05. 2013年11月10日 09:43:26
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MLB:28連勝の田中、「1億4000万ドルの男」に?ドジャース、ヤンキースなどが関心 「黄金の右腕」田中将大(25)が世界のプロ野球界でホットイシューとなっている。 東北楽天ゴールデンイーグルスのエース・田中は今年、最多連勝の世界記録である28連勝(昨年からの4勝を含む)を立て、楽天を公式戦と日本シリーズで優勝させる原動力となった。さらに、日本のプロ野球界で投手にとって最高の栄誉である沢村賞を満場一致で獲得した。
早々に海外進出を口にしていた田中に、米大リーグの複数のチームが注目している。その中には柳賢振(リュ・ヒョンジン)が所属するロサンゼルス・ドジャースも含まれており、韓国のファンたちも関心を寄せている。
田中はアジアシリーズが開催される台湾(台中、15日−20日)でも爆発的な人気を呼びそうだ。楽天は当初、田中を出場させない考えだったが、主催者側から「田中を見たいと言うファンが多いので、ぜひ出場させてほしい」と強く要望され、姿勢を変えた。楽天の星野仙一監督は田中を出場させない考えだが、状況に応じてマウンドに上げる可能性もあるという。
□「1億4000万ドルの男」に?
2007年に楽天に入団して日本プロ野球界にデビュー、7年間で通算99勝(35敗、防御率2.30)を挙げている田中は、既に球団から海外進出の許可を得ている。ポスティング(非公開競争入札)を経て、来年大リーグに進出する可能性が高い。
米国のメディアは「田中はポスティング・システムを経た選手で最高額を記録するだろう」と報じている。ポスティング額で6000万−7500万ドル(約60億−75億円)、年俸も6年契約でほぼ同額ではないかという予想だ。総額で計算すれば1億4000万ドル(約140億円)前後だ。そうなれば、ダルビッシュ有が11年にテキサス・レンジャーズと契約したときの最高額である総額1億1170万ドル(=約111億円、ポスティング5170万ドル〈約51億円〉+6年間の年俸6000万ドル〈約60億円〉)をはるかに上回る。
だが、障害物はある。日本野球機構(NPB)と米大リーグ(MLB)はポスティング・システムを含めて選手契約に関する協定を新たに作成しているが、日本プロ野球選手会の意見が反映されていないとして協定締結が持ち越されている。新システムの導入が遅れれば、田中の移籍問題は来年初めにずれ込むかもしれない。
□ドジャースでの柳賢振の立ち位置はどうなる?
米国では「田中は先発陣の補強を希望しているロサンゼルス・ドジャースに必要なのでは」と言われている。田中は今季、1試合平均7と3分の2イニング(28試合212イニング)を投げながら防御率1.27という優れたピッチングを披露、先発ローテーションから外れたことは一度もなかった。
ドジャースは「先発トリオ」のクレイトン・カーショウ、ザック・グレインキー、柳賢振で今季ナ・リーグ優勝決定シリーズまで駒を進めたが、セントルイス・カージナルスに2勝4敗で敗れワールドシリーズ出場はかなわなかった。4人目の先発投手がいないという弱点に足を引っ張られた形だ。
だが、大リーグでも資金力のあるドジャースは田中のほかに、トレード市場に出された投手デビッド・プライス=タンパベイ・レイズ=にも食指が動いているという。プライスは今季10勝8敗だったが、昨年は20勝5敗でア・リーグのサイ・ヤング賞を獲得している。
ドジャースが田中やプライスといった大物投手を獲得した場合、柳賢振はどうなるのだろうか。ESPNなど米国のほとんどのメディアは、ひとまず柳賢振は来年も先発3人の中に入り開幕を迎える可能性が高いと見ている。柳賢振は、ナ・リーグ優勝決定シリーズなど重要な試合で印象的なピッチングを見せているからだ。14勝を挙げた今季と同じ活躍をすれば、その地位もしっかりと固められるだろう。しかし、もし開幕序盤からピッチングが安定しなければ、先発争いで振り落とされる恐れもある。
成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 ◓http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/09/2013110900609.html ◓http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/09/2013110900609_2.html |