http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/777.html
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http://31634308.at.webry.info/201308/article_19.html
2013/08/21 22:47 かっちの言い分
政府が、内閣法制局長を変えてまで集団的自衛権を憲法の解釈で出来るようにしようとしていたが、最高裁判所判事になった山本庸幸(つねゆき)氏が、「完全な集団的自衛権を実現するためには、憲法改正をした方が適切だ」との見解を示し、すっかり出鼻をくじかれた。
安倍首相は内閣法制局長の布石だけでなく、用意周到に有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」も設置した。それが出来レースであり、年内にも集団的自衛権の行使に加え、国連が主導する集団安全保障への自衛隊の参加も、憲法上制約されないとする新たな解釈を提言する方向で検討していることが分かっていた。
ここまで準備をしていたことが、内閣法制局長につい最近就任した山本氏にダメ出しされたのだ。最高裁判事と言えば、内閣が任命し天皇が承認する。安倍首相もここまで用意周到に準備してきたのに、自分達が選任した山本氏に噛みつかれてしまった。正直言って、なぜこんな発言が出て来たのか不思議に思った。
安倍氏も、山本氏を最高裁判事に祭り上げてしまえば、山本氏の口封じは出来たと思ったのかもしれない。それが前日の発言である。これに対して、菅官房長官が以下の記事のように「非常に違和感」と言ったのはは全く予期しない発言で、今まで積み上げてきた努力に水を差された格好であると思われる。
最高裁判事の集団的自衛権発言を批判 菅氏「非常に違和感」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130821/plc13082115420010-n1.htm
この菅官房長官に対して、民主党の大畠幹事長、小池政策委員長が、菅官房長官の「違和感」にこそ「違和感」を持つと述べた。普通の国民なら、大畠氏、小池氏らと同じ考えだろう。国民の過半数が第9条を変えて集団的自衛権を認めるというなら仕方ないが、自分の息のかかった諮問委員会、法制局長を使って解釈を変えるなんて、とんでもない男である。危険きわまりない。
「菅長官に違和感」=民主幹事長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013082100791
民主党の大畠章宏幹事長は21日、菅義偉官房長官が集団的自衛権をめぐる山本庸幸最高裁判事の発言を批判したことについて、「歴史的な国会でのやりとりを踏まえると、山本氏の発言は常識的なものだ。菅長官が違和感を持つと言ったことに違和感を持つ」と述べた。党本部で記者団の質問に答えた。
共産党の小池晃政策委員長も取材に対し、「山本氏は、歴代の自民党政権が引き継いできた憲法解釈を繰り返したにすぎない。それに違和感を持つということは、安倍内閣の憲法観がいかに特異かを表している」と指摘した。
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