★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK152 > 892.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
間に合わせの「政党ブロック」では巨大与党に対抗できない。(日々雑感) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/892.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 8 月 25 日 07:22:17: EaaOcpw/cGfrA
 

http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/3166949/
2013/08/25 06:29 日々雑感

 みんなの党の渡辺氏が野党再編を「政党ブロック」で行うべきと提唱しているという。それに対して民主党の大畠幹事長が「それもあり得る」と応じたいという。

 目くそ鼻くその野党を集めて「ダンゴ」を作ろうとしているような話だ。それも大したツナギのない、すぐにでもバラケてしまう類の泥団子のような「政党ブロック」で政権奪取など夢のまた夢でしかないだろう。

 政党とは何だろうか。それも野党の政党とは一体何だろうか。政権奪取の見込みも目途もない野党とは何だろうか。

 政治家とは「政治」を行う大志を抱いて浮き沈みの激しい政界へ飛び込んだ人たちではないだろうか。民主主義制度の社会で政治を行うには大衆の支持を獲得しなければ「政治」を行うことはできない。

 しかし政権に就けなくても一向に気にしない政党がないでもない。「反対政党」と呼ばれる政党で、何事につけ反対する人が一割はいるから、すべてに反対していれば一定の議席は獲得できる、だから反対だけしていれば良い、という浮世離れした政党だ。もとより、政権を獲得する意思のない「政治家」集団だから主張は潔い。

 シタリ顔をした評論家たちは「政権は国民に甘い顔ばかりは出来ない、時として厳しいことも国民にお願いしなければならないものだ」と政権を擁護する。つまり現実政治を行う政党は浮世離れしていてはならないという戒めなのだろうか。

 現実政治を行う政党の主張が「浮世離れ」していてはならない、というのは嘘だ。浮世離れしている政策を掲げないで現実を変えることは出来ない。

 現実の手直しだけを追求して現実政治の連続性に目を奪われていては既得権益集団が甘い汁を吸い続けるだけだ。たとえばこの国と地方自治体の「特殊」な会計制度を世間の常識に改めようともしないで何が改革だろうか。複式簿記会計制度への改変一つ出来ないで、政治家は何を「改革」するつもりだろうか。

 たとえば子供手当一つ満足に先進諸国並みに出来ないで、何が少子対策だろうか。満足な少子対策一つ出来ないで国土強靭化とは下手な漫才師のギャクでしかない。子孫に残すべき国土は子孫のサイズに合ったものでなければ迷惑千万ではないだろうか。1臆2千万人という規模の着る国土が6千万人の着る国土としてビッタリではない。サイズの合わないダブダブの服を残されても子孫にとって迷惑なだけだ。そうしたサイズの在り方を議論しないで、何が公共事業だろうか。本末転倒もいいところではないだろうか。

 本気で少子化社会に向き合うなら、50年後に向けて棄村や廃村も本気で検討しなければならないだろう。将来はどの道路を閉鎖して、どの道路を残すべきか。どの河川管理を放棄してどの河川流域を原野とすべきかを本気で検討しなければならなくなるだろう。

 少子化社会とは永遠の人口減社会だから、次の100年後に向けて人口3000万人の日本の国土とはどうあるべきかを検討しなければならないだろう。人口3000万人とは江戸時代と同じ人口だ。ただし、当時の江戸は100万人都市だったから東京の人口が激減しなければ地方は一層スカスカになるということだ。

 そうした日本の在り方を想像できない人が政治家を志してはならない。100年後の日本の在り方すら構想出来ない政治家とは無用の長物だ。所詮は既得権益の分捕り合戦というシュクアの中で不浄に生きるしかないだろう。それでは有権者・国民は不幸になるばかりだが、政治家は有権者のレベルを超えないといわれている。

 2009民主党の掲げた「子供手当」を反故にした連中が少子対策を本気で考えているとは思えない。1.39の出生率でこの国の未来をどのように設計するつもりなのか、その声さえ聞こえて来ず「1%が99%の富をいかにして奪うか」の仕組みづくりばかりを議論している。

 1%と99%の対立は米国のウォール街の話ではない。この国の政治の場で着々と進行している現実だ。二度目の会議参加で早くもブルネイで詰めの交渉を強いられている愚かなTPPや、政府捏造GDP数字で「消費増税」確実と騒いで経済原則無視の大不況の奈落の底に国民を突き落とそうとしている。それでもネズミを誘導した童話のように「アベノミクス」笛をマスメディアは吹き続けている。

 政党の既得権益にドップリと浸かっている、という自覚が渡辺氏にはないのだろうか。それほど「政党助成金」は旨味のある制度なのだろうか。

 「政党ブロック」による再編などではとても巨大与党に対抗できない。政権奪取を掲げられない野党は直ちに解党して既得権益をすべて脱ぎ捨てて裸になるべきだ。まずは裸一貫から膝を突き合わせて、この国の未来を語り合うことから野党再編を考えるべきだ。それほどの重大な政治局面にこの国が直面しているという自覚がなければ、政治家として恥ずべきだ。

 お隣の人口大国中国は既に小麦と石油の輸入世界一になっている。近々コメの輸入も世界一になるという。輸入する外貨があるうちは良い、しかしバブル崩壊して後にどうなるのか。あの国では裸官が増殖中だという。それも政治家の現実の姿の一つだろう。果たしてこの国の政治家や官僚も裸官になるのだろうか。


関連ニュース
TPP交渉 首席交渉官会合スタート 9月に中間会合も (08/24 20:42)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/679166/

政党ブロック構想に民主幹事長理解 (08/24 17:37)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/679097/

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK152掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK152掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧