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質問主意書の乱発が質問主意書の意義を潰すことになる (天木直人のブログ) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/485.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 8 月 14 日 13:26:23: EaaOcpw/cGfrA
 

http://www.amakiblog.com/archives/2013/08/14/
2013年08月14日 天木直人のブログ

 きょう8月14日の新聞に質問主意書に関する記事がいくつか報じられていた。すなわち山本太郎が最低賃金で働いた収入が生活保護の支給水準を下回る「逆転現象」について、それを改めるべきだと質問し、民主党の辻元清美や社民党の福島瑞穂が麻生太郎のワイマール憲法発言に関する質問をしたという。

 辻元清美はそのほかにも集団的自衛権行使容認に関する質問を行い、福島瑞穂はまた、憲法解釈を変更する場合の手続きや法的裏づけなど『聞いている。

 質問主意書は、国会議員が有する数ある特権の中でも最も威力を発揮する有用な特権だ。

 しかしその有用性はそれが国民のために正しく使われ、その結果を国民に正しくフィードバックされて国民が納得する形で使われた場合の話である。

 国会議員が他人の書いた質問主意書を使ってみたり、人から入れ知恵されて乱発したり、あるいは手柄を競って重複した質問を繰り返すようではかえってその価値を減ずる。

 この質問主意書を率先して乱発したのは鈴木宗男だった。

 外務省に恨みを晴らすという私怨のために、外務省に対して執拗に外務省批判の質問を繰り返し、政府の顰蹙をかった。

 しかし鈴木宗男の場合はご愛嬌だ。

 いまでも自民党に郷愁を抱く鈴木宗男の質問主意書など、適当にあしらておけばいいと政府は高をくくっているに違いない。

 ところが山本や辻元、福島たちの質問趣意書は違う。

 はじめから政府批判に向けられる。

 それゆえに官僚たちはまともに反撃にでるだろう。

 官僚たちは揚げ足を取られない形で巧みな返答を重ね、その一方で、同じような質問を、バラバラに繰り返す野党議員に対し、野党の間で良く相談して論点を整理し、同じような質問を繰り返すなと注文をつけたり、その回答がどのように有効に使われてきたのか、その実例を示せと迫るに違いない。

 野党議員がそれに正しく返答出来ない場合は、それを理由に税金の無駄遣いであるとして質問主意書の乱発を規制し始めるかもしれない。

 かくして野党議員は質問主意書を出す以上は、それを国民のために活かし、その結果を国民にフィードバックをして国民の支持を得られるようにつとめなければいけない。

 そうしなければ質問主意書の意義を損ねることになる。

 質問主意書を有効に使おうとする国会議員の足を引張る事になる。

 野党の政治家もまたその責任と能力が問われるということである。

 官僚相手に互角に戦えるブレーンが必要だということである(了)

 
 

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コメント
 
01. 2013年8月14日 13:32:08 : 7UROoEivBg
憲法解釈の見直し、答弁書で示唆 集団的自衛権で閣議決定
2013年8月13日 14時22分

 政府は13日の持ち回り閣議で、集団的自衛権に関する憲法解釈について「有識者懇談会での議論を踏まえて対応をあらためて検討したい」との答弁書を決定した。安倍晋三首相が、内閣法制局長官に集団的自衛権の行使容認に前向きな小松一郎氏を起用してから初めての見解で、憲法解釈の見直しを示唆した形だ。

 民主党の辻元清美氏の質問主意書に答えた。

 答弁書は「現時点で集団的自衛権に関する政府の憲法解釈は従来通りである」と説明。一方で「『安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会』で、集団的自衛権の問題を含めた憲法との関係の整理について検討が行われている」とした。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013081301001545.html


02. 2013年8月14日 13:33:35 : 7UROoEivBg
憲法解釈は慎重に=米国向けミサイルの迎撃困難−政府答弁書

 政府は13日の持ち回り閣議で、集団的自衛権をめぐる政府の憲法解釈は論理的な追求の結果であり、慎重に取り扱わなければならないとする答弁書を決定した。山本庸幸前内閣法制局長官が同局第一部長だった2007年、国会でこうした答弁をしているが、答弁書は「現在もこのような考え方に変わりはない」と強調した。民主党の辻元清美氏の質問主意書に答えた。

 また、社民党の福島瑞穂前党首が別の質問主意書で政府見解を変更した代表的事案をただしたのに対し、答弁書は憲法66条が規定する文民について、自衛官が含まれるとの解釈を1965年に含まれないと改めた例を挙げた。

 政府の有識者懇談会は2008年にまとめた提言で、米国へ向かう可能性のあるミサイルの迎撃を、集団的自衛権行使が許される対象とした。これに関し、両答弁書は日本の現在のミサイル防衛システムで、高々度を高速度で飛行する弾道ミサイルを迎撃することは「技術的に極めて困難」と断定。「第三国の防衛のために用いられることはない」ため、集団的自衛権の問題も生じないとした。 (2013/08/13-16:06)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201308/2013081300595&g=pol


03. 2013年8月14日 18:07:10 : BU3rKSkBeE
この人もやはり元官僚。

官僚を国民代表として選んだ覚えはない。


04. ダイナモ 2013年8月14日 23:20:54 : mY9T/8MdR98ug : 5RwHBaG4ss
>それゆえに官僚たちはまともに反撃にでるだろう。

これはひどい論法だ。
反撃が怖いから質問を自己規制せよとせまる天木は「官僚の手先」と言われてもしかたがないだろう。


05. 2013年8月14日 23:25:40 : APrj9VobTw
一度「官僚病」にかかると難治なんだな。
全快していると思わぬところで後遺症が出る。
「議員の方が官僚の都合に合わせるべき」とはね。

06. xyzxyz 2013年8月14日 23:38:40 : hVWJEmY6Wpyl6 : JI2Seycs4s
この件に関しては天木さんのいう通りでしょう。
同じような質問を繰り返しても、同じように時間をかけて反論、討議されて
時間潰しの道具として使われるだけ。
官僚側としては、極論すれば同じ質問を30本も出してもらって同じ議論、返答を
30回繰り返してタイムアップを狙って乗り切れるなら万々歳でしょう。

貴重な野党のアピール時間を、重複質問で同士討ちさせるかのような行為は
国民にとっても不幸なことだと思います。


07. 2013年8月15日 04:13:38 : 8edmQxe8lA
出された質問とその答えをホームページにアップしておけば、重複質問には大した手間もなく対応できる。
国民の代表である国会議員が出す質問主意書に規制をかける必要はない。

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