめに考える気持ちになれない」
 ということなのだと思う。気持ちはわかる。が、これでは答えにならない。
 私は食い下がった。

「まじめに考えてくれよ」
「じゃあまじめな話をするとさ、バカがバカなのは仕方がないんだとして、一番どうかしてるのはバイトがバカでしたみたいなことをドヤ顔で記事にしてるメディアの方なんじゃないのか?」
「店もたいがいだぞ」
「だよな。バイト学生が中で寝たぐらいのことでケースごと新品に入れ替えるとか、どこのおみせやさんごっこだよ」
「オレなんか××でバイトした時、◯◯の□□で△△したぞ」
「オレだって◯っ払って■■したあげくに××の△△に□□をぶちまけたぞ」

 ちなみに、伏せ字の部分は明らかにできない。それをすると、ツイッターに画像を公開したアルバイト君と同じことになる。

 つまりなんというのか、お盆休みに麻雀をやっているふつうのおっさんであるわれわれの目から見ると、若いヤツがバカであることは先刻承知の既定路線なのだ。いまさら驚くような事柄ではない。われわれもバカだったし、上の世代はもっとバカだった。とすれば、現代の若者がチャラチャラした気持ちでアルバイトにいそしんでいるということ自体、ごく自然ななりゆきであるわけで、そのチャラチャラした気持ちで働いているクソ甘ったれた若者たちの中の一部が、勤務中の愚行を仲間に吹聴することもまた、大変にナチュラルな展開なのである。


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 であるからして、私たちが違和感を覚えたのは、むしろ、昔も今も変わらぬ若い者のバカさに対して、過剰反応するようになってしまった世間の空気の変化に対してだったわけだ。

 あらためて言うまでもないことだが、私が先ほど来申し上げていることの主旨は、アルバイトが食材でたわむれてもかまわないということではない。若い人間には、大威張りで愚行を貫徹する権利があるというスジのお話でもない。

 ただ、若者の愚行が、推薦したり容認したりできる筋合いのものでないことはその通りであるのだとしても、同時に、それが決して根絶できないこともまた事実ではあるわけで、とすれば、その、若い者のやらかしがちな愚行に対して、いかに前向きな対処法を提示できるのかということが、かつて愚かな若者であった人間たるわれわれに課された課題であるはずなのだ。

 アルバイトの悪ふざけは今にはじまったことではない。昔からあったことだ。
 というよりも、アルバイトは、悪ふざけとセットになってはじめて機能するものだと言っても良い。少なくとも私が経験したアルバイトはそういうものだった。その悪ふざけについて、ここで詳しく述べることはしない(炎上するからね)が、アルバイトというのは、雇用側にとってはいざしらず、働く側にとっては、半分ぐらいは、遊びの延長線上にあるものなのだ。

 別の言い方をするなら、アルバイトは、世間を甘く見ている未熟な若者が、一人前の社会人に成長する前の段階で経由する一種のロールプレイングゲームでもある。そう思えば、支払われる対価とは別に、彼らには、遊びが必要なのだ。

 さて、昔からある若い者の愚行が、社会的な事件として扱われるに至った背景には、おそらく2つの側面がある。
 ひとつ目の原因は、愚行を犯す側が置かれた環境にある。

 若い連中は、常に真摯な姿勢で課題に取り組んでいるわけではない。むしろ多くの子供たちは、スキがあれば、ズルけたり、遊んだり、脱走しようとたくらんでいる。
 そうやって、教師や、先輩や、部活動の顧問や、店長の目を逃れてズルけることは、ピラミッドの最底辺にいる生徒や部員やアルバイト店員にとって、単なる休養とは別の、一種のゲームでもある。

 そんな中で「まんまとズルけてやったぜ」という告白は、下っ端仲間同士の絆を確認するサインの役割を果たしている。
 だからこそ、子供たちは、折にふれて互いの逸脱行動を披露しあって、その逸脱の見事さと、度胸の良さと、抜け目の無さを競うわけなのだ。

 ここまでは良い。
 いや、「良い」というのは、ほめられるべき行為だという意味ではない。
 「たいした問題ではない」ということだ。
 ともかく、彼らの「武勇伝」が、部室裏の暗がりや下校路にあるパン屋の店先で披露されている限り、大きな問題にはならない。仮に、漏れてはならない秘密が外部に漏洩したのだとしても、アナログの情報漏洩はそんなに広い範囲には及ばない。大丈夫、バレたところで反省文一枚。最悪アタマを丸めれば万事解決だ。


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 われわれの時代には、学生の飲み会の連絡に公共の伝言板が利用される例も珍しくなかった。ということはつまり、参加メンバーの中に大量の未成年を含むサークルの飲み会情報が、半ば公の場所と言ってさしつかえのない駅構内の伝言板に大書されていることが常態化していたわけで、要するにその種の些事に目くじらを立てる人間が、昭和の時代には、事実上一人もいなかったということだ。

「◯◯研:さかえ通り◯龍18:00集合、会費1年生&◯女千円。男子3000円。早稲女3500円」
 大丈夫。誰も騒がない。
「何? ハタチになるまでお酒はダメだって? 何言ってんだよミキちゃん、メクジラは最高のツマミだよ」

 以上は、古き良き時代の話だ。
 現在は違う。
 ネットに流出した不法行為情報は、原理的には全世界に拡散する。
 と、目くじらを立てる野暮天が現れ、チクリ屋の金棒引きが登場し、日本中から野次馬が押し寄せる。

「ん? このテニサーのガキども調子ぶっこいてコンパ画像とかアップしてるけど、これ、どう見ても未成年含みだよな?」
「おお、早速鬼女の皆さんに通報しないといけませんね」
 と、未成年大量飲酒事件は、主要メンバーの氏名学年住所出身校顔写真を特定した上でまとめサイトに転載され、2ちゃんねるにスレッドが立ち、炎上系ニュースサイトの蛇蝎記者が電話取材をかけて来る頃には、ご案内の通りの「炎上」という次第に発展している。うんざりするストーリーだ。

 無論、こんなことははるか昔から学習されていたはずのことだ。
 ネットは世界につながっている。一度放流されたデータは二度と削除できない。回収することも訂正することもできない。これらのインターネット基礎知識は、もう10年も前から常識化していたはずのイロハのABCだ。

 とすれば、メッセージ着信音を子守唄に育ってきたはずの現代の若者が、最も基礎的なネットリテラシーであるはずの個人情報の扱いに関して、かくも無防備であるというのは、そもそも話のスジとしておかしい。

 しかしながら意外千万なことに、ネットリテラシーを身に着けていない若者は実在する。
 どういうことなのかというと、若い世代の中には、広い意味でのインターネットとは無縁な生活をしている若者たちがかなり大量に含まれているということだ。

 その「非インターネット」なネット利用者は、ネットの広大さやネットの危険性についてほとんど何も知らないまま恒常的にネットを利用している。
 彼らは、非常に狭い範囲でしかインターネットを利用していない。

 具体的に言うと、ツイッターやフェイスブックやLINEといった、ごく限られた仲間との連絡用にネットを利用するだけで、そのほかのインターネットの機能やスキルについてはまるで無関心な若者たちが、大量に発生しはじめているわけなのだ。


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 彼らにとって、インターネットは、「ちょっと多機能な電話」以上のものではない。
 彼らには、それ以上の機能は要らない。
 というよりも、自分の手で直接に触れることのできる世界より外側にあるより広い世界にはそもそも興味が無いのかもしれない。

 30歳より上の人間(あるいは40歳以上かもしれない)は、前提として、パソコンからインターネットに入っている。
 だから、この世代でネットを利用する人間は、ウェブブラウザや、匿名掲示板や、ニュースサイトや、ウィキペディアといった、一般的な意味でのインターネットの利用法について最低限の知識とスキルを持っている。

 ところが、20代以下の若者たちの中には、いきなり携帯やスマホでインターネットに入り込んで、PCでのインターネットを経験せずに、そのままネット内に滞在している子供たちがいる。

 と、彼らにとってのインターネットは、「世界」ではない。
 どちらかといえば、「部屋」に近い。
 あるいは、たとえて言うなら、昔、大学のサークルの部室や、ユースホステルにおいてあった連絡ノートみたいなものなのかもしれない。

 とにかく、彼らは、あくまでも、顔を思いうかべられる範囲のリアルな仲間との連絡用のツールとしてのみインターネットを利用している。

 であるからして、LINEであれツイッターであれ、その利用者が意識するのは、アカウントを交換し合っているリアルな仲間だけということになる。

 そういう中で暮らしている限りにおいて、「世界」(外の世界)の悪意やプロトコルには無関心になる。
 だから、個人情報を交換することにもためらいは無いし、時にはスピード違反自慢や未成年飲酒に関わる情報も書き込んでしまう。

 おそらく、バイト先での不品行を自慢するテの画像アップロードは、こういう「空気」の中で、ごくごく日常的におこなわれたのだと思う。
 彼らは、「誰も見ていない」と思っていたわけだ。

 もちろん、運が良ければ、誰の目にも止まらないわけだし、彼らのそれまでの人生の中では、何を書いたところで、誰も見咎める者はいなかったのだろう。
 ところが、何かの偶然(あるいはメディアの側が特ダネを探しに来て)で、彼らの内輪話がSNSのタコツボの外側に漏れると、すべては事件になる。
 
 何年か前に、ある事件に関連して、15歳前後の少年たちが集まっているとあるプロフ交換サイトを取材したことがある。

 「プロフ」と呼ばれる携帯電話ベースの自己紹介画面に自分の個人情報を書き込んで、それをあらかじめ設定した範囲の知り合いに向けて公開する簡単なシステムでできたそのサイトには、地域の子供たちを中心に、およそ数百人の男女が登録していた。

 私が驚いたのは、彼らの多くが、まったく無防備に自分たちの個人情報を、無制限の設定(というよりも、デフォルト設定のまま)で公開していたことだ。


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 くわえタバコのプロフィール写真を載せている子供も何人か見かけた。
 刺青を誇示している少年もいた。
 が、実際、彼らがプロフに何を書いたところで、まるで問題になっている様子はなかった。

 結局、彼らは、彼らの仲間内にとどまっている限り、個人情報の漏洩を警戒する必要も無いほど安全だったのだと思う。あえて残酷な言い方をするなら、それほど周囲の世界から見放されていたということでもある。
 とはいえ、そんな彼らでも、名前の通ったチェーン店でアルバイトをすれば、たちまち「世界」の一員になる。
 実に厄介な話だ。 

 アルバイト君の愚行を事件に成長せしめたもうひとつの要素は、企業の側にある。
 ひらたく言えば、企業の側に「炎上耐性」が育っていないということだ。
 簡単に謝って、あわてて対処する人々は、面白がって騒ぐ野次馬に良いようにされてしまう。
 
 インターネットの普及で、最も大きな恩恵を受けたのは、クレーマーとカルトと変態だと思う。

 いや、悪口を言っているのではない。
 私は、インターネットが本来連帯できない人々のために足場を提供したということを言おうとしている。

 クレーマーは、元来連帯できる人間たちではない。
 というのも、彼らはそもそも偏屈で、コミュニケーション能力を欠いた、クレーマー本人にとっても厄介な人格だからだ。

 であるから、クレーマーに当たる担当者からすれば、厄介に見える相手でも、各個撃破で、根気よく対応すれば、それはそれでなんとかしのぐことができた。

 ところが、ネットを得たクレーマーたちは、互いに情報交換するための基地を持つに至る。

 と、苦情係の返事を交換し合い、戦略を練り、役割を分担して、より効果的に戦うことができるようになる。
 場合によっては、苦情電話を録音してネット上にアップすることもできる。

 と、激高したメーカーの人間の暴言をネタに、新たなステージのクレームが展開できる。
 かくして、21世紀のクレーマーは、あたらしいステージに突入したわけなのである。

 クレーマーが力を得たということは、企業や公共機関や学校が、軒並み萎縮しつつあるということでもある。
 先日の「はだしのゲン」の閉架をめぐる経緯などは、その典型だと思う。

 もしかしたら、今後の10年ぐらいは、炎上アドバイザーだとか、ネットクレームコンサルタントみたいな専門家が幅をきかせる時代になるかもしれない。
 と、脅しておくと、私のところにもコンサルの仕事が来るかもしれない。

(文・イラスト/小田嶋 隆)


http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20130822/252525/?n_cid=nbpnbo_top_rcmd&rt=nocnt  

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コメント
 
01. 2013年8月29日 13:27:20 : Leq45E6jPg
長い!

大昔も少し昔も若者は愚かであり、羽目を外したがる生き物だった。

アナログ時代は少々羽目を外しても部外者の目にとまることが少なかったから
大ごとにはならなかった。

今はデジタル時代だから世界中に拡散してしまう。手元のスマホに情報をアップ
したら全世界から見られ、口うるさい部外者から猛攻撃を受ける。
今の若者がそういう恐ろしさに無頓着なのが問題なのだろう。

(以上、要約)


02. 2013年8月29日 14:01:52 : zKhrRT3tBk
私が思うに、ニート、引きこもり型少年が社会で働きのストレスで愚行に及ぶ。
これ、大人社会の縮図の現われですたい。モグラ叩きで解決は覚束ない。
この問題背景の根は深い。

03. 2013年8月29日 14:02:22 : JF6KIQgMGE
だれがなにをのせようがかってじゃないか、小田嶋!
ひとのことよりてめえのケツの穴の小ささをなんとかつくろえよ。あほう。w
それにしてもこの投稿者のジャーナルな物言いたちが好きなことよ。
ミーハーはけっこうだが、物の考え方までミーハーになるなよ。

04. 2013年8月29日 14:18:35 : dcrRgj1iOY
ネットで拡散するから影響が大きくまねする阿呆が後を絶たない。
これが迷惑。

05. 2013年8月29日 14:43:38 : 0iYK8lH7xw
駅の伝言板がJRのものではなくて、
私用に使っていいことなんて当然なのに
(落書きや犯罪予告や嘘はまずいけど)

06. 2013年8月29日 16:10:48 : CxtlPpx59Q
バイト君の愚行、そうだろうか。

テレビ番組のドッキリカメラなどそれ以上に悪質だ。公共の電波に乗せて多くの人にそれを見せるのははるかに大きな犯罪だ。

私は個人的にはそう思っていたが見ている多くの人はバカ笑いをするだけだった。

バイトの彼等を犯罪者として批判する人はどう考えているのか。テレビを基準にすれば単なるいたずらにすぎない。請求するなど筋違いではないのか。


07. 2013年8月29日 17:48:37 : ieEe7Z9J8I
06>原因かどうかは兎に角、テレビは何とかして欲しいですね。

中学生が「死ね!」と言うのを注意すると、私に「子供の頃には言ってたやろ!」と言った。
考えてみると、言った事がない。
日本は言霊の国だ。ホントに死んだら何と言われる事か。(超能力なんか無いのに)

今では、テレビで芸人が「いっぺん死ねや!」の連発。
これでは、学校でも書いたり、言ったりするわな〜(で、イジメとか自殺とか)
風立ちぬの喫煙なんかよりも、芸の無い芸人の出演の方が害が大きい。
(拝金・美人なら何でもOK・ブス、死ね・笑かしたらOK・真面目はNG等)


08. 2013年8月29日 17:53:58 : 53uRnpnFSA
> 「だよな。バイト学生が中で寝たぐらいのことでケースごと新品に入れ替えるとか、どこのおみせやさんごっこだよ」

科学的知識が貧困な野蛮人の発言。

> われわれもバカだったし、上の世代はもっとバカだった。とすれば、現代の若者がチャラチャラした気持ちでアルバイトにいそしんでいるということ自体、ごく自然ななりゆきであるわけで、そのチャラチャラした気持ちで働いているクソ甘ったれた若者たちの中の一部が、勤務中の愚行を仲間に吹聴することもまた、大変にナチュラルな展開なのである。

我々はバカではあったが、お店から損害賠償請求されるような間抜けではなかった。今の若者は、バカで間抜けなやつが増えたというのが正直な感想。


09. 2013年8月29日 19:02:13 : U9LErZ1uwU
ほとんどがセンスのない、「いたずら」とも呼べないものであるが
あまりにも馬鹿馬鹿しいものは、逆に褒めてやりたくなるぞ、俺はw

10. 2013年8月29日 19:05:03 : LWfa5GRMsY
2年前にわたしのブログに書いた記事。
小田島のいやらしさを指摘したものです。

島田紳助さん引退CommentsAdd Star


テレビ業界はすごい人を失くした。
これほどの才能はおそらくもう出てこないだろう。
わたしの個人的な感想だが、タケシのようなエセ映画監督なんかとはレベルがちがう。
ものすごい知性と激しい気性、あたたかい心の持ち主だった。
そこから繰り出される「しゃべり」の不意を衝く衝撃力。
人間の隙間にあるなにかしら隠れているものを
ちょっとした油断や不意をついて強引に表に引き出してくる。
それをつくろうには笑うしかない。
笑いによってしか矯正のしようのない語りとでもいおうか。

ああ。お茶の間と芸能界は、というより世界は一人の天才を失った。

ところで小田嶋隆とかいうコラムニスト?(まだこんな怪しい商売あったんかいな)が、
島田紳助を誹謗中傷している記事をみかけた。


 小田嶋隆氏「出演者全員が島田紳助におべっか使い気持悪い」
 http://www.news-postseven.com/archives/20110814_28119.html

出演者たちの低姿勢が、紳助のありあまる才能に対する敬意の姿であるのか、
それともタレントとしての先輩実力者へのおべっかなのか、
それは個々の人たちの心の中までわからないのでなんともいえないはずだ。
しかし、この小田嶋とかいう「コラムニスト」?はそれを「おべっか」と断定する。
「おべっか」と断定する推論は事実から出たのではなく、この男の感性から出ている。
とするとあまりにも卑しいではないか。
どうして卑しいか。それはいうまでもないことだ。

目が腐るようなひどくねちねちした嫉妬と妄想の罵声を公で垂れ流したこの男は
自分の貧相な嫉妬の姿を鏡に映してみればどうだろう?
とにかくこの小田嶋なる男の貧相な面構えが寒気を覚えさせる。


11. 2013年8月29日 19:09:41 : jjVNhIk9cQ
バイト君は愚行で首を切られるが、公立学校の教員は窃盗でも首を切られない。

人事委員会の修正判定の骨子

(1) 窃盗行為は教員としてあるまじき行為である。
(2) 教頭のUSBには、教職員の人事情報及び児童の生活指導のデータなど重要な情報が含まれていた。
(3) USBそのものの価格は低廉なものと思われるが、その中には上記のような情報が記録されていたことが認められるので、量定については、情報の重要性などを総合的に勘案し、決定すべきである。
(4) 本件においては、USBを教頭が使えなかったのは約1日半であり、情報漏洩の事実もなく、公務運営に重大な支障が生じたとまでは言い難い。

以上のような諸般の事情を総合的に考慮すると、処分量定については、免職処分ではなく、停職処分を選択するのが相当である。

本件行為は悪質な非違行為であることに変わりがないことから、停職の期間は、最長の期間である6月が相当である。
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000230567.html


12. 2013年8月29日 22:36:26 : zKhrRT3tBk
10、褒め殺しか!?
テレビ業界はすごい人を失くした。これほどの才能は恐らくもう出てこないだろう。ええっ!?紳助の何処が凄いの?以前、羽鳥アナが紳助さんを尊敬しているとの発言(スパモニ)に己の目と耳を疑ったね。
10の此処まで誉めると、冒頭の言葉となる。
その内、バラエティ番組(視聴に堪えない)に復帰するだろう。好きにして、と言うしかないが。
10のコメントで、タケシのようなエセ映画監督の件はその通りだ。

13. 2013年8月30日 07:58:56 : U4zzGkXG5X
>12. 2013年8月29日 22:36:26 : zKhrRT3tBk
10、褒め殺しか!?
テレビ業界はすごい人を失くした。これほどの才能は恐らくもう出てこないだろう。ええっ!?紳助の何処が凄いの?以前、羽鳥アナが紳助さんを尊敬しているとの発言(スパモニ)に己の目と耳を疑ったね。


おまえのようなバカにわかるとはおもえない。


14. 2013年8月30日 13:03:02 : gMGrZ6nqkJ
小田嶋 隆は本質を語っていない。

「どうしてこんなことが続くんだと思う?」

電通が仕掛けたヤラセだから。ブラック企業批判を緩和させるのが狙い。さらなる労働法制の弱体化が目的なんだよ。

マスコミは森元総理のバカ息子のいたずらでは済まない数々の悪行についてほとんど報道しなかった。権力者については媚へつらい、弱者を袋叩きにするのがマスコミである。


15. 2013年8月30日 13:29:57 : hBREVVfknM
ってか小田嶋 隆とその知りあいはモラルが無いって記事だろ。
若ければふざける事はある。
でも人に迷惑かけるのと仲間内だけのイタズラとか羽目外すとは違う。
バカが記事を書くとこうなると言う見本だろ。

16. 2013年8月30日 19:53:43 : 7wOdSiSi2o
>>14
支持する

17. 2013年8月31日 06:20:23 : eHr1G005oc
小田ジマンの本当に言いたいことを要約しとく。
ネットで騒ぐのは(バイトの愚行公開もそれを叩く一見モラリストもどきのコメント乞食も)バカと暇人だけだ。
以上。

18. 2013年9月01日 05:05:29 : xxpM7jkFPI
『<14〜gMGrZ6nqkJ氏の「小田嶋隆は本質を語っていない。」に賛成!』

理由はちょいと異なるんだが…。
この「バイト君の‘悪ふざけ’問題」の本質は、‘フランチャイズ・チェーン’という業態と個々の店舗の経営者の「質」の問題なんだって思うわけ。
‘コンビニ〜ハンバーガー〜牛丼〜焼き肉〜ピザ〜アイスクリーム‘等々の‘フランチャイズ・チェーンストア・システム’の店舗には二つの種類がある。
一つは、フランチャイズ資本‘直営店’であり、もう一つは、大半を占めるローカルな‘契約店’である。
で、‘契約店’ってのは、例えば、従来の車や家電製品や新聞等の販売店・代理店と同様、元来が別資本(個人)経営であり、何時の時代も‘契約条件’を巡ってフランチャイズ資本との間で、様々な‘トラブル・裁判沙汰’を起こしている。
‘フランチャイズ・チェーンストア・システム’の強みは、一に‘商品開発力’…二に‘仕入れ・加工工程の一元化によるコストダウン’のみである。
だから、一の‘商品開発力’が衰えれば、必然的に共倒れせざるを得ないのである。(‘ロッテリア’や‘マック’の例がその見本…勿論、そうではない、ノウハウ主体のフランチャイズ・システムもあるが、例外的な少数派である事だけは間違いない。)

従って、この問題の本質は‘契約店経営者’の「質」の問題であり、何時の時代にもある「野放図な若者」の問題では無いことだけは明確なのであるる。


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