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2013-08-16 陽光堂主人の読書日記
安倍は靖国神社に参拝せず、代理人を通じて玉串を奉納しました。米国の圧力に屈して、中韓などに気を使った結果ですが、何とも中途半端な形となりました。
靖国神社参拝に反対する人たちは、「A級戦犯が祀られているのに行くべきではない」と言います。しかし、A級戦犯(及びBC級戦犯)としたのは連合国であり、この点は確かに押し付けであり、受け入れられないと言う人たちもいます。手続き論としては理解できる話です。
問題は戦争の実態や経緯について蓋がされたままで、日本人自身の手によって総括が行われていないことです。個々人ではなく、国全体の取り組みとしてこれを行う必要があるのに、全くなされていません。
そのため、今の日本人は(当時の一般国民もそうですが)、何が問題なのかよく判っておらず、戸惑っています。来日したオリバー・ストーン監督は米国の犯罪を糾弾していますが、「日本人は戦争犯罪を謝罪すべきだ」とも発言しています。
ストーン監督自身の歴史認識もズレていますが、こうした齟齬が生ずるのは、歴史の真実が曖昧なまま放置されているからです。各国の政府は歴史の真実などには関心がなく、徒に政治的発言を繰り返しています。こんなことではいつまで経っても問題は解決しません。
政治的発言の典型は、「ユダヤ人600万人虐殺説」や「南京大虐殺30万人説」ですが、未だにこれを振り回す人たちがいます。無知でなければ、底意があってやっているとしか思えません。
安倍の祖父岸信介は、商工大臣として英米に対する宣戦の詔書に署名しています。それだけに大東亜戦争を否定することには抵抗があり、靖国参拝に対するこだわりがあるのでしょう。
しかしそれなら、堂々と米国に対しても異を唱えるべきです。「お前たちのやった東京裁判など受け入れられない」と言うべきですが、米国には従順で、オスプレイ配備を容認し、TPP参加を推し進めているのですから話になりません。
親米ポチなのに中韓と対立するから、米国戦争屋の手先と見做されるのです。もしそうでないなら、言動を一致させるべきです。祖父と同様、CIAのエージェントなら何を言っても無駄ですが…。
現憲法は敗戦の結果生まれたものですから、これを大々的に変えるというなら、政府として歴史認識を明らかにする必要があります。戦争に至る経緯から敗戦の顛末まで判る範囲で明らかにし、その解釈を国民に示すべきです。国民が納得すれば、改正もスムーズに進むはずです。
戦前の総括なしで安倍の唱える「戦後レジームからの脱却」はできません。もとより安倍は振り付け通りに踊っているに過ぎず、その背後には黒子がいます。彼らは有耶無耶の内にこの国を危険な方向に持ってゆこうとしていますが、もうそうした手法には限界が有ることを悟るべきです。
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