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2013年08月26日 天木直人のブログ
きょう8月26日の読売新聞「スキャナー」は「首相『地球儀外交』」という見出しをつけて安倍首相のハイペースの外遊について特集記事を掲載していた。
たとえ小国であっても、いくべきだと判断した国には積極的に出向く。これを称して首相周辺は「地球儀俯瞰外交」と呼んでいるらしい。
昨年12月の再登板以来、今回の中東訪問を含め8回、訪問国は20カ国に及び、外務省幹部でさえもも「過去に思い当たる例がないくらいのハイペース」と舌を巻いているらしい。
ところがその特集記事の中に囲い込みで次のような記事があった。
すなわち懸案である中国、韓国との関係改善は進まず、首脳会談はおろか立ち話会談すら出来ないままだと。
もちろん中国や韓国の公式訪問など有り得ない状況だ。
この読売新聞の記事を読んで、私は昔学生の頃、アルバイトで受験生の家庭教師をしていた頃のことを思い出した。
受験に成功する出来にいい生徒は、難しい問題から取り組みその解決に知恵を絞る。
それに比べ、いつまでたっても受験に成功しない生徒は、難しい問題を後回しにして優しい問題ばかりに時間を費やす。そして難しい問題に辿りついた頃にはすっかりエネルギーを消耗して解こうとする気力もなくなっている。
これではいい点数が取れるはずがない。受験に合格できるはずがない。
私は安倍首相の地球儀外交を見ていると、劣等性の受験勉強を思い出して仕方がないのである(了)
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