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2013-08-12 陽光堂主人の読書日記
尖閣諸島を巡る日中のせめぎ合いが続いていますが、状況はかなり悪化しているようです。中国側の報道が正しければ、尖閣周辺の海域の支配権は既に失われている模様です。
「チャイナネット」は、昨日付で次のように報じています。
(http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-08/11/content_29685424.htm)
中国が25日連続で釣魚島海域巡航 常態化で反撃
「中国海警2350」「中国海警1126」「中国海警2102」「中国海警2146」からなる中国海警局の船隊は10日も引き続き、釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺の中国領海内を巡航した。これにより釣魚島海域での中国側のパトロールは25日連続となった。中国新聞網が伝えた。
■25日連続で釣魚島海域をパトロール
共同通信によると、日本海上保安庁の巡視船は中国海警局の船4隻が10日午前9時前後(現地時間)に相次いで釣魚島周辺海域に進入し、約1時間後に離れたことを確認した。中国公船は前回7日から8日にかけて、過去最長となる28時間余り同海域にとどまった。中国公船による釣魚島周辺海域の航行はすでに25日連続となった。
中国国家海洋局ウェブサイトによると、「中国海警2350」「中国海警1126」「中国海警2102」「中国海警2146」からなる中国海警局の船隊は10日も引き続き、釣魚島周辺の中国領海内を巡航した。
■中国海警船の釣魚島巡航が最長記録を達成
中国海警船隊は7日から8日にかけて釣魚島周辺の中国領海内で権益維持と巡航を行なった。巡航中に発見した日本側の権益侵害船に対して、釣魚島の主権についての中国政府の立場を厳正に表明したうえで、排除を行なった。報道によると、中国海警船は釣魚島周辺の領海内に中国公船として過去最長となる1日以上とどまった。
中国外交部(外務省)の洪磊報道官は8日、中国海警船隊による釣魚島海域での権益維持と法執行に関する記者の質問に「釣魚島及びその附属島嶼は古来中国固有の領土である。中国公船の釣魚島海域での巡航と法執行は、固有の主権の行使である。日本側は歴史と現実を直視し、すべてのの挑発的言動を止め、問題の適切な管理・コントロール・解決のために的確な努力をすべきだ」と重ねて表明した。
■国家海洋局:重点島の法執行状況に関する検査を引き続き強化
中国国家海洋局は9日、重点島の法施行状況に関する検査を引き続き強化し、有人島と開発・利用中の無人島の検査カバー率を一段と高めるよう指示。国家海島監視観測システムの提供する開発・利用中の無人島の数と開発類型に基づき、特殊用途島、公益用島を含め法執行状況に関する検査を行なうよう指示した。
中国国務院は6月、国家海洋局の組織編成と機能について新たな指導方針、規則、制度を公布。国土資源部(国土資源省)国家海洋局、公安部(公安省)中国公安辺防海警部隊、交通部(交通省)中国海事局、農業部(農業省)中国漁政指揮センター、税関総署という乱立する海洋法施行組織の簡素化について、細部まで規定した。
香港紙「文匯報」は9日付記事で「領土や海洋権益などの問題はすでに日本右翼政治屋にとって戦後体制を変えるための新たな足がかりとなっている。だが日本の不法な『島購入』以来、中国公船による釣魚島海域での常態化巡航が実現し、対日反撃『コンビネーションブロー』における力強い措置となっている」と報じた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月11日 (下線は引用者による)
何と、領海内にいた日本の船が中国海警船に排除されたというのです。海上保安庁の巡視船は、一体何をしていたのでしょうか?
マスコミが大騒ぎしても可笑しくない事件ですが、殆ど報道されませんでした。米国に「騒ぐな」と言われたのでしょうか?
気になるのは記事にある「日本側の権益侵害船」の正体ですが、「TBS NewSi」は、9日付で次のように報じています。
(http://news.tbs.co.jp/20130809/newseye/tbs_newseye5405164.html)
中国外務省、“日本船が領海に侵入”と強烈な抗議
中国当局の船が、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入し、7日から丸一日以上航行したことについて、中国外務省は、「中国の領海に侵入した日本の右翼の船に対する法の執行」と主張し、日本政府に強く抗議したことを明らかにしました。
中国外務省の洪磊報道官は8日、インターネットのホームページ上に談話を発表し、「日本の右翼の船1隻が7日、釣魚島の中国領海に不法に侵入した」として、「中国海警局は権益を守るため法を執行した」と主張しました。
周辺海域では当時、沖縄県石垣市議らの乗った漁船が航行していたとの情報があり、「右翼の船」はこの漁船を指しているものとみられます。
そのうえで、洪報道官は「日本政府に厳正な申し入れと強烈な抗議を行った」ことを明らかにし、「釣魚島は中国固有の領土で、日本側は一切の挑発的な言動をやめるべきだ」と、尖閣諸島をめぐる従来の主張を繰り返しました。
石垣市議らが乗った漁船が排除されたようです。もう日本の船は近づけない状況になっています。この状態で中国人に上陸されたら、竹島の二の舞になります。
中国側の実力行使は時間の問題ですが、15日の終戦記念日に安倍が靖国神社に参拝するかどうかが一つの山場となります。安倍か麻生が参拝すれば、直ちに上陸すると思われます。
確信犯の稲田朋美が現職閣僚として15日の参拝を公言していますが、このクラスの参拝であれば、中国側は文句だけを言って行動には移さないと見られます。
例の香港の民間団体「保釣行動委員会」は15日の尖閣上陸を計画していましたが、当局に阻止され、延期となりました。(15日に台湾から出航する予定) 中国当局は、日本側の出方を探っているのでしょう。
ネトウヨには頭に来る展開で、「安倍は何をしているんだ!」と騒ぎ出すかも知れませんが、恐らく15日の参拝は見送ることでしょう。米国政府にも釘を差されていますから。
強引に参拝した場合は、対中戦争を決断したことになります。尖閣が奪取された場合を想定して、自衛隊は米国で上陸奪回訓練を行なっていますから、このシナリオも充分に考えられます。時期的には早すぎると思いますが…。
安倍政権としては、中国との緊張を高めて憲法改正や集団的自衛権の解釈変更に弾みを付けたいところで、瀬戸際まで持ってゆくことでしょう。しかし、そのまま戦争突入という事態も考えられます。
局地戦までは想定されているはずですが、状況は日本側が圧倒的に不利です。局地戦とは言え、戦争に突入すれば、中国在留邦人や日系企業に大きな被害が及ぶことになります。従来のような反日暴動では済まないでしょう。
現地企業や邦人を避難させた上でしか戦争などできませんが、冷酷無比な政権故、そんなことに頓着しないかも知れません。中国貿易が大きなウエートを占めているのに対立するなんて狂気の沙汰で、棚上げしておけばよかったのです。
日本の国益より米国戦争屋の利益を最優先している人たちが権力を壟断しているので、どうしようもありません。ただでさえ暑いのに、更にホットな展開になりそうです。
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