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2013年08月21日 天木直人のブログ
ついに公然と報道されるようになった。
きょう8月21日の各紙が一斉に報じている。
自衛隊がオスプレイを導入するため来年度の予算要求に調査費約1億円を導入すると。
一億円の調査費だからいいだろうとたかをくくってはいけない。
調査費を計上した後、本格的に導入する巨額な予算を要求し、実現する。
これは予算要求の常套手段である。
大量のオスプレイをいずれ日本は米国から買わされることになるのである。
その時は日本の財政はもっと苦しくなっている。国民の負担はもっと重くなっている。
そんな財政状況の中で巨額のオスプレイ導入予算が増えていく。
これは狂気の沙汰だ。
自衛隊がオスプレイを導入するという政策決定はどう考えてもこれまでのオスプレイに対する日本政府の対応から見れば矛盾する。
オスプレイは危険や騒音で住民に被害を与える新型輸送機だ。
だからこそ日本政府は米国に対し、安全の確認や厳格な飛行基準の遵守を求めて来た。
そしてそのような迷惑な新型輸送機の日本導入は、米国の日本防衛能力にとって役に断つからという理由で米軍が米軍基地に導入する事に限って認めてきたはずだ。
日米同盟で日本の防衛を守ってもらっているのだから沖縄住民や国民に犠牲を強いてきたはずだ。
それがいきなり日本も保有するという。
報道を見ると自衛隊が導入する理由の一つは災害の被災者救助や被災地復興の為だという。
とんでもない屁理屈だ。災害時の為に、日常生活に不安と迷惑をかけるオスプレイを日本が所有するというのだろうか。
悪い冗談だ。自衛隊がオスプレイを導入することは、明らかに日本の防衛政策を米国のそれと一体化させる目的がある。
これが本音だ。
「日米同盟の強化」といえば聞こえはいいが、それは自衛隊を米軍の指揮命令の下に、米軍の下請け軍隊にすることだ。
それはいうまでもなく米国の戦争にともに戦うという事であり、憲法9条の明確な否定である。
どちらにしても狂気の沙汰だ。おそらく米国に命令されたのだろう。
日本国民にオスプレイのアレルギーをなくさせるためには、米軍が使っているだけでは反発を買うから、自衛隊が使うのが一番だ、と。
このような狂気を許しているようでは早晩日本は取り返しのつかない国になっていく。
左翼が何を言ってももはや安倍政権には相手にされない。
今こそ日本の有力者たちの中から、それを止める人物が出てこなくてはいけない。
保守の中から正しい人たちが出てこなくてはいけない。
社運をかけて安倍政権の暴走を止めようとするメディアが出てこなくてはいけない(了)
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