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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130814/plt1308140728000-n1.htm
2013.08.14
★海江田万里民主党代表
「包羞忍恥(ほうしゅうにんち=羞恥を耐え忍んでこそ、一人前の男であるとの意)」
民主党の海江田万里代表は、大惨敗した参院選後、続投を決めた心境をフェイスブックに、中国の詩人・杜牧の漢詩をあげて、こう続けた。
「求心力を失ったお前に何ができるか、代表を辞めて出直せとの叱責が起こるのも覚悟の上だ。しかし、私は羞を受け入れ恥を忍んで民主党の再建に目鼻がつくまで今しばらく代表職を続けさせてもらいたい」
漢詩好きの海江田氏ならではの言葉だ。しかし、衆院選と参院選で大敗した民主党内は、きれい事では解決つかないほど混乱している。
反海江田派の議員は「海江田氏では、党をまとめきれない」といい、海江田氏が抱える4つの爆弾を指摘する。
第1は、先の参院選で、党公認候補の対立候補を全面支援した菅直人元首相の処分問題だ。除籍(除名)の声が強かったが、最終的には党員資格停止3カ月で、「海江田裁定」は党内外に不満を残した。
第2は、輿石東参院副議長就任に伴う党参院会長選だ。海江田氏を支える輿石氏に近い郡司彰元農水相と、反輿石派の北沢俊美元防衛相の争い。結果、郡司氏が9票差で勝利し、党内外に「輿石院政」を印象付けた。
第3は、安愚楽牧場事件をめぐり、海江田氏が経済評論家時代に書いた記事を読んで出資し、損害を受けたとして、出資者が賠償を求める訴えを東京地裁に起こしていること。海江田氏の信頼が崩れつつある。
第4は、「海江田降ろし」を仕掛けようとした細野豪志前幹事長の存在。細野氏は、日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長と、みんなの党の江田憲司幹事長らと、野党再編を視野に公然と勉強会を立ち上げた。海江田氏は何のブレーキもかけられていない。
ただ、政治アナリストは「海江田氏にとって、細野氏らが前原誠司元外相らと新党を模索するのは好都合では。不都合な勢力を追い出す口実にもなる。輿石院政の下で、電機労連の大畠章宏幹事長と郡司参院会長と手を携えて労組系をまとめ、生活の党の小沢一郎代表や、みんなの党の渡辺喜美代表らと合流するつもりではないか」と語る。
海江田氏は12日、東北北部での豪雨災害後、安倍晋三首相がゴルフを楽しんだことを、「ゴルフをするなとは言わないが、タイミングがある。死者が出て、まだ行方不明の方もいる」と批判した。大畠氏も同様の発言をしており、現執行部として政権批判の材料にする狙いのようだ。
「輿石院政」や「小沢復活」に反対する反海江田派は、当面は静観する構え。民主党は年末に向けて、「海江田・輿石派」と「細野・前原派」で、分裂含みで動きだす可能性が強まっている。(田村建雄)
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