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投稿者関口博之
今回の議論は、ウィクリークスのスポークスマンでもあるアペルバウムの提言から始まる。
彼は、ドイツ憲法裁判所が2010年にコンピュータへの侵入を個人権利の侵犯と判決したことを踏まえ、理由なしの盗聴や家宅捜査令状なしの盗聴装置の設置を、ドイツ憲法裁判所はすぐさま禁止することを提言する。
それを容認することは、アメリカの共犯だと断言する。
司会者のマイブリットは、アメリカとの特別の暗黙合意を尋ねたのに対し、シュミトバウアは9.11テロ後の暗黙の合意を認めるが、最早政府だけではコントロールできない域にあると述べる。
何故ならマイクロソフトなどの巨大企業が、NSAの共犯者として背後に聳えているからである。
アペルバウムはこうした困難な状況を打開するために、政治の役割の重要性を指摘し、本質的な解決策として、オバマとメルケルの話し合いをこの素晴らしい討論番組のように、ガラス張りにして開くことを提案する。
ビットコムの業務代表のローレーダやバイエルン州内務大臣のヘアマンは、正攻法が困難なことから、データ保護はアメリカとの自由貿易協定に絡ませて守って行くことを指摘する。
しかしロボは、データ保護だけではなく本質的には憲法違反の問題であると追求し、さらにアメリカの引き起こした問題でドイツの連邦内務大臣が訪米し、最初から譲歩して、「どうかそれに関して公正であってください」と頼む、政治家のやり方では埓が明かないと糾弾する。
今日(8月9日)のウォール・ストリート・ジャーナルは、スノーデンの使用した個人情報の秘密が確保できる無料電子メールサービス社(ラバビット)が、アメリカ政府圧力で停止した事を告げていた。
ラバビットの代表は、「憲法のための戦いを続ける」と世界に向けて宣言した。
世界の市民はマイクロソフト、グーグル、ホットメール、ヤフーなどの巨大企業に支配されるのではなく、市民に奉仕させなくてはならない。
本質的な解決のためには、世界の市民一人一人が個人権利の侵犯に声を上げるべきであり、それを盛り上げ実現していくために、アペルバウムの言うオバマとメルケルのガラス張り中継議論に賛成だ!
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