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「「むつ」から漏れた放射能がテレビのブラウン管の出す放射線の二十分の一に
すぎないことなど、青森の漁民たちは、いっさい知らされなかったことも
巧妙な陰謀であったといえる。」
「足元に転がる誰かの悲しみを蹴とばしながら歩いて帰る」から
http://thehadashi.iza.ne.jp/blog/entry/3040448/
原子力船「むつ」を廃船に追いこんだ米ソの謀略
西ドイツは一九五七年までの間に九千億円の原子力開発費をつぎこんだが、
とくに一九六二年から六七年までの五年間に約三千億円を一挙に重点投資した。
それは実に軽水炉の炉心の改良技術開発であったという。
そのほか、ノズル・ジェット式の新しいウラン濃縮法も開発していた。
西ドイツでは遠心分離法の研究が進んでいるというので、それに注目して
いるうちに、全く別の新技術が生まれていたのである。
日本は昭和二十九年から五十年までの間に五千九百億円の国費を
原子力研究につぎこんだ。しかし、それは最も実用性のある軽水炉
の改良、とくに炉心そのものの研究には手をつけず、その代わり、
高速増殖炉の研究や、重水転換炉、核融合臨界試験装置、
プルトニウム抽出装置、ウラン濃縮装置などにもっぱら使われてきた。
http://thehadashi.iza.ne.jp/images/user/20130403/2117401.jpg
軽水炉研究にはほとんど力をそそがなかったため、原子力船「むつ」の
試験航海の折、軽水炉の放射能漏れという単純で初歩的なミスを
おかしてしまった。
http://thehadashi.iza.ne.jp/images/user/20130403/2117403.jpg
しかし、このような事態こそ、米国の最高意思決定集団の最も歓迎する
ところであった。かつて強力な海軍を保有していた日本が、自力で原子力
艦船を造っては困るのである。日本の原子力研究を迂遠な増殖炉の方向へ
向けて、実用的で自主的開発可能な軽水炉の研究に向けさせなかったのも、
実は巧妙な米国筋の謀略があった可能性が強い。
http://thehadashi.iza.ne.jp/images/user/20130403/2117420.gif
「むつ」を廃船に追いこんだ住民運動のかげにも、日本の自主的な船舶
軽水炉開発を阻止しようとする米国の工作とソ連の陰謀が働いていたと
考えられる。
「むつ」から漏れた放射能がテレビのブラウン管の出す放射線の二十分の一に
すぎないことなど、青森の漁民たちは、いっさい知らされなかったことも
巧妙な陰謀であったといえる。 P262-263
※左翼の活動 外国勢力
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