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15日の光復節式典で、「過去を直視せよ」と安倍政権を批判した韓国の朴槿恵大統領だが、韓国こそ歴史無視の言動を続けている(AP)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130828/plt1308280727000-n1.htm
2013.08.28
日韓関係が冷え込んでいる。昨年8月、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)が、島根県・竹島に強行上陸したことをきっかけに、日本国内でも韓国側の理不尽極まる言動への怒りが広まっているのだ。安倍晋三首相は「対話の扉は開いている」と呼びかけるが、現在の朴槿恵(パク・クネ)大統領は「恨み1000年論」を掲げ、韓国出身である国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、国連憲章違反が疑われる日本批判を展開した。ジャーナリストの加賀孝英氏は「言論の封殺」と思える出来事まで起きている、韓国の現状に迫った。
「日本にとって死活的な中東地域の国々を訪問し、包括的な関係を強化していきたい」
安倍首相は24日、記者団に力強く語り、政府専用機で「中東・アフリカ4カ国歴訪」に向かった。バーレーン、クウェート、ジブチ、カタールの首脳らと会談、帰国は29日の予定だ。
石油資源の安定的な調達や、安全保障分野での協力強化、2020年東京五輪招致もアピールする。ジブチでは、ソマリア沖の海賊対処活動に汗を流す海上自衛隊員を激励する。
昨年12月の政権発足以来、安倍首相は2国間関係だけではなく、世界全体を俯瞰(ふかん)する戦略的な「地球儀外交」を展開して着々と成果を挙げており、今回もその一環だ。
だが、一歩たりとも進まない外交案件がある。日韓関係である。
韓国は現在、ご承知の通り、慰安婦問題では世界中にウソをばらまき、日本固有の領土である竹島を不法占拠し続け、あろうことか長崎県・対馬まで「1000年前から韓国領だ」などと、支離滅裂、不愉快極まる主張を始めている。
一体、韓国で何が起こっているのか。以下、複数の韓国在住日本人が語る、同国内の現状だ。
「ふざけたことに、韓国ではいま、日本が土下座して『日韓首脳会談の実現』を懇願しているかのようなデマが流されている。ロシアで9月に開かれるG20(20カ国・地域)首脳会合でも、日韓首脳会談は見送られそうだが、韓国メディアは『朴大統領、安倍首相の求愛を拒絶』と報じている。あきれ果てた」
そして、「言論の封殺」と思える最悪の出来事が始まっているという。最たる例は、今月中旬、世宗(セジョン)大学の朴裕河(パク・ユハ)教授が出版した「帝国の慰安婦」なる本だ。韓国在住日本人がこう続ける。
「元慰安婦の証言をもとにした本で『女性たちをだまして売り飛ばし、戦場に引っ張っていって虐待と搾取を日常的に行った主体は、大部分は同胞の朝鮮人の民間会社だった』などと書かれていた。日本軍も加担したが、われわれにも責任があるという内容だった」
「驚いた。韓国の大学教授が、韓国政府や同国メディアの慰安婦問題の主張に真っ向から異議を唱えていたのだから。だが、案の定、朴教授は韓国世論から袋だたきに遭って、表舞台では見なくなってしまった。歴史的事実もクソもない。韓国に言論の自由などない」
最近、「反日世論」に便乗した韓国司法の異常な判決・判断も注目されているが、これで「民主主義国家」「自由主義国家」といえるのか。
朴大統領は8月15日の光復節(朝鮮半島が日本の統治から解放された記念日)の式典で、安倍政権をこう批判した。
「過去を直視する勇気と相手の痛みに配慮する姿勢がなければ、未来に向かう信頼を築くのも困難だ」
日本は戦後68年、他国と紛争を起こすことなく、一貫して「平和国家」として歩んできた。敗戦国として理不尽な誹謗中傷にも耐えてきた。それに悪乗りし、過去や現実を直視してこなかったのは、どの国なのか。
官邸関係者がいう。
「首相周辺では次のような意見も多い。中国との関係は、沖縄県・尖閣諸島をめぐる突発的衝突を避けるため、領土に関する原理原則を曲げないで、早期の関係改善を図るべきだ。これは米国の意思にもつながる。だが、韓国との関係は違う。当面、放っておくべきだ。なぜなら、竹島上陸で自分たちで火を付けながら、国を挙げて『反日』で感情的になっている。何を言っても無駄、聞く耳を持たない。朴大統領にも状況を打開する政治力はない」
私は誰よりも、日韓関係の改善を望んでいる。安倍首相の真意も同じはずだ。だが、一国の指導者が「恨み1000年論」を公言し、国策の基本に「日本敵視政策」を据えていて、友好関係が築けると思うのか。
朴大統領、目を覚まされたらどうか。「過去を直視する勇気」を持たなければならないのは、韓国の方ではないか。
■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍。一昨年11月、月刊「文藝春秋」で「尾崎豊の遺書・全文公開」を発表し、大きな話題となった。
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