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2013/08/24 18:47 日々雑感
米国の馬鹿げたベトナム戦争を扱った「ブラトーン」で有名な米国監督オリバー・ストーン氏が日本を訪れていたようだ。さっそく日本のマスメディアは彼を追い回して、何らかのコメントを引き出そうと必死だったようだ。
そうした中で、彼が発した数少ない主張の一つは「日本は米国から離れ、中国と謝罪から始めよ」というメッセージだった。米国から離れよ、という主張は良く解る。安倍政権はまるで純真無垢な少年のように米国に片思いしているようだからだ。
米国はプラグマティズムの国だ。役に立つモノは善で、役に立たないモノは悪だ、という価値観で貫かれている。
米国の世界戦略の極東部分で日本は有益だから日米安保条約を継続している。しかしマーケットとして中国の魅力が日本の軍事戦略の位置づけを上回れば、日本はポイ捨ての運命にある。
そうした認識もなく一方的に「米国大好き」というのは思考停止した右翼に過ぎず、気色悪いホモのようなものだ。また米軍の極東に対するプレゼンスの有効性の判断もなく「ヤンキーゴーホーム」と叫ぶのは日本の国益を著しく損ねる左翼のガキたちだ。
基本的に日本は軍事的にも独立を目指すべきだ。国内の米軍の撤退を願い、その代替軍として自衛隊の増強を図るのは至極当然のことだ。国内の、とりわけ首都圏の航空管制空域を大幅に侵害されて、何が独立国だ。日本政府と自衛隊幹部は恥を知るべきだ。
オリバー・ストーン氏がどのような根拠から「日本は中国に謝罪から関係修復を始めるべきだ」と発言したのか真意は解らない。しかし知る必要はないだろう。所詮は米国の歴史を学んだ米国人のタワごとだ。
日本は日中平和条約締結以後、中国に膨大な経済援助を実施してきた。つい先年まで日本は核兵器を配備した中国にODAを施してきたのだ。何んという愚かさだろうか。
日本の主要都市へ向けて数千発ものミサイルの照準を合わせている中国政府に対して「フザケルナ」と怒りを発しない日本政府は本気で日本国民の生命を守ろうとしているのだろうか。
日本はいかなることがあろうと、兆獄に対して一切の「謝罪」をする必要を感じない。日本に中国への「謝罪」をオリバー・ストーン氏が求めるなら、その前にアフリカの象牙海岸や奴隷海岸諸国に対して米国政府の真摯な「謝罪」と「賠償」を求めるべきだろう。米国民はアフリカ諸国から奴隷を狩り集めて、米国本土へ売り渡したのだ。その数一千万に達するという。
そして米国原住民のインディアンを600万人も虐殺した米国の血塗られた歴史をオリバー・ストーン氏は学んだのだろうか。学んだ上で日本に対して教師面して「まず中国に謝罪しろ」と発言したのだろうか。これまで日中平和条約締結後日本がどれほど中国に援助して来たのかオリバー・ストーン氏は知っているのだろうか。それに対して、植民地としていたフィリピンなどに対して米国は「謝罪」し「賠償金」を支払って来たのだろうか。
無知ほど強いものはない。平気で横柄な態度がとれるし、平気で人を批判できる。しかし自身が無知だったと知ったなら、素直に非礼を謝罪すべきだ。オリバー・ストーン氏は日本国民に対して「謝罪」しなければならない。
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