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最大派閥の町村派は90人近くに
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3030
週刊文春 2013.08.21 12:02
かつて自民党の風物詩だった派閥研修会が8月19、20両日に和歌山・高野山で開いた二階派研修会を皮切りに復活した。派閥所属議員と秘書、関係者が東京を離れて一堂に会し、泊まり込みでゴルフなどに興じるのだ。
研修会は町村派と額賀派が軽井沢、岸田派が富士吉田市、麻生派が横浜市で実施し、いずれも1泊2日の日程。額賀派の泊まり込み研修会は10年ぶりだという。派閥冬の時代、野党を経て派閥にはカネが集まらなかったが、今春の資金集めパーティーは盛況。政権与党に復帰した勢いをかって、5つの派閥が昔ながらの研修会を復活させた。
研修会が8月後半から9月にかけてなのは、党役員が9月末に任期を迎える事情が大きい。「昔から秋は臨時国会、党役員・内閣人事、それに総裁選と一大イベントがある季節。それに備える派閥の本能」(党職員)というわけだ。いまだに参院選で当選した新人の争奪戦も続いており、研修会の目的は「数」を大々的にアピールすることにある。
とはいえ、派閥主導の人事を嫌う首相官邸側も黙っていない。当初は党役員の任期切れに合わせて9月末にも実施するとみられていた内閣改造は、早くとも年末まで先送りとなる気配が濃厚だ。人事にあわせた研修会などで「派閥、古い自民党が復活した」とのイメージが強まるのを警戒しており、官邸関係者は「年末までいって予算を組んだら、予算をつくった閣僚が答弁しないのはおかしいとの理屈もある。来春まで改造はないかもしれない」との見通しまで明かしている。
しかも9月の臨時国会は、自民党一強体制になって初の本格国会。消費増税、TPPなどの問題が山積する中、派閥の不満を抑えるには「人事を先送りし、飴をぶら下げ続けるのが得策」(党幹部)。
ただ、野党時代の3年のブランクもあり、以前なら大臣と言われた衆院当選5回、参院3回以上で未入閣の議員が60人近くいる。「あの小泉政権でさえ、1年に1回は内閣改造し、ガス抜きしていた。ほうっておくと暴発する恐れもある」(大派閥幹部)との声もあがっている。菅義偉官房長官ら官邸サイドも、「入閣待望組の声が強まり過ぎて党内抗争になるようなら改造する意向」(前出・官邸関係者)。この秋は派閥領袖の力の見せ所だ。高野山で研修しても、その内実は煩悩だらけなのである。
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