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見逃される重大なシビリアンコントロール逸脱発言 (天木直人のブログ) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo153/msg/141.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 8 月 27 日 09:08:14: EaaOcpw/cGfrA
 

http://www.amakiblog.com/archives/2013/08/27/
2013年08月27日 

 君塚栄治という陸上幕僚長(61)がきのう8月26日に、退任を直
前に控えて東京・市谷の防衛省で記者会見を開いたという。

 その模様をきょう8月27日の各紙が一斉に取り上げている。

 君塚陸幕長は東日本大震災の際に自衛隊の現地指揮をとったトップで
あり、その会見も当時の思い出を語ったらしい。

 各紙の報道もその事を伝えている。

 ところが、日経新聞だけは見逃せない発言を報じていた。

 すなわち安倍政権が検討している自衛権行使の容認問題について「現
実に法律を合わせていく議論だと思う」と語ったというのだ。

 今の政府解釈では国連平和維持活動(PKO)に参加した自衛隊が他
国軍を救援できない点などを念頭に、「法律と予想される任務との間に
ギャップがあり現場として危惧した記憶はある」と語ったという。

 ヒゲの佐藤のように政治家になった元自衛隊員が言うのならまだ許せ
る。

 その政治責任を追及すればいい。

 しかし君塚氏は退任間近かといえども現職の陸幕長である。

 その自衛官が、憲法は現実に合わなくなったので変える必要があると
言っているのである。

 これ以上のシビリアンコントロール逸脱発言はない。

 憲法遵守義務違反の発言はない。

 私が驚いたのは、記者会見でこのような発言を堂々と行なったにも関
わらず、それを聞いていた記者たちが、何の問題意識もなく、それを見
過ごしたということだ。

 しかし、少なくとも日経新聞は、一段の小さな記事であっても、はっ
きりと書いた。

 あとは世論やメディアや護憲政治家がこの君塚陸幕長の発言を日経新
聞の記事で知ってどう対応するかだ。

 もしこのまま何の議論も起きないようでは、もはやこの国からシビリ
アンコントロールという言葉はなくなったも同然である。

 そこまでこの国は憲法9条や安全保障政策について麻痺してしまった
ということだ。

 これでは安倍首相の暴走が見逃されるはずである(了)


 

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コメント
 
01. 米犬 2013年8月27日 09:36:14 : PUHl6PtDGaXFs : 4Q80R8Zler
>その自衛官が、憲法は現実に合わなくなったので変える必要があると
>言っているのである。

その通りだろう・・現場の人の意見は大切だ

大きな覚悟をもって君塚氏は現実の実効性の困難さを世に問うたのである

>「法律と予想される任務との間にギャップがあり現場として危惧した記憶はある」と語ったという

PKOの実際の戦場で感じたことを素直に言っただけだ。天木のような甘々公務員すら勤めることができなかった根性無しにはとても言えないこと。

君島氏は立派だね!! 比べて天木の似非左翼馬鹿ブリは大したものだ


02. 2013年8月27日 10:12:52 : JXDOBLMYoc
君塚陸幕長が退任会見 集団的自衛権「現実にあわせる議論」
2013/8/26 19:30

 陸上自衛隊トップの君塚栄治陸上幕僚長は26日、防衛省で27日付の勇退を前に記者会見した。安倍政権が検討する集団的自衛権の行使容認に関して「現実に法律をあわせていく議論だと思う」と語った。今の政府解釈では国連平和維持活動(PKO)に参加した自衛隊が他国軍を救援できない点などを念頭に「法律と予想される任務との間にギャップがあり現場として危惧した記憶はある」とも指摘した。

 君塚氏は東日本大震災の発生時、東北方面総監として陸海空の統合任務部隊の指揮官を務めた。当時の経験は「発生直後のヘリコプターの映像が生涯忘れられない。津波のすさまじさに大きな衝撃が残っている」と振り返った。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2601E_W3A820C1PP8000/


03. 2013年8月27日 11:04:23 : l6hZgaOPRs
大甘のアマ木氏の安易なレッテル貼りがまた出た。それも言葉のすり替えまでして。

陸上幕僚長が発言した「法律と予想される任務との間にギャップがあり現場として危惧した記憶はある」をとらえてアマ木氏はすり替えをした。
アマ木氏いわく「自衛官が、憲法は現実に合わなくなったので変える必要があると
言っているのである。」

耳で聞いた話なら、そうかなと勘違いする馬鹿も居るかもしれないが、文字に書かれたことをすり替えるとは悪質な誘導。すり替えでないと言うなら馬鹿ということになるが、どちらか?

昭和50年代の栗栖統幕議長の解任を思い出す。
福田赳夫内閣当時、問題とされた発言は「内閣総奇襲攻撃を受けた場合でも理大臣の命令があるまで防衛出動が出来ない。第一線指揮官の判断で行動することはありうる」というもので、政治問題となり、結果として栗栖統幕議長は解任された。

しかし、現実と実態をふまえた発言が結局は有事法制の立法化につながった。15年後のことだった。それに奇襲攻撃に対して正当防衛の自衛をすることは自然法として認められていることが今や常識となっている。
20年前以上前は、ことほど左様にヒステリックな空気があったのだ。

このアマ木氏のレッテル貼り---自衛官が政治発言をすることはままならぬ----は昭和50年以前のヒステリーを思い起こさせる。アマ木氏の年齢からするとその記憶を持っており、安易に使い回しをしたと見られる。時代の考察もない。

アマ木氏は馬鹿かそれとも情報の歪曲までして日本の弱体化でシナを利することを図っているのか。


04. 2013年8月27日 11:34:49 : 9xumvqxIRA
栗栖発言は、明確に「超法規的」な措置をとる可能性を示唆したわけだから、シビリアンコントロールの原則に反するといわざるを得ないが、この発言は許容範囲じゃないの。「法律を現実に合わせて行く」というのは、行使容認論に対する客観的評価に過ぎないし、「法と任務とのギャップ」は、現場の経験からする制服組トップの「感想」でしょ。

自衛隊法61条を持ち出す人もいるだろうが、後者のような意見さえ表明できないならば、現場の声が反映されることはないだろう。制服組トップとして、退任間際に、慎重に言葉を選んで、現行法と自衛隊に課せられた任務の矛盾を、「言い置いた」ということだろうね。

で爺


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