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糸数慶子参議院議員『「平和の一議席」を確保して』
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/64124249.html
★孫崎享氏の視点ー<2013/08/20>★ :本音言いまっせー!
糸数慶子参議院議員は『「平和の一議席」を確保して』と題して
7月29日日本外国特派員協会で記者会見を行った。
沖縄検問の現在の考えを集約したものとして下記紹介する。
******************************
参院選沖縄選挙区の勝利は、平和を希求する沖縄県民の民意の勝利。
平和に逆行する安倍政権に対し、沖縄県民が私の「平和の一議席」を選択。
沖縄社会大衆党は、敗戦後の1950年10月に誕生。結党の理念は
「ヒューマニズム」。沖縄の政治を主導、また、革新共闘の要、
野党共闘の橋渡し、この間、沖縄県知事も輩出。復帰後の本土政党との
系列化の波にもまれながらも、土着政党としての位置を確認。
私が政治の道に進んだのは1992年。沖縄県議会議員を3期、
2004年に革新統一候補として参院選に初当選。
参院選に臨むに当たってのキャッチフレーズは「平和の一議席」、
この度の参院選においても、「今こそ平和の一議席を」。
「沖縄から日本がよく見える」という表現。日本政府、特に官僚や
その時々の政権が、何をたくらんでいるのか、沖縄をどうしようと
しているのか、本当によく見える。
沖縄の復帰は、平和憲法への復帰。
しかし、1995年の少女暴行事件、2004年の沖縄国際大学へのヘリ墜落事故、
歴史教科書における沖縄戦での「強制集団死」に関する記述の歪曲、
さらに民意を無視したオスプレイの強行配備と辺野古の海の埋立て
申請など、日本国憲法の理念である基本的人権の尊重、国民主権、
平和主義は生かされず、県民の命と暮らしは日々、脅かされてる。
日本政府の県民蔑視とも取れる無理解と傲慢さに怒りと悲しみ。
沖縄が切り捨てられた4・28の「屈辱の日」を「主権回復の日」とする
政府式典も侮蔑。日常的に起こる米軍人、軍属、その家族等の犯罪や
米軍による事故、何度これらに抗議する「県民大会」。
護憲の精神と、沖縄の「平和の一議席」をなんとしても死守が三度、
私に参院選への出馬を決意。
安倍政権は、憲法改定を公然と掲げており、危険な政権。
自民党の改憲案は、自衛隊を国防軍に改編し、集団的自衛権を行使して
「戦争のできる国」に。
国民の自由と権利を、政府が認める範囲内に制限。
先島への自衛隊の配備計画、米軍と自衛隊の一体化による日米軍事同盟
の強化、さらに集団的自衛権の行使への憲法解釈の変更の動きなど、
実体として憲法を超える動き。安倍首相の偏狭な歴史認識や教育政策、
靖国神社への閣僚などの参拝が中国や韓国との間で摩擦を生んでいる
ことにも強い危惧。
沖縄選挙区における参院選の争点は、県民に過重な負担を強いる米軍の
基地問題。特に普天間飛行場の移設問題とオスプレイの強行配備。
先の衆院選で当選した自民党議員と、同じく参議院議員が、当選した後に
「県外移設」の公約を破棄。一貫性を欠く自民党沖縄県連、
さらに「県外移設」をめぐる自民党本部と県連のねじれは、県民の理解
を得られなかった。
私は一貫して米軍基地の整理、縮小と、将来的には米軍の撤退による
全面返還。辺野古への新基地建設に向けた埋め立て申請は断固として
拒否すべき、新たな軍事基地は、沖縄の海にも陸にも、絶対に造らせ
ません。普天間飛行場の代替施設は「国外・県外移設」、オスプレイの
強行配備の撤回や高江へのオスプレイパッド建設も阻止。
嘉手納基地以南の返還計画も、内実は、沖縄の軍事拠点化をもくろむもの。
辺野古への新基地建設を前提条件とし、返還時期の不明確さや実行性の
乏しさ、さらに細切れ返還など、県民のための返還計画ではなく、
日米軍事同盟にとって都合のよい返還計画。
復帰40年を経た沖縄は基地問題のほか、数々の問題。
沖縄の新たな振興策は、県民所得の向上や雇用の創出、子育て支援などに。
TPP交渉参加は、沖縄の農畜産業に大打撃、地域経済が崩壊、過疎化、
離島の無人島化。断固反対。
沖縄の「平和の一議席」を生かし、安倍政権の暴走を食い止め、平和憲法
の理念を育み、県民の「いのち」と「くらし」を守り抜いていく。
みなさんもぜひ沖縄に来て、県民と対話して下さい。
◇
「新基地造らせぬ」糸数氏が外国特派員協会で講演
http://itokazu.exblog.jp/20114314/
糸数けいこの活動日誌
外国人記者らを前に米軍基地問題などについて講演した糸数慶子氏=29日、日本外国特派員協会
【東京】参院沖縄選挙区で3期目の当選を果たした糸数慶子氏(65)は29日、東京・有楽町の外国特派員協会で沖縄の基地問題などをテーマに講演し「沖縄に新たな軍事基地は、海にも陸にも絶対に造らせない。安倍政権の暴走を食い止める」と外国人記者を前に訴えた。
糸数氏は「(普天間の)代替施設は国外・県外へ、オスプレイ配備も撤回すべきだ。高江のオスプレイパッド建設も阻止しなければいけない」と語気を強めた。米軍嘉手納基地より南の返還計画については「内実は沖縄の軍事拠点化をもくろむもの。県民のための返還計画ではなく、日米軍事同盟にとって都合の良い計画だ」と強く批判した。
講演には外国人記者ら約30人が出席。尖閣問題や沖縄の独立などの見解を問う質問もあった。
尖閣問題については「尖閣は争いの種ではなく平和解決の土台とするべきだ」と指摘。沖縄の独立論については「(沖縄で)独立の話があるのは事実だが、なぜ県民をそこに追い込むのかが問題。いくら抵抗し、県民の民意が表されても日本政府が受け止めないから独立の話が出てくる」と説明した。
※「沖縄タイムス」2013年7月30日付けに掲載
講演の冒頭に選挙時の特別映像「すべてを沖縄のために−105秒でわかる、糸数けいこの思い」を見ていただきました。
(資料)
日本外国特派員協会・記者会見―2013年7月29日
沖縄は負けない --「平和の一議席」を確保して
参議院議員 糸数慶子(沖縄社会大衆党委員長)
日本外国特派員協会の皆様、こんにちは。お招きいただいたことに感謝します。
私は、沖縄の土着政党であります沖縄社会大衆党の公認を受け、社会民主党、日本共産党、生活の党、みどりの風の推薦をいただき、3選を果たすことができました糸数慶子です。
このたびの参院選沖縄選挙区の勝利は、平和を希求する沖縄県民の民意の勝利だと確信しております。平和に逆行する安倍政権に対し、沖縄県民が私の「平和の一議席」を選択したということであり、きわめて重い議席であると受け止め、国政において平和をリードしていきたいと決意を新たにしています。
沖縄社会大衆党、沖縄では社大党の略称で親しまれていますが、敗戦後の1950年10月に誕生しました。結党の理念は「ヒューマニズム」です。沖縄の政治を主導し、また、革新共闘の要となり、野党共闘の橋渡しとして活躍し、この間、沖縄県知事も輩出しました。復帰後の本土政党との系列化の波にもまれながらも、土着政党としての位置を確認し、今日に至っています。
その社大党の理念と平和への思いを胸に、私が政治の道に進んだのは1992年でした。沖縄県議会議員を3期務めた後、2004年に革新統一候補として参院選に臨み、初当選を果たしました。県議時代のキャッチフレーズは「もっとピース、もっとフェア」でした。真に平和な沖縄、公平、公正な社会の実現をめざし、政治家としての道を歩んできました。参院選に臨むに当たってのキャッチフレーズは「平和の一議席」で、この度の参院選においても、「今こそ平和の一議席を」と訴えました。
さて、「沖縄から日本がよく見える」という表現がよく使われます。日本政府、特に官僚やその時々の政権が、何をたくらんでいるのか、沖縄をどうしようとしているのか、本当によく見えるのです。沖縄の苦難の歴史と沖縄戦の体験は、県民に平和の尊さを育んできました。
沖縄の復帰は、平和憲法への復帰でありました。しかし、1995年の少女暴行事件、2004年の沖縄国際大学へのヘリ墜落事故、歴史教科書における沖縄戦での「強制集団死」に関する記述の歪曲、さらに民意を無視したオスプレイの強行配備と辺野古の海の埋立て申請など、日本国憲法の理念である基本的人権の尊重、国民主権、平和主義は生かされず、県民の命と暮らしは日々、脅かされています。
私は、日本政府の県民蔑視とも取れる無理解と傲慢さに怒りと悲しみがこみあげてきます。沖縄が切り捨てられた4・28の「屈辱の日」を「主権回復の日」とする政府式典も侮蔑にほかなりません。日常的に起こる米軍人、軍属、その家族等の犯罪や米軍による事故、何度これらに抗議する「県民大会」が開かれたことでしょうか。
このような護憲の精神と、沖縄の「平和の一議席」をなんとしても死守しなければという思いこそが三度、私に参院選への出馬を決意させたのです。
昨年暮れに誕生した安倍政権は、憲法改定を公然と掲げており、平和を願う県民にとっては極めて危険な政権と言わざるをえません。自民党の改憲案は、自衛隊を国防軍に改編し、集団的自衛権を行使して「戦争のできる国」になろうとするものです。また、国民の自由と権利を、政府が認める範囲内に制限しようとするものです。こんな憲法改悪は許せません。
それとともに、先島への自衛隊の配備計画、米軍と自衛隊の一体化による日米軍事同盟の強化、さらに集団的自衛権の行使への憲法解釈の変更の動きなど、実体として憲法を超える動きも進んでいます。安倍首相の偏狭な歴史認識や教育政策、靖国神社への閣僚などの参拝が中国や韓国との間で摩擦を生んでいることにも強い危惧の念を抱いています。
沖縄選挙区における参院選の争点は、県民に過重な負担を強いる米軍の基地問題です。特に普天間飛行場の移設問題とオスプレイの強行配備は重視すべきであります。先の衆院選で当選した自民党議員と、同じく参議院議員が、当選した後に「県外移設」の公約を破棄したことは、県民の負託を裏切るもので、断じて許せません。そのような一貫性を欠く自民党沖縄県連、さらに「県外移設」をめぐる自民党本部と県連のねじれは、県民の理解を得られませんでした。
私は一貫して米軍基地の整理、縮小と、将来的には米軍の撤退による全面返還を訴えてきました。辺野古への新基地建設に向けた埋め立て申請は断固として拒否すべきであり、新たな軍事基地は、沖縄の海にも陸にも、絶対に造らせません。普天間飛行場の代替施設は「国外・県外移設」であり、オスプレイの強行配備の撤回や高江へのオスプレイパッド建設も阻止しなければなりません。
去る4月に日米で合意された嘉手納基地以南の返還計画も、内実は、沖縄の軍事拠点化をもくろむものであります。辺野古への新基地建設を前提条件とし、返還時期の不明確さや実行性の乏しさ、さらに細切れ返還など、県民のための返還計画ではなく、日米軍事同盟にとって都合のよい返還計画なのであり、県民は、その返還計画の先にある沖縄の軍事拠点化を見抜いています。
復帰40年を経た沖縄は基地問題のほか、数々の問題と課題を抱えています。
沖縄の新たな振興策は、県民所得の向上や雇用の創出、子育て支援などに重点的に向けられるべきです。TPP交渉参加は、沖縄の農畜産業に大打撃を与え、その農畜産業を営む農家が支える地域経済が崩壊し、過疎化を生み、離島においては住民が島を離れ無人島と化します。断固として反対しなければなりません。
沖縄の現状は、基地問題をはじめ解決しなければならない問題が山積しています。常に沖縄の「平和の一議席」を生かし、安倍政権の暴走を食い止め、平和憲法の理念を育み、県民の「いのち」と「くらし」を守り抜いていきます。
いま私が述べた沖縄の状況をもっと理解していただくためには、みなさんもぜひ沖縄に来られて、県民と対話して下さい。私はもともと「平和ガイド」でしたので、いつでも案内してあげられます。しかも、無料で。ご静聴、ありがとうございました。
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