http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/493.html
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(回答先: 英紙が痛烈批判 「安倍首相は平和への脅威だ」 米は本気で日中戦争を懸念 (日刊ゲンダイ) 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 8 月 14 日 15:30:00)
虎の威を借りたスカンクのゲリゾー安倍が全世界から毛嫌いされている理由は、その狂気に満ちたおぞましさにあり、この非人間的なおぞましい政治姿勢を暴露したのが、月刊フナイに掲載されていた次の記事である。二人のジャーナリストによる対談の全文は以下のサイトで読めるが、異常心理のサワリの部分を書き出すと問題の所在が明らかになる。
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-4903.html#more
***おぞましさと結ぶ異常心理とアベジェクシオン
藤原 アベジェクシオンという言葉を提案するが、これは「おぞましい」とか「穢らわしい」という意味を持つ、フランス語のアブジェクシオン Abjection(※9)の言い換えであり、ジュリア・クリステヴァ(※10)が精神分析の用語として使っている。アブをアベに置き換えることによって、おぞましい政治という感じを付与すれば、安倍にまつわる嫌悪や卑屈の感じが、響きの中で唸っていると分かる。文学的には『悪霊』(ドストエフスキー著)の登場人物の心理で、『恐怖の権力』(ジュリア・クリステヴァ著)の中の解説によれば、禁忌しつつ魅惑される営みを意味し、排泄物的な汚物への嫌悪感と結びつくから、異常心理の政治的な状態を現しています。
本澤 何となく安倍のイメージにぴったりですが、もう少し具体的な内容に触れてみてください。
藤原 それではこんな例でどうでしょうか。哲学者のアントニオ・ネグリ(※11)ならば、「スターリニズムとカトリシズムの野合」と書き、歴史学者のA・J・P・テイラー(※12)教授なら、「ナチス・ドイツとソ連邦の軍事同盟」と表現するでしょう。
本澤 それなら非常に分かり易い? ちょうど自公体制や公明党と共産党が、かつて協定を結んだ例にもよく似ているし、アホノミクスよりはスマートな感じです。
藤原 そうでしょう。政治同盟に結びつく状況だけでなく、本来の意味は錯乱状態を表す言葉で、組織体や場所が持つ同一性や秩序が、おぞましい状態で破壊されてしまい、嫌悪感を呼び起こすイメージがあります。だから、安倍が平和憲法を憎悪して改憲を叫び、北朝鮮に嫌悪と怨念を剥き出しにして、理性的な対応が出来ない精神状態までも、アベジェクシオンの概念に含まれています。
本澤 欧米流の概念ですか。安倍が追求するものに共通しているかもしれません。それは安倍の頭の中にある超極右路線が持つ、異常性についての説明になりますね。ナチス体制での新秩序の支配により、軍事力や経済力は強化されたヒトラー時代のドイツに似ていますか。
藤原 たとえば、従軍慰安婦問題についての安倍発言が、全世界から拒絶反応で迎えられており、彼の驕慢な態度が日本への不信として、根強く残っていることに結びつきます。クリステヴァのアブジェクシオンには、兵隊たちによる婦女子への強姦や虐殺をはじめ、子供を殺して内臓を引き出すという、見るに堪えない行為も内包します。また、原発の放射能拡散の放置や売国行為で、国民生活を犠牲にする暴政まで含み、今の錯乱状態の政治とも結びつく。その意味では、安倍が日本の首相になってから、何をしようと狙っているかに関して、理性的な目で観察することにより、日本人は危機感を持つ必要があります。
本澤 私もジャーナリストの一員として、平和と軍縮を志向する立場から、そのことを痛感し発言して来ました。日本のメディアは財閥を擁護しているし、手にした既得権を守るために、批判精神を失ってしまっています。そして、権力監視をやめて権力に屈して癒着してしまい、正確な分析や提言の役目を果たさず、危機に連座している。自ら暴政を意識しない安倍政権が、不正選挙や世論工作で参議院選挙に勝てば、憲法改悪に乗り出すのは明らかです。そうなれば、翼賛体制の下で軍国主義を目指して、日本はいつか来た道を突き進むし、国民は不幸のどん底に転落しかねません。
藤原 本澤さんのような良心的な記者が、ジャーナリズムの世界から姿を消して行き、サラリーマン記者ばかりになれば、日本の運命は地獄と同じになります。その点でこれからも大変だろうが、健筆をふるい大いに頑張ってください。◎
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