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2013/8/27 晴耕雨読
https://twitter.com/hashimotokumi
>田中康夫 恐るべし小泉純一郎翁!ドイツ&フィンランド・オンカロを視察後に「『原発を失ったら経済成長できない』と経済界は言うけど、そんなことないね。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展したじゃないか」と脱原発宣言! http://t.co/nIsI9UaKC2
小泉純一郎氏の脱原発宣言については、以前見た元公安調査庁第三部長の菅沼光弘氏の記事がひっかかるなあ。
→石油利権と反原発シンジケート - 扶桑 - Yahoo!ブログ http://t.co/6w9Uhq82lm
原発の問題やTPP、そして社会保障と税の課題、これらはネット上の非実在右翼&左翼がいくら騒いでも、米国・多国籍企業・資本家らの都合のいいように持って行かれてしまうのだ。
あの小沢一郎氏のように日本の政界や経済界の右派左派をまとめ率いる人間がいなければ、国家の独立なぞ夢のまた夢だ。
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風知草:小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男
毎日新聞 2013年08月26日 東京朝刊
脱原発、行って納得、見て確信−−。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。
三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」
小泉が答えた。
「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」
「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」
3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。
呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。
その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声をかけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。
原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=トイレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。
原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜くという。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころか、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術で超危険物を埋めることが許されるのか。
帰国した小泉に感想を聞く機会があった。
−−どう見ました?
「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」
−−今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。
「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」
「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しいんだよ。撤退が」
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石油利権と反原発シンジケート
元公安調査庁第三部長 ― 菅沼光弘さん
反原発運動を操るもの
2011年3月11日の大震災による福島第一原発メルトダウン事故をきっかけに、国内では全国規模の反原発運動の機運が再燃している。彼らの脱原発デモを見ると、各種労働組合、日教組、日本共産党に混じって、今ではなつかしい全学連、全共闘、さらには三里塚と書かれた幟旗がひらめいていて、さながら団塊学生運動世代の同窓会といった感があった。むろん、純粋な危機意識から参加した人が大半であったろうが、デモを主導した者のお里が知れるというものである。とはいえ、それだけをもって脱原発運動のうさん臭さを云々するのでは肩透かしというものだろう。もう少し突っ込んだ話をしてみたいと思う。現在、国際的な反原発運動の中核を担っているのが、オランダはアムステルダムに本部を置く環境保護団体グリーンピース・インターナショナルである。
そのグリーンピースの創立メンバーで長きにわたって会長を務め1986年に脱退、現在は原発推進派に転向しているパトリック・ムーア博士の告発によれば、グリーンピースの資金源の80パーセントはロックフェラーを中心とした50もの財団からによるものだという。
ロックフェラー財団といえば、世界の石油産業を牛耳る「石油王」としてその名を知らぬ者はいない。何をいいたいのかといえば、今後もし、世界中にある火力発電所のすべてが原子力発電に取って代わられたら困るのは誰かということだ。ついでにいえば、ロックフェラーは巨大な石炭利益も握っているのである。また、ムーア博士によれば、グリーンピースに資金供給している他の財団の中には原子力発電の支持団体も多いという。「それらの財団は環境を大切にしているというポーズのためにグリーンピースに寄付するのだ」という。そのムーア博士だが、2005年4月28日、米上院エネルギー天然資源委員会の席上で「原子力は、化石燃料に代わって世界中のエネルギー需要を満たすことの出来る、唯一の非温暖化ガス排出エネルギー源である」とまで証言している。
この一連のムーア発言は、世界的なニュースにして大スキャンダルであるはずなのだが、日本では電気事業種の業界紙である電気新聞の06年1月30日号に、「グリーンピースと資金」と題したコラム記事がひっそりと掲載されただけで、なぜか大手新聞は食いつきが悪かった。
一方で、グリーンピースの資金源はサウジアラビアであり、フランス・グリーンピースだけで毎月400万ユーロの資金供与があると主張するのはフランスの環境学者ブルノ・コンビ博士だ。また、コンビ博士によると同じルートでオサマ・ビン・ラディンにも資金が流れており、どちらの資金提供も原油価格の維持のためだという。このふたつの資金の流れを世界で一番詳しく知っているのは、ロックフェラーとも何かと縁の深いジョージ・ブッシュであるというのだ。
先のムーア博士は、このサウジ=グリーンピース・ラインを否定しているが、世界中の反原発運動にかなりの額のオイル・マネーが流れ込んでいるのは確かであろう。
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