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2013/8/12 晴耕雨読
日米並行協議。
首席代表は外務省経済局参事官(大使)の森健良。
森代表の隣に座っていたのが宗像直子。
森健良は先月まで駐米公使だったが、宗像直子の夫も駐米公使。
森健良が駐米公使となったのは2010年7月。
駐米大使は2008年6月から2012年11月まで藤崎一郎。
森健良が駐米公使として米国へ渡ったのは2010年7月。
菅首相が所信表明でTPP交渉参加検討を表明したのは2010年10月。
安倍政権下でTPP交渉への参加が決まると、2013年7月に森は帰国し経済局参事官(大使)に就いた。
そして現在、森は日米並行協議の首席代表をつとめている。
今年5月に森健良駐米公使は「TPP最終合意にISD条項を盛り込みたいとする米国案を日本が支持している」と米側に伝えている⇒http://bit.ly/13EYx59
セミナーにはマランティスUSTR代表代行やカトラーらが参加していた⇒http://bit.ly/1ceNvcB
森健良が駐米公使だったときの上司(大使)は藤崎一郎と佐々江賢一郎。
現在の上司(局長)は片上慶一。
佐々江駐米大使は、2008年1月から外務審議官をつとめ、2010年8月からは外務次官をつとめた。
森健良、藤崎一郎、佐々江賢一郎、片上慶一は、TPPを推進してきた外務省のキーマンである。
日米経済調和対話は2010年11月の日米首脳会談において立ち上げが発表された。
日本のTPP交渉参加に関する日米事前協議が終わると佐々江駐米大使とマランティスが書簡を交わしたように、日米交渉における駐米大使の存在は重い。
日米経済調和対話設置時の大使は藤崎、経済担当の公使は森健良だ。
森健良は駐米公使時代、TPPを担当していた。
この日米研究の報告書の37ページ⇒http://bit.ly/132qkya に2011年2月9日という日付があり、そこに森がTPP担当であることを示す記述がある。
すなわち、2010年7月に米国へ渡った森健良は向こうでTPPを担当し、帰国してからは並行協議を首席代表として担当してるということ。
森は経済担当の公使だったので、日米経済調和対話も担当していたはずである。
いま東京で開催している日米並行協議は、日米経済調和対話の延長である。
森健良が駐米公使に就いたとき、大使は藤崎一郎(2008年6月〜2012年11月)。
岡田秀一経産省通商政策局長が米国にTPP(P4)に関心を持っていると伝えたのは2008年8月26日、10月13日にカトラーが来日、日米両国は水面下でTPPに関する話し合いをした。
駐米大使は藤崎一郎。
北岡伸一は、「TPPは政府の中では2008年の夏から本格的な勉強をしていた。
外務省での勉強会には私も呼ばれた」と語っている。
その映像⇒http://twitpic.com/c89oaf
2008年の夏、駐米大使は藤崎一郎である。
2008年夏からTPPの勉強をしてた政府。
同年11月のAPECでは二階経産相がTPPを進めるべきだと明言。
当時、外務次官は薮中、佐々江賢一郎は外務審議官、経済局長は小田部陽一、駐米大使は藤崎。
経産省では同年8月、岡田秀一が通商政策局長に就任し、宗像直子が通商機構部にやって来た。
宗像直子が通商機構部に来たのは2008年8月4日。
岡田秀一通商政策局長が米国にTPP(P4)への関心を伝えたのは2008年8月26日、岡田が同局長に就任したのは同年8月1日である。
以来、岡田と宗像はTPPに関与。
岡田は昨年9月に退職、宗像は現在、日米並行協議を担当している。
TPP政府対策本部員となっている宗像直子がどうしてコタキナバル(TPPマレーシア交渉会合)に行かなかったのか不思議に思っていたのだが、宗像は並行協議担当だったわけだ。
で、並行協議の首席代表は「TPPにISD条項を盛り込みたい米国を日本は支持してる」と述べた森健良(外務省経済局)。
「TPP最終合意にISD条項を盛り込みたいとする米国案を日本が支持している」との森健良の発言は、日本政府がISD条項を受け容れることを示している。
したがってISD条項では、ISDに反対している豪州とではなく米国と組むのだろう。
自民党はどうあれ、日本政府はISD歓迎なのである。
日本政府は「TPP協定により我が国が確保したい主なルール」の中にISD条項を入れており、以前からISD条項歓迎という立ち位置を明確にしている⇒http://bit.ly/Am40fu
森健良や宗像直子らが担当している日米並行協議。
外務省は並行協議について「TPP交渉と密接に関係しており、同じレベルの守秘でやっていく」と述べた。
TPP交渉の異常な秘密性が問題視される中、並行協議も同じレベルでやると外務省は言っている。
本当にこんなことやらせていいのか。
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