http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/517.html
Tweet |
http://electronic-journal.seesaa.net/article/371962720.html
2013年08月15日 Electronic Journal
陸山会裁判は、今や石川知裕氏の最高裁上告の結果にすべてが
かかっています。大久保隆規、池田光智両被告は控訴審の結果を
受け入れ、有罪が確定しているからです。おそらく精も魂も金も
尽き果てての有罪受け入れと思われます。
陸山会裁判1審判決で、石川知裕被告に対して、登石裁判長が
下した判決は次の通りです。
―――――――――――――――――――――――――――――
1.小沢一郎から4億円の借入金を不記載 ・・・・ 有罪
2.水谷建設から小沢一郎事務所へ闇献金 ・・・・ 認定
3.土地取得経費3億5200万円不記載 ・・・・ 有罪
―――――――――――――――――――――――――――――
「1」に関しては既に述べたように記載があるし、「3」につ
いても次の月に記載されている。それでも有罪とはとんでもない
判決です。はじめから「有罪ありき」です。
なかでもひどいのは「2」の「水谷建設から小沢一郎事務所へ
闇献金」を証拠もないのに有罪と認定していることです。実は検
察は2の立件は諦めていたといわれます。証拠もないし、矛盾一
色だからです。それがこの判決ですから、検察は大喜びだったと
いわれます。これによって、検察と裁判所が同じ穴のむじなであ
ることが証明されたといえます。
それでは裁判所はなぜあえて「2」を認定したのでしょうか。
それは、事件そのものが政治資金収支報告書の記載ミスという
形式犯であり、「2」を有罪に認定しないと、与党の国会議員を
含む秘書3人を逮捕・起訴した大袈裟な捜査と整合性がとれない
からです。そこには何としても「小沢を潰してやる」という官僚
組織の強い意思が感じられます。
そのミスター「推認」の登石裁判長の劣悪な判決をろくに調べ
もせず、弁護側の新証拠をことごとく却下し、2回で結審、1審
判決を支持した飯田喜信裁判長は、最初からそうすることに決め
ていたとしか思えない判決です。
このミスター「追認」の飯田喜信裁判長は、無実の人を有罪に
することで悪名高い裁判長なのです。東電OL殺人事件で逮捕さ
れたゴビンダ・マイナリ氏を有罪にし、15年間も長期服役させ
たあの裁判官が飯田喜信氏なのです。
飯田裁判長は、ゴビンダ氏が無罪になっても詫びることもなく
職を辞することもなく、平然と今度は陸山会の3秘書に有罪の判
決を下しているのです。とんでもない裁判官です。
問題は、最高裁はどのように決断するでしょうか。検察と裁判
所は親戚ですから、自分たちのムラの安全を守るなら、上告棄却
をすると思われます。
しかし、小沢一郎氏の検察審査会による強制起訴で最高裁には
大きな疑惑が出ているだけに、もし簡単に棄却すれば、石川氏も
黙っていないでしょうから、大問題になります。新聞、テレビは
例によって一切報道しませんが、その分ネットでは陸山会裁判は
大きな問題になっているのです。
それに石川知裕側の弁護士には、今年の1月からあの安田好弘
弁護士がついているのです。この弁護士は少しクセがあり、毀誉
褒貶の多い人物ですが、最高裁もマークしている強い弁護士であ
ることは確かです。
安田弁護士は、石川知裕氏の担当になると、控訴審に向けての
証拠集めでは大きく貢献しているのです。安田氏は、水谷建設が
全日空ホテルで石川氏に5000万円を渡した事実が虚偽である
ことの証明を試みたのです。
そのために安田弁護士は、次の3つの手帳(2004年分)を
手に入れたのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
1. 大久保隆規の手帳
2. 石川知裕の手帳
3.大手ゼネコン「鹿島」東北支店長の手帳
―――――――――――――――――――――――――――――
問題は10月15日の予定です。大久保氏の手帳は、その日は
午後7時までは予定が入っていないのです。石川氏の手帳も重要
な予定はなしの状態です。
一方、「鹿島」東北支店長の手帳には、午前中に水谷建設の水
谷功会長に会ったことが記載されていたのです。しかし、水谷建
設の川村尚社長は次のように証言していたのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
15日午前に1人で鹿島の東北支店(仙台)におじゃまし、
その後、新幹線で東京に戻り、水谷の東京支店で裏金を準備
して、全日空ホテルへ向かった。 ──水谷建設川村尚社長
―――――――――――――――――――――――――――――
安田弁護士は、「鹿島」の東北支店長から15日は水谷会長と
川村社長の2人と会ったことを聞き出し、そのことを川村社長に
突き付け、会長と同行していた事実と、それから東京に戻り、そ
の足で会長と一緒に三重県の本社に戻っていることを認めさせた
のです。つまり、その日は全日空ホテルに行っておらず、少なく
とも、小沢事務所への裏金の引き渡しはなかったのです。これは
川村社長が偽証したことを認めたことになります。
それなのに、なぜ、川村社長が10月15日にこだわったかと
いうと、検事から「裏金の授受は絶対に10月15日でないとだ
めだ」とくぎを刺されたからであることも白状しているのです。
安田弁護士は、水谷会長と川村社長の2人にそのことを認める
意見陳実書を書かせ、それを飯田裁判長に証拠として採用するよ
う求めたのです。
ところが、飯田裁判長はそれを含む87通の新証拠のほとんど
を却下したのです。もし、検察と裁判所がつながっていて、「小
沢は無罪でも秘書は有罪にする」という目標を共有していたとす
れば、裁判所は棄却するしかなかったのです。安田弁護士は判決
後の記者会見で、「これは裁判の自殺である」と怒りをぶつけて
います。このような状況で、最高裁でも同じことをすれば何が起
きるかわからないのです。 ── [自民党でいいのか/33]
≪画像および関連情報≫
●テレビマスコミが報道しない陸山会裁判
―――――――――――――――――――――――――――
陸山会事件の公判。次から次へと新事実が明らかになってき
た。それでもテレビは無視し続ける。それは何故だろう?週
刊現代で森功氏は、「5000万円は2回とも私の後ろの金
庫から出した」(水谷建設元経理担当常務)「ホテルのロビ
ーで、テーブルの下をスライドさせてカネを渡した」(元社
長)「ホテルのラウンジでは、ヨーグルトドリンクを注文し
た」(ダイナマイト業者)といった生々しい証言が飛び出す
たび、法廷は静まり返った。おまけに証言だけでなく、水谷
建設の経理資料など物証も証拠提出されている。これまで裏
金の授受について全面否認してきた小沢側は、絶体絶命のピ
ンチに陥っている。(中略)が、あれほど騒いでいたマスメ
ディアが、ベタ記事扱いとまではいわないが、全く無視して
いる民放のニュース番組などまである。もとよりニュースは
それぞれ報道現場の判断で扱いの大小が決められるものだ。
震災のせいで普段より扱いが小さくなるのもやむを得ない。
しかし、政界きっての実力者の重大事について、ここまで報
道が少ないのは、やはり不自然と言うほかない。(以下略)
という具合にマスコミが陸山会事件の公判を意図的に扱わな
い姿勢を批判している。この西松建設と水谷建設は福島原発
の工事を請け負っていた事まで明らかになってきた。
─「週刊朝日」6月3日号)http://bit.ly/1cpSBTs
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。